自転車をパーツで選ぶ
ある程度自転車の仕組みを知っている人はこれをしたくなるはず! 「俺はこのハンドルを握りたいんだ!」とか「あたしサドルはバネ入りがいいの!」とか、マニアックな感じで選ぶと楽しいはず!
〜 フレームで選ぶ 〜
自転車の最もコアとなるパーツ。 「サスペンション」「折りたたみ機構」「取り付けられるタイヤ」などの様々な要素がフレームで決まるので、最重要パーツとも言える。 素材によって値段や重さや柔軟さが違ってくる。 軽いほうが速いのは当然として、柔らかいと乗り心地が良く硬いとスピードが出るらしい。 柔軟さは普通の人には気付かないレベルだと思うけど。材質 | 値段 | 柔らかさ | 重量 |
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クロモリ | 普通 | 柔らかい | 重い |
アルミ | 安い | 超固い | 普通 |
カーボン | 高い | マチマチ | 軽い |
チタン | 超高い | 普通 | 普通 |
〜 タイヤで選ぶ 〜
直径の大きい/小さい、幅の太い/細い、表面がツルツル/ゴツゴツが判断基準。 速く走るなら細いツルツルタイヤを、快適に走るなら幅広大径ゴツゴツタイヤを。直径が大きい | ○ 安定性に優れ、手放し運転(違法)もしやすい × 重いので漕ぎ始めが大変 |
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直径が小さい | ○ 軽いので漕ぎ始めが楽 × 安定性が悪くハンドルがガクガクし、段差からの衝撃が強い |
幅が太い | ○ パンク・スリップしにくく乗り心地がソフト × スピードを出しにくい |
幅が細い | ○ 空気パンパンにするとスピードを出しやすい × パンク・スリップしやすく乗り心地が固い |
表面ツルツル | ○ スピードを出しやすい × スリップしやすい |
表面ゴツゴツ | ○ スリップしにくい × スピードが出にくい |
〜 ハンドルで選ぶ 〜
アップハンドル:ゆったり走りたいなら | |
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○ ハンドル位置が高く背筋が伸びて上半身が楽 × 上体が起きて空気抵抗をモロに受けるので高速走行には向かない |
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フラットバー:とにかくシンプル | |
○ 特になし × 手首を内側にねじるので手首への負担がある × 横幅が広いので狭いところを通りにくい |
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ドロップハンドル:早く長距離を走りたいなら | |
○ 空気抵抗を減らす前傾姿勢を取れる ○ 握る箇所が多いので手のポジションを変えやすく手首が疲れにい × 前傾姿勢は首が疲れやすく腕に体重がかかって痛くなる × 前カゴを付けにくい |
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ブルホーンバー:ちょっと目を引くめずらしさ | |
○ ドロップハンドルほどではないけど手のポジションを変えられる × 前カゴを付けにくい |
〜 カゴで選ぶ 〜
前カゴと後ろカゴの違いは、前カゴは引ったくりに遭いにくく荷物に手が届きやすいけど荷物を積むとハンドルが重くなって操舵性が下がってしまう。 後ろカゴはハンドルが重くならないけど荷物が見えないので落としても気付かなかったりする。 前カゴでも重心のバランスを考えてハンドルの前部じゃなくて中央にカゴの付いた自転車もあったりする。
荷物を積みたいけどカゴ無し自転車が欲しいって場合は、小物程度ならサドルバッグやフレームバッグ(下の写真)で対応できるし、リュックサックしょえば大抵のものは運べるので、後からでもどうにかなるっちゃなる。 最終手段としては自転車用の荷車を使うという手もあるけど、どうなんだろうね。 ちゃんと走れるのかな。
〜 サドルで選ぶ 〜
下の写真の真ん中のサドルは ISM TOURING という特殊なもので、中央の溝が尿道の圧迫による痺れを低減させてくれるの♡ 男だけ? ただこのサドルは実際に使ったけど座りどころが掴めず、サドルの幅が広すぎて二股の先端がフトモモの付け根あたりに刺さって激痛を発生させるため、30 分も乗らずにお蔵入りさせてしまった。 がに股で漕ぐとかサドルを下げて足がベッタリ地面に着く感じで乗るとまた違うような希望も感じたけど、試してないから何とも言えず。 ともあれ、さすがにここまでバッチリ溝の入ったサドルは少ないけど、右のサドルくらいの溝(見にくい)でも結構違うので溝付きオススメ!
サドルには女性用もあるらしく通常のサドルより幅が広いらしい。 ママチャリなどは元々幅広サドルなので問題ないけど、ロードバイクなどの幅が狭いスポーツサドル自転車は女性用サドルを付けた女性用モデルを選ぶと良いカモ。