仙台への旅2013-04

 前回旅をしてからもう十数年。 あの頃は目の前にある自転車にただ乗ってるだけだったけど、今はインターネットの知識を借りて自転車を強化・改造しまくっている。 だったらその威力を試してみようじゃないか! という訳で、もう 2 年経ってるけど東日本大震災の傷跡を目に焼き付けに行くことにした。 全長 335km。 今回はスマホによるナビで迷うことの無いルート選択を! と言っても、Google Maps の徒歩ルート検索では砂利道とか自転車じゃ厳しい道を指定することもあるので、現地を見て現地で判断する必要はゼロにはならず。

1日目 自宅(9:30)→小山(15:30) 75km

 物凄い向かい風・横風にもマケズ走れる道では何とか時速 25km くらいで走って久喜で昼食休憩。 しかしその直後に膝痛だ! まだ 40km も走ってないよ! 京都旅の時と何も変わらない! 久喜を超えてからは遮蔽物のない畑のあぜ道みたいな所を走り強風の影響をモロに受け続ける。 ガニマタでペダルを漕ぐと膝の痛みが少ないことに気付いて距離を稼ぐも、まだ日も高いうちに痛みが激痛になったので、走るのを断念し明日の回復を期待して早めの宿を取る。 英断だよ! でもホテルのベッドで寝返りをうつ度に膝に激痛が走りあまり眠れなかった…

分かりにくいけど強風で一様に傾く菜の花?

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2日目 小山(8:00)→那須塩原(18:00) 85km

 昨日あれほど猛威を振るった強風はどこへいったのか! スタートを1日遅らせれば良かった…。 と言っても始まらないので、半分と回復しなかった膝痛に耐えながらガニマタで走り続ける。 昼には初日の宿泊予定地であった宇都宮に到着して駅前で餃子ランチ。 特別美味しいこともなく、むしろチーズ餃子は不味かった。 昨日は膝痛・強風による悲壮感満載だったけど、今日は夕暮れの田園風景の美しさを見て妙な幸福感に包まれながら走る。この日は登りの多いルートのはずなんだけど、以前の熱海峠の地獄と比べてか、膝痛でも全く大したことはなかった。 嬉しい悲鳴!

夕暮れの田園

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3日目 那須塩原(8:20)→本宮(17:00) 90km

 膝痛は大きく改善! しかし郡山を過ぎたあたりでパンク! しょうがないのでチューブを交換して百均のスプレー缶型空気入れで空気を入れてみたんだけど、これノズルの形状が変で全然空気入らないよ! 仏式バルブに英式アダプターはアカン? それでもギリギリ走れるくらいには空気補充できたので暫く走ってみたけど、また空気抜けてきた? 再パンク? 流石にもう諦めて自転車屋を探しに一番近い街である本宮に歩いて向かうも、水曜は自転車屋の定休日だったので仕方なく本宮で宿を取って明日に備える。 1 日たりともまともに走れない…。

パンク修理中…

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4日目 本宮(9:45)→仙台(17:00) 120km 終了!

 9:00 の自転車屋の開店に駆け込んでパンクを修理してからのスタート。 痛みの消えた膝痛の再発に注意しつつも、走れる道では時速 30km を 5 分維持したりと結構飛ばして走り、下り坂の多さや追い風気味だったこともあってようやく気持ち良い走りが出来た! 日が暮れる前には仙台に到着して温泉付きのホテルで一泊! タマラン!

 東京では散っていた桜も今日の道中ではまだ満開だったよ。

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被災地は

 仙台市街地から沿岸部へ向かって 10km ほど走った辺りで畑ばかりになり始め、更に数分走ると、どうもこれは畑ではなく津波の被害にあった場所だ、ということが分かってきた。 畑に見えたのは瓦礫もなく雑草が生えていたからで、津波被害地と分かったのは朽ちかけた建物を見かけたから。 こんな荒野が海まで数キロ続いてた。 海までは工事とかで行けず。

畑かと思ったら津波被害地だった

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