軽井沢→金沢2014-11

 目次 

 軽井沢へ行ったのが前回の旅。 でもそれは初日の膝の違和感による中断や、翌日軽井沢に到達するも雨で即とんぼ返りという消化不良感。 だから更にその先に進んでみることにしたよ! 軽井沢までは新幹線で移動する。 ルートは以下の通りね。 ひとまず金沢までを計画。

どんな旅にするの?

 今回は 1 日の走行距離を 100km 以内に抑えて余った時間でアニメの聖地巡礼をするのがテーマ。 観光自体は特に興味ないけどアニメの聖地巡礼なら少しはしてみたいと思えるから! 写真も多めに撮ろう。 あと試しに宿はユースホステル・ゲストハウスを使ってみる!

どんな自転車・装備で行くの?

 前回の軽井沢とほぼ同じ構成だけど、ユースホステル・ゲストハウスはアメニティの浴衣がないので簡単な寝間着を持っていく。 洗濯中に着る服がないからね。 あと服を干すハンガーがないと困るので折りたたみハンガーとか。

〜て、てな訳で旅の話を、す、するんだな〜

『1日目』 準備運動

 自宅から大宮までの 20km は自走で、大宮からは新幹線で軽井沢へ。 新幹線はたった 40 分で着いちゃう虚しさ。 (ルートを確認)

 軽井沢到着後はまず [あの夏で待ってる] の聖地巡礼として劇中で登場した喫茶店 [珈琲歌劇]↓でティーブレイク。

 続いてチャーチストリートにも行ったけど 2 階に上がれないって何だそれ! 冬で雪だから? むぐぐ…。

 気を取り直して初日に宿泊予定の [小諸ユースホステル] 向かって県道 80 号の浅間サンラインという平地区間の全くないアップダウンだらけの道を走り、15:00 に宿に到着(ルートを確認)。 でも着いてみたら何とこの宿は山中のロッジみたいな所で周りに店も何もないことが発覚! 当日飛び込みでも夕食を出してくれたから助かったものの、もしそれがダメだったら…。 ありがとうお母さん! この日は自分以外の客はいなくてこの手の宿特有のいわゆる団欒はナシ。 それはちょっと肩すかしながら、広い風呂を一人で使えたのは良かった。 料金は 1 泊 ¥3,900 + 夕食 ¥1,200 とそこまで安くはなかった。 そんなこんなの 44km でした!

↑小諸ユースホステル付近の景色。 馬がいたから写真を撮ったけど夕日で見えないね。

『2日目』 本格始動

 8:40 に宿を出て小諸駅を目指す(ルートを確認)。 20 分ほど下りが続いたので、小諸ユースホステルは相当標高の高いところにあったんだな、とようやく気付いた。 小諸駅に到着したら早速 [あの夏で待ってる] の巡礼ベースである喫茶店 [自家焙煎珈琲こもろ] に向かうも店が開いてないよ! 9:00 開店って情報を得ていたのに! 今 9:05 くらいだよ! しょうがないので先に駅の反対側の巡礼ポイント [懐古園] に向かう。 その途中に偶然別の巡礼ポイント [みはらし庭]↓ を見つけて写真をパシャリ。

 懐古園↓は着くには着いたけど入場料が必要とのことで、そこまでして巡礼する気概もなく踵を返す。 その程度の覚悟ってことだね!

 そんなこんなで 9:30 くらいに自家焙煎珈琲店こもろに戻ったらやった開いてる! 早速入店して店長?とオタク談義をしつつ [あのサンド] と珈琲で朝食。 沢山訪れるアニメファンにオタク話を聞くらしく店長はかなりの有識者だった。 そういえば小諸ユースホステルの外観もそうなんだけどこの喫茶店の写真も見当たらない。 撮ったはずなんだけどなあ。 しかたないのでたまたま目に止まった観光地的なアレ↓で茶を濁そう。

 小諸出発後は基本的に下り基調のラクな走りを続けて 11:05 に上田市街に到着(ルートを確認)。 [サマーウォーズ] にチョロっと出た上田市役所↓でパシャリ。

 上田城にも行こうかと思ったけど思っただけでそそくさと出発。 やっぱりどうにも観光は体に馴染まないなあ。 なんて愚痴を言いつつ、国道 143 号をひた走りつつ、途中で補給食のコンビニようかんを買いつつ、12:00 に青木村役場あたりから名前の分からない峠に突入。 時速 10km に満たない低速でジリジリ登り続けて 13:30 くらいに頂上に辿り着き、そのまま大過なく走って松本には 15:15 に到着。 久しぶりの平地! 平らって素敵ね! 嬉しくなって聖地でも何でもない松本城↓をパシャリ。 チョイ観光。 (ルートを確認)

宿は [バックパッカーズ松本の宿]↓ ってところにチェックイン。

 料金は一泊 2,500 円って何ソレ安すぎでしょ! アメニティもないし風呂もシャワーだけだし相部屋だしだけど、この値段は凄まじい魅力やね。 宿泊客はオーストラリア人 2 名と日本人 1 名に日本人スタッフ 1 名で、ようやくゲストハウス的な団欒にありつけた! 英語はサッパリわからなかったけどね…。 そんな感じで累積走行距離は 126km だったよ。 つまり今日は 82km ってことね。

『3日目』 冬の魔物

 8:40 に宿を出立。 自転車に乗ろうとしたらサドルが凍っててちょっとビビった。

 松本出立後は傾斜は緩いもののずっと登りでジリジリと疲労が溜まる国道 158 号線をひたすら走り続け、9:40 に上高地線の終点駅である新島々駅に到着 (ルートを確認)。 [しんしましま]ってちょっと響きがカワイイね。 何故か自販機の側面に上高地線の萌えキャラ↓がいた。 側面に隠れてるなんて奥ゆかしいのね。 つま先見えてないよ!

 コンビニはここで最後らしいのでまたようかんを補給しつつ、徐々に山らしくなる傾斜にヒィヒィ言いながら登り続けると、何と電光掲示板に通過予定の野麦峠が冬季通行禁止って表示されてる! おいおいこれはもしや冬の山を舐めちゃってた? この近代国家で雪による通行禁止!? 仕方なくルートを安房峠越えに変更した。 こっちは電光掲示板に何も書いてなかったし、何より他に道がないから。 ちなみに安房峠方面は多くの自転車ブログで「トンネルが多く道も荒いので危険」って書かれてたけど、実際に走ってみたら思っていたよりは全然平気な道だった。 確かにトンネルは多いし長いし路面は荒れ気味だったけど、トンネル内は歩道を走ればそこそこ安全だし、全てのトンネルに歩道があるわけじゃないけど交通量が少ないお陰で車道でも言うほど危険とは思わなかった。 警戒しすぎたのかな。 そんなこんなで引き続きヒィヒィ登り続けて安房峠道路という自転車通行禁止の自動車有料トンネルに 12:45 に到着↓ (ルートを確認)

で、安房峠方面はここから右後ろに道が分岐するんだけど、そっちを振り向いたら…

冬季閉鎖…通行止…なんとー!!! 八方ふさがり! いや正確には野麦峠と安房峠の 2 方ふさがりィ! 何時間登ってきたと思っとんじゃー! ……と、ここでしばらく放心します。




ヒッチハイクしか…あるまい……。 それしかあるまいよ! という訳で自転車禁止の有料道路を通過するべく 36 歳にして人生初のヒッチハイク。 車が来るのは数分おきで止まってくれるのは 5 台に 1 台くらい。 更に自転車があることを伝えたら断られたりと心が折れそうにもなったけど、何とか軽自動車の優しい殿方に自転車ごと運んでもらえた…。 拾ってもらえた! ありがとうあなたはきっと天国に行けます!! 地獄に行っても蜘蛛の糸ならぬブレーキワイヤーが垂れてきますよきっと!!!

 そんな幸運に恵まれて 14:00 に有料道路を抜けて車から下ろしてもらい、自転車を組み立ててまた走り始める。 その後はちょっと登りがあったり 2.5km のロングトンネルがあったりしつつも概ね下りのみ。 ペダルを漕がなくても進むけど体が冷えて寒いから無理やりシャカシャカ足を回しているうちに 16:00 に高山に到着 (ルートを確認)

早速 [氷菓] の巡礼地である [喫茶店バグパイプ]↓ でミックスサンドと珈琲を注文。

今日の宿はバックパッカーズ松本の宿で紹介してもらった [ゲストハウスとまる]↓。 2,800 円とここも激安!

夕食はゲストハウスとまるで紹介してもらった居酒屋 [有楽庵]↓ で飛騨牛焼肉定食 ¥1,000 を食べる。 確かに飛騨牛は旨い…。

 有楽庵では店長?とオタク談義をしつつ、氷菓に出ていた招き猫像があることを聞いて店を出た後に見に行きつつ、行っては見たけど招き猫がサンタクロース像↓に置き換わっていつつ、そんな感じで夜の街をフラフラ散歩。 道行く人は日本人より外国人のほうが圧倒的に多かった。 さすがは飛騨高山じゃな。 散歩後は宿に戻って宿のスタッフと団欒しつつ就寝。 累積走行距離は 220km だから今日は 94km ね。

誰なんだお前は…。 白目むいてんじゃねぇ!

『4日目』 おあずけ

 6:30 に起床してまずは氷菓の聖地巡礼を。 宮川にかかる不動橋↓ね。 神山高校のモデルとなった高校前にも行ったけど、劇中の古い橋は新しくなって面影が無くなっていた。

 ひとしきり巡礼をした後は朝から開店している高山ラーメンの食べられるお店 [お食事処かじばし] で朝ラー。 で、本来ならここから自転車で走り出す訳なんだけど、今日は昨日の教訓を踏まえて山越えはせずにバス輪行で高山→白川郷→金沢と進むことにした。 なので早速バスターミナルでチケットを取ろうとしたら、高山→白川郷までは問題ないものの、白川郷→金沢への輪行できるバスが予約制で満席! う〜ん……うむむ……う〜ん……帰ろう! また春に来よう! という訳で新宿まで走る輪行のできる高速バス ¥6,690 で一路東京へ。 バス下のトランクルーム?に自転車を突っ込むのだ↓

途中トイレ休憩で停車した平湯温泉バスターミナルは巡礼地だったみたい↓

 バスは高速と名が付く割には松本までずっと下道を走行。 というか昨日走った道をまんまなぞってるやん。 折角走ってきたのにちょっと複雑。 そんなこんなでバスに揺られること 5 時間少々、高速の府中乗降場↓でバスを降りる。 凄いね高速道路にバス停があるんやね。

階段を降りるとそこは一般道↓

 という感じで府中からは自走で帰宅。 しめて 250km なり! 終了でっす! (ルートを確認) それにしても今回はアップダウンだらけで足が削られたのか全然スピードが出なかった。 いつもなら登りでも時速 10km/h は出るのに、今回の登りは 7~8km/h くらいの体たらく。 今朝起きたら軽い筋肉痛にもなってたし、どうにも走りはイマイチだったなあ。 修行が足りぬ!

『旅を終えてみて』 高速バス編

 高速バスはかなり使えることが分かった! 事前に輪行の可否を聞いておくことと時間がかかることさえ踏まえておけば、新幹線の半額弱で移動できてしまう素晴らしいコストパフォーマンス。 強いて言うなら、トイレ休憩が 10 分くらいなのでパーキングエリアでの買い物が難しく、必要な物は予め買っておかないといけないのがネックやね。

『旅を終えてみて』 冬の山編

 標高が 1,000m を超える山は 11~4 月は通れないかもしれない! 事前の情報収集は必須じゃ!

『旅を終えてみて』 ゲストハウス編

 安い! の一言。 一人で退屈な夜を過ごすこともないしね。 でもアメニティの浴衣がないので寝間着が必要になることを考えると、荷物を増やしたくない自転車旅にはやや不向な面も。

『旅を終えてみて』 ユースホステル編

 ゲストハウスと比べるとあまり安くはないけど、風呂があって若干ホテルに近い雰囲気だったので、比較的安定した一夜を過ごせるような気はする。 一晩泊まっただけやけどな!

『旅を終えてみて』 膝痛編

 二日目の青木村の峠で若干の違和感が発生したけど、急いでシップを貼ったらその後は問題なし! 膝痛克服出来たかも! 出来てないかも! 分からぬ!

そんな感じで雪解け時期の旅の再開を誓ったり誓わなかったりしつつ、今回の旅は終了でっす!

更新情報
自転車弄り
旅・ツーリング
データ的な
独り言
問い合わせ
スマホ表示
…通信中…
旧デザインに戻す