軽井沢への旅2014-09

　猛暑をキッカケに夏の過ごし方を考えたのが去年の夏。 凍らせたペットボトルを抱えたり、漫画喫茶に行ってクーラーを浴びたり、でも全然ダメだ！ 抜本的に涼を求めるしかない！ という訳で夏だけ避暑地生活の序章として、その涼しさを体感しに軽井沢へ行くことにしたよ。 とはいえ今夏はそれほど暑くないし、雨も多く自転車旅には不向きだったけど、コレを逃したらまた 1 年待たなきゃならないので行ってみることにした！

Google Maps の最短距離は 126km だった。 頑張れば 1 日で行けちゃうから旅とはちょっと違うのかな。

どんな自転車で行くのか

　Latido Ai-26 カーボンフレームをベースに、パナレーサークローザープラス 26x1.25 を履かせた手組み 26HE ホイールにロングアーチキャリパーブレーキを合わせつつ、ママチャリ風のアップハンドルにエアロバーという変則的な構成。 以前はリアキャリアに荷物をそれなりに詰めたけど、今回は大容量タイプではあるもののオルトリーブのサドルバッグのみ。 あと小さなウエストバッグ。 トップチューブにぶら下がっているのは輪行袋のツアーバッグ Air。 着替えもなし。 程々に軽装！

〜てなてな訳で旅の話を〜

初日出発！

　9:00 に出発してまずは熊谷を目指したよ。 このルートは最短距離ではないんだけど、一旦荒川に出れば 50km くらい走りやすいサイクリングロードが続くので選択してみた。 なんて甘く見てたら途中で道を間違えて入間川に入ってしまった！ でも地図にしてみると大したロスじゃないね。

　入間川から方向転換した辺りで左膝前部に違和感が発生。 最近膝の調子は良かったのにまた走行距離 35km くらいでコレって、何で毎回毎回旅の初日に膝が痛くなるの！ ペース配分が不味いのかな。 前回は 1 日 100km 以上走るって自分ルールを設けていたけど、今回は初日に膝痛が発生したら即時中断という自分ルールを決めていたので、結局最後まで明確な痛みにはならなかったけど熊谷で中断することにした。 無念…。

中断なので輪行で帰ろうとしたら

　自転車を分解する工具を持ってき忘れた！ 輪行できない！ でもだからといって自転車で戻るのは膝痛での中断の意味が無いし、先に進むにも輪行工具が無いと帰りも走らなきゃならないし、もうどうにもならず自転車を熊谷に置いて単身電車で家に帰った。

↑自転車は駅前にあった駐輪場に駐めた。 しかしこのタイプの駐輪場は前輪スポークに凄い負荷がかかると思うんだけど、CX-RAY なんて華奢なスポークでこんなことやって大丈夫かな。 怖いのでタオルを挟んでクッションにしておいた。 効果あるかわかんないけど…。

二日目 熊谷 8:40 出発

　本当なら膝を休ませるために何日か間を空けたかったんだけど、膝の違和感が消えていたのと自転車の盗難が怖かったので、頑張って朝 5:30 に起きて 8:30 には熊谷に到着。 自転車は盗まれずに残っていた！ 良かった！ という訳で 8:40 に熊谷を出発。 国道 17 号線の中山道をひたすら走り続け、高崎あたりで今度は左膝外側に違和感が出たので湿布を貼りつつ、膝を労りながらもそのまま走り続けて安中に到着。 中山道は程々に道幅もあり程々に交通量も少なく結構走りやすかった。 歩道は強烈な段差の続く場所があって悲惨だったけど…。

高崎郊外の写真。 緑がいっぱい！

安中で昼食

　マクドナルドとすき家があったのですき家で牛丼を食べる。 スマホのバッテリーが尽きかけていたので予備バッテリーに交換しようとしたら、何と予備バッテリーを持ってきてないことに気付いた！ 迂闊すぎるぞ今回の自分!! マクドナルドに入っていれば充電できたかもしれなかったのに残量 11% とはなんてこったー!!! 山道で迷ってスマホ地図見れないとかシャレにならないなあ。

安中駅前にあった秘密工場的な巨大建造物。 空に写ってるのは鳥ね。

気を取り直して碓氷峠へ

　安中からちょこちょこアップダウンのある道を 10 数キロ走り、電車が通る最後の駅である横川に到着。 そして碓氷峠に突入！ 箱根峠に比べたらラクショーって情報がネットにあったけど、26km 登りっぱなしで楽な訳無いッショ！ 死ぬほど疲れたよ！ ま、立ち漕ぎしないと登れないような急勾配はなかったし、交通量もかなり少なかったので、箱根に比べて楽ってのはその通りだけど。

横川駅前にて。 ここから先はバッテリー節約のため写真は撮ってないよ。

碓氷峠制覇！ 軽井沢へ！

　時速 10km/h くらいの低速で黙々と登り続けること 2 時間ほど、ついに群馬王国国境を抜けて碓氷峠頂上へ！ そしてその 10 分後には軽井沢に到着し、人気(ひとけ)のない山道から一転してオシャンティーライフ満喫集団に囲まれる。 てか雨降っててメチャクチャ寒い！ 埼玉の気温 28° に対して軽井沢の電光掲示板は 16° と、ウインドブレーカー持ってこなかったら凍え死ぬところだった…。 そして遂にスマホのバッテリーが切れる。

結局とんぼ返り

　軽井沢で一泊しようと思っていたので、中軽井沢のドコモショップまで走ってスマホを充電しつつ宿を検索したら、何と手頃な値段の宿が全く見つからない！ 最安 1.4 万円を払ってツインルームに一人で泊まるか、このまま新幹線 (¥5,000) で帰るか迷っていたら、ドコモショップのテレビで流れていた天気予報で軽井沢は明日も雨ということを知る。 大金を払って雨の観光地を散策する気にもなれず、すんなりととんぼ返りを決断できたよ…。

帰路

　中軽井沢から軽井沢へ戻って、今度こそ自転車を分解して輪行袋に収納して新幹線に乗車！ しかし大宮で新幹線を降りたら通勤時間にかち合ってしまった。 自転車という大荷物を抱えて通勤時間の満員電車に乗るのはムリなので、大宮からは自走で帰宅することにした。 そういえば、大宮駅を出たら「ムワッ」とした熱気が肌を覆い、「やっぱり軽井沢は寒いんだなあ」とすっかり忘れていた目的を思い出す。 ふう。

総括

　軽井沢は寒い！ 雨が降ってたってのもあるけど、それを考慮してもやっぱり寒かった。 それと普通に暮らしてる人が沢山いた。 夏だけ金持ちが来る場所ではなかったのね。

　あとアニメ「日常」の登場人物の名前は群馬の地名から取られていることが分かった。 つまり今回の旅は聖地巡礼的な何かだったとも言えるような言えないような…。 でした！

オマケ

後半の写真がないので碓氷峠でのソイジョイ休憩を絵にしたよ！