受け入れた事、受け入れなかった事2021.01.10
自転車に限らず多くの道具も人の世もどんどん変わっていきますなあ。 その変化を受け入れる時もあればそうでない時もある。 人生とはそういうものでしょう?
クリンチャー・チューブラー
チューブラーはリムが軽いのが魅力的ながらパンク修理がほぼ不可能な点が受け入れられずクリンチャーに戻った。 Giant が出してるチューブレス用の外側から貼るパッチが使えればまた違うかもしれないけど、内側にチューブがあるチューブラーには多分使えないし、アレ高いよね。 ちなみにチューブレス・チューブレスレディはどちらも使った事無いです。
スレッド・アヘッド
アップハンドルにエアロバーを装着させた嵩張るハンドル (図) を使う自分にとってボルトを 1 つ緩めるだけでハンドルを外せるスレッド式は輪行が楽になるので凄く魅力的。 でもフレーム毎にフォークコラム長が決まっているからフォークを交換しにくいので自転車弄りたボーイ (42歳) の自分には大きなデメリット。 そんな一長一短だけど、スレッドな車体の減少により時代の流れに逆らわずアヘッドを選択。 ただアヘッドも最近はコラム下側のサイズが乱立状態でフォーク交換の自由度が下がってきたのでコレならまたスレッドに回帰してくれたらなと思っている。
ショートクランク
160,155,135mm を試した。 短くすると相対的に前乗りになってパワーが出しやすくなるものの、ギア比が重くなるせいで登りがシンドいし、サドルが上がるから脚付きも悪くなったりするので、無理して短くする必要は無いというのが現時点での結論。 でもソレはショートクランクに適したギア比や BB ハイトの製品が無いからで、ソレがあったらまた違う結論を出すかもしれない。 短い方が体の上下動が減って立ち漕ぎしやすかったし。 短い方が足を回しやすいかどうかについては深い前傾姿勢を取らない自分には良く分からなかった。
太タイヤ
流行る前から 700x28c の太タイヤに移行していた。 だって細タイヤ乗り心地悪いんだもん。 26mm でも空気パンパンにしてタイヤを膨らませとかないと溝に嵌まるし。 でも最近は安く手に入ったからと 25mm を使ったりもしている。 まあでも 23mm や 21mm を使っていた頃を考えると 25mm でも随分とマシ。
ビンディングペダル
最初は効果が良く分からなかったけど使い込む内にジワジワと好きになってきて今では近所のコンビニに行くとか以外はほぼ使っている。 踏む筋肉だけでなく引き・上げの筋肉も使えるし、パワーロスの少ない固い靴底でもツルツル滑らず踏めるのが素敵。 歩きにくさはロード用の SPD-SL ではなく MTB 用の SPD を使い、立ち転けの危険性は咄嗟でも外れてくれる脱着の緩いやつを使ったりすれば、デメリットはかなり抑えられる。
ホローテック
スクエアテーパー → ホローテックは使ってすぐ素直に喜べた変化。 取り外しが楽だし BB の軸長とクランクの組み合わせによるチェーンラインのズレを気にしなくても良い (んだよね?) し。 逆にスクエアテーパーには軸長を変えられるというメリットがあるものの、今の所そのメリットを有効に使える状況が自分には思い付かなかった。 ホローテック右クランクが保管時に場所を取るデメリットは今の所は保管しなきゃならない余分は持っていないので問題は表面化せず。 オクタリンクは使った事無し。
前乗り
何気なくシートポストを逆向きに付けて前乗りをし始めて以来前乗りの虜。 踏み込みに体重を掛けやすくなるのでパワーが上がる。 ただし、サドルが高く前に出るので脚付きが悪くサドル前に腰を落としにくくなったり、上体が前に倒れようとするのでエアロバーの肘置きが無いとハンドル荷重を支える腕が疲れるなど、デメリットを考えると程良い前乗り具合に抑える必要はある。 逆に後ろ乗り用の車体も作ったけど踏み足に体重を掛けにくいのでパワーが出ない。 引き足に足の重みを使いやすいので引き足だけで漕ぐなら後ろ乗りの方が良いと言えば良い。
ワイドリム
700c で内幅 17mm の Stan's Notubes Alpha340 と 19mm の KINLIN XR-22T を試した。 Alpha340 はあまり良く覚えてないけど XR-22T はタイヤ嵌めが恐ろしく固く、内幅 15mm の X-KEYMET XR-19W にしたらスルッと嵌まったので消極的にナローリムに戻る。 走りに変化は感じなかったし。 お手頃価格でタイヤ嵌めの緩いワイドリムがあったら試してみたい。
変速段数の増加
リアスプロケは 8s → 9s → 10s → 11s(予定) と小刻みな段数増加を繰り返してきた。 でも正直段数はそんなに要らんです。 重量が嵩むしリアハブのオチョコも酷くなるし。 でも段数の少ないスプロケは低グレードでむしろ重かったり変速域が狭かったりするし、アルミフリーに食い込まないスプロケが 10 段以上でしか見つからなかったりで、消去法で多段化追従をしてきた。
フロントは瞬間的な最高時速が 40km/h でやっとの自分なら 700c だと [前:34t] [後ろ:11t] [ケイデンス:100チョイ] で間に合うからフロントシングル。 ただ同じギア比でもアウターを使った方がパワーが出るような感覚を味わった事があるのでフロント多段に回帰しようかと思いつつも面倒でそのまま過ごしている。
ディスクブレーキ
ストレートプルスポーク
ストレートプルは 1 回だけ組んだもののその後は使わず首折れ J ベンドに戻る。 ストレートプルの方が剛性が高いとか首折れしにくいとかで性能自体は良いらしいけど、リムとハブの厳密な適合が必要で組み手の創造性を奪うので好きになれなかった。 首折れはリムとハブの穴数のズレも工夫次第で組み合わせられるのです。
そんな感じでした。