弄りまくった自転車のジオメトリを調べてみた2024.12.15
今乗っているグラビエは 27.5 インチホールのクロスバイク (海外ではハイブリッドバイクとも)。 でも前輪だけ 26 インチにインチダウンしつつ、フロントフォークもクロスバイク用フォークから 700c ロードフォークに交換しているので、元々のジオメトリーから結構変わってるのですよ。 さて記事のネタもないしソレを計算してみるぞい。 凄く分かりにくい内容となっております。
シート角が何度立ったか計算しよう
それには肩下が元々よりどれくらい下がったかを知る必要がある。 フロントフォークの交換では肩下が 400mm から 370mm になったから 30mm 下がりつつ、ホイールのインチダウンは

画像は Giant の公式サイトから拝借。 肩下低下はリアハブを軸とした円運動なので直線で 47.5mm 移動した訳じゃないけど、誤差程度と判断し直線としました。 画像の肩下低下具合は画像内のシートポスト径 27.2mm から算出して 47.5mm くらいになるようにしております。 底辺 の 940mm は実際にメジャーで測った数値。
で、ココから底辺と高さから角度と斜辺を計算を使って算出した角度は 2.8928048940447° となり、シート角もコレと同じだけ動いたとすると、グラビエの元々のシート角 73° に加算して 73 + 2.9 = 75.9° となります。 コレ同じだけ動くよね? 間違ってたらスマン。
シートポスト逆付でサドルを前に出してもおりますから

左から「①初期状態」「②肩下低下後の状態」「③肩下低下からのシートポスト逆付を正付けにした状態」のシートラインに線を引きました。 ほんでそれぞれの線の間隔のピクセル数を測ったら「①→②」と「②→③」の距離はほぼ同じだったので、①→② と同じぶんだけ ②→③ も動く訳です。 よって最終的なシート角は 73 + (2.9 x 2) = 73 + 5.8 = 79.8° となります! いくつもの誤差が混じった計算なのでザックリ値ね。 それにしても約 80° って我ながら凄いシート角だ。
ホリゾンタルトップチューブ長も測ろう

と言ってもコレは実際にメジャーで測るだけやね。 大体 550mm でした。 元々の 565mm より 15mm 縮まった。 ヘッド角よりシート角の方が立っている一般的な自転車は前下がりに回転すると HTT は縮まるからね。 続いて、550mm はシートポスト逆付け状態での数値なので正付けにした状態で考える↓

と、大体 45mm くらい前進。 つまりシート角 79.8° の車体として見た HTT は 550 - 45 = 505mm となります! コレもザックリだぞ!
BB ドロップは

「リアハブ→BB」の距離と「フロントハブ→BB」の距離が画像で測ると 221px と 317px だったから比率は約 41:59。 肩下の低下 47.5mm の 41% が BB に掛かってくるので BB は元々の位置より 47.5 x 0.41 = 19.475mm 下がる。 元々が 70mm だから現在の BB ドロップは 70 + 19.475mm = 89.475mm となりまっす! あ、コレはリアハブ起点の値です。 前ハブはインチダウンで下がっているからね。
BB ハイトは

メージャー計測によると 240mm。 今は知らないけど自分がジオメトリを見漁っていたひと昔前は BB ドロップが 70mm ロードバイクは 270mm がよくある値だったので、そこから -30mm とかなり低い。 流石にコレだけ低いと一般的なフラットペダルじゃ頻繁にべダルを地面にガリッとさせるので、自分の使うクランクブラザーズのキャンディのような小ぶりなペダルでないとマトモに走れないんよね。 キャンディでも結構ガリるし。 でもこんなにシート角が立った自転車でもサドルに座ったままでも足が付くのは善き。
でした
頻繁に誤差が混じり込む正確とは言い切れない計算だけど、大体「シート角:79.8°」「HTT:505mm」「BBハイト:240mm」という、シート角と BB ハイトが極端な自転車に乗っているという事が分かりました。 いや極端な事は知ってたけど数値として出せました。 もしオーダーフレームを注文する場合はこの数値が役に立ちそうだ。 です!