シュワルベ コジャック 26x1.35 フォールディング2024-09

　先日グラビエの前輪に履かせていたサイクルグランボアのシプレ 650x32B のサイドが崩壊して使用不能に。 その流れで色々なタイヤを見ていたら、650B じゃないけど 26HE の新タイヤを試してみたくなった。 それが SCHWALBE KOJAK 26x1.35 フォールディング。 だ！

買った店は

　Sowaka Online Shop 楽天市場店にて２本セットで ¥10,400 なり。 並行輸入品との記載有り。 国内だと重いワイヤービード版しか無いけど海外通販も視野に入れればフォールディング版は今のところ問題無く手に入る。

実測重量は

　カタログ値は 295g に対して実測は 313.2g と 315.7g の平均 314.45g とサバ読み気味。 Aliexpress で見かけた画像でコジャックを乗せた秤(はかり)が 317g と表示していたのは正しかったか。 今使っているクローザープラス 26x1.25 の 205g と比べるとかなり重くなるけど、太タイヤ低圧運用に心を奪われている自分には 1.25 インチ幅と銘打ちながら実際は 1.1〜1.2 くらいと細いクローザーはイマイチなんよね。

平幅は

　タイヤを平らに潰して測った平幅(ひらはば) (ケーシング幅とも) は 85mm くらい。 クローザープラスが 78mm だからソレより太いのは確実だ。

触った硬さは

　ヘニャヘニャなクローザープラスと比べてトレッド面は明らかに硬く分厚いので対異物踏みパンク性能は上がりそう。 サイドはクローザーと同じか少し厚いくらいで柔らかい。

装着！

　履かせたのは軽量ママチャリの TR2 の前輪。 タイヤサイドの推奨空気圧表記は 4.0~6.5bar だけど、内幅 18mm リムに 4bar だと 33mm で 6bar は 34mm なり。 カタログ値は 35-559 だし計算しても 25.4mm x 1.35 = 34.29mm だから、ココでも悪い方に少しサバ読み。 いやでもリム内幅も影響するし使い込めば広がるからこの程度ならそうとは言えないか。 想定より太くて車体に入らないなんてなったら困るだろうし。 やっぱりリム内幅何ミリと空気圧何 bar でタイヤ幅が何ミリになるのかの表が欲しいぜ。 最低でも平幅表記を。

チューブは

　こないだパンク修理したばかりの TPU チューブをそのまま使用。 スーパーパッチ修理から約１ヶ月経過後も生存です。 昔ブチルチューブにこの手のパッチを使っていた時は暫くするとミミズのように空気が漏れる溝が出来てきたりしたけど、その気配も無く密着しているようです。 善き。

付けやすさは

　素手でスルスル嵌められた！ 善き善き。

実走！

　今まで履いていたクローザープラスの 4bar と比べて 6bar にしたからか少し軽く転がる気がする。 クッション性はあまり変わらない？ つまり全体的に良し。 続いて 2bar まで空気を抜いたら…うーん 6bar との違いが余り分からない。 転がりは少し悪化した…かな？ いや同じくらい？ クッション性も小さな段差じゃ余り差は分からず。 けど縁石や木の根に突っ込んだ時の衝撃は大幅に減った。 一切抜重せずに縁石に突っ込んだら軽いリム打ちの感触があったのでクッション性は 1.5 インチには及ばないけど、総じて善き。

持ち上げた感じは

　グラビエのフォークを 770g から 370g にした時はハンドルを持ち上げて前輪を浮かせると軽くなったのを体感できたけど、今回の約 110g の増量では差は殆ど感じなかった。 まあそんなモンやね。

総合すると

　クローザープラスは 1.25 幅と言いながらそれよりかなり細いので低圧運用には向かないに対し、kojak は低圧もそれなりにイケるので総合力高し。 ただ、1.5bar でも全然リム打ちしない 1.5 インチ幅タイヤのような圧倒的なクッション性や、kojak よりも前後で 220g も軽いクローザーのような尖(とが)りは無し。 無難という表現がピッタリかな。

でした

　アチラを立てればコチラが立たずでそうそう理想には届かんやね。 クローザープラスをそのままボリュームアップしてくれれば 1.5 インチでも 300g 程度に収まってくれそうだけど、無いものはしょうがない。 そうだこの過程で色々なタイヤを調べたので載せておきましょう。 実測幅については全て 4bar での計測です。

*Aliexpress で秤に乗せた数値が載っていた