キャリパーブレーキ取り付け位置を下げる2024-09
現在 700c ロードフォークに 26HE ホイールを履かせている関係で、アーチレングス 72mm の超ロングアーチキャリパーブレーキ XMFOX にオフセットシューカートリッジを組み合わせて使っております。 ただアーチ長が長くなり過ぎるせいでブレーキワイヤーの引き量を減らさないと制動力が落ちてしまう。 でも引き量を減らすのは難しいし減らしたら減らしたで様々な弊害が。 という訳でブレーキ取り付け位置自体をもっとリムに近付けてアーチ長を減らそうじゃないかい!
こんなん作りましてん
部材の重量は 62.5g なり。 使わなかった枕頭ナットの 3g を引いて 59.5g の増量。 もう少し軽量化は出来るかもしれないけど、大幅な減量は難しいかな。
図解
こうね。 アルミ
平角棒の加工は
アルミ平角棒を金鋸で 45mm に切断しーの、百均で買ってきた C 型クランプでガッチリーの、最後にドリルでズギュン。 穴径はブレーキ本体の主軸 (フレームorフォークに差し込まれる棒ネジ部分) の M6 と同じ 6mm。 こういう場合大抵は 6.1mm とか 6.2mm とかの穴を開けないとキツくて差し込みにくいはずだけど、ドリルがブレて穴が少し広くなったのかピッタリ入った。 ドリルビットはいきなり 6mm ではなく 2mm → 4mm → 6mm のように広げていった。 柔らかいアルミとは言えいきなり 6mm は掘るのが大変だったんよね。
装着!
ブレーキ本体がセンターに来ないと一旦バラす必要があったりとか、ブレーキの取り付け位置が下がったからアウターケーブルを少し長い物に交換する必要があったりとか、思っていたより時間は掛かったけど無事終了です。
走ってみるぞい
おぉ一気に効きが強まった! 今までは最低限を少し下回る制動力だったけど、今回の処方で強過ぎず弱過ぎずのほぼ理想的な効きになってくれた。 ココまで理想に近付くとは最高か。
問題は耐久性
コレばかりは使い続けんと分からんやね。 走行中に下を向いてブレーキを見ながらブレーキを掛けてみたけど、
XMFOX の懸念点
↑このアームがガクガクする現象は確認していたけど、今回は高ナットを締め込んだらブレーキ側の主軸根本のワッシャーも一緒に回って締め込まれてしまってブレーキの動きが渋くなる現象に出会った。 2つある XMFOX の片方だけしか起きなかった現象だけど、どうにも XMFOX は出来が悪いのかもしれない。 お金を出せるなら DIACOMPE BRS202 の方が良いかも。 リターンスプリングを弱められないという欠点は有るけど。
でした
2週間使ったけど歪みは出なかったので、このままコレ、名付けて「キャリブレ下げ魔具」を使い続けましょうとも。 最大の懸念点はカーボンフォークにコレを付けている事やね。 壊れる時はフォークの方が割れる気がする…。 激しい走りはせんとこ。 です!