フリーパワーに試乗してきたぞ2018.10.28
文字数節約のためフリーパワーの何たるかは検索して調べてもらうとして、結論から書くと、超低パワーで踏むなら少し楽でありつつパワーを掛けて回すとヘタるとなりました。 なお今回の感想は 40 歳の中級サイクリストである自分の個人的なもので、ちょっと乗るだけの人やレースに出るような人はまた違う感想を持つかもしれないですよ。 試乗スペースも短いスロープはあったものの直線が最大で 30m 程度の挟さだったので、長距離だとまた感想が変わるかも。
さて前置きはそれくらいにして、パワーを掛けると駄目ってのは、内部シリコンの反発力が弱いのか沈み込みのストロークが短いのか、ちょっと踏むだけで一瞬でストローク分が全て沈み込んでしまうので、ペダル 1 回転中に一瞬だけコクッとトルクが抜けて回転のテンポを崩すだけの装置になっていると思う。 回すペダリングをしていると上死点で足を前に出すだけでストロークを使い切ってしまうんよ。 それなのにアシスト感は全く感じない。 ソフト・ミディアム・ハードのどれも同じ感想。
そこでちょっと発想を変えて、足の重みをペダルに乗せるだけの超低パワーで漕いだら「コクッ」という落差が無くなって回転が滑らかになり、踏み込みの軽さの割には前に進む感触があった。 ペダルをまんべんなく回すんじゃなくて踏む時だけ軽く踏むようにすれば 20% くらい体力消費を抑える効果がありそう。 という事は 2 回目の試乗訪問でようやく気付けた事なので、今までの走り方を忘れてフリーパワー脳にならないとそのポテンシャルは活かせないのかもしれない。 街乗りだけのチョイ乗りユーザーなら最初からスムーズに馴染めるんかな。
そんなこんなを纏めると、現状のフリーパワーは自転車に乗り込んでいる人には向かないと思う。 対して、パワーの弱い子供やお年寄りが低パワーで踏むだけのペダリングをするには適しているかもしれない。 知らんけど。 現状で出せる結論はこんな感じやね。
それにしても、どの試乗車もサドルを最大まで上げても身長 172cm の自分にはまだちょっと低かったので、正確な検証にはなってないかも、という懸念は残る。 あと店舗によるかもしれないけどフリーパワー車と非フリーパワー車の乗り比べが出来ないのが検証には致命的なので、自分も 2 回目はそうしたけど、自前のママチャリ持参で乗り比べること推奨やね。
まあ何はともあれ今は新しい発想に触れられた喜びを噛み締めたい! でした!