夏を程々に涼しく走る方法2023.8.19

 昔は熱中症なんて言葉を聞く事も無いくらいだったけど、昨今の夏は灼熱ですなあ。 自分も何度か熱中症になりかけた。 というかなった。 ソレでも走るために試行錯誤をしてきたので、その方法を纏めておこうかな。 チョロチョロと書いてはいるけど複数の記事に分散してるから。 さあではいつもやっている儀式の手順を解説ですよー。

その1.大容量魔法瓶に真水を

 BiKASE(バイケース) ABC ケージに 1L 魔法瓶のサーモス FFZ-1000 をぶっ刺します。 写真のダウンチューブ下のヤツね。 ミノウラマルチケージ MC-2000 でも 1L 魔法瓶は装着できたけど、重量・固定力・脱着の手間などを総合的に考えると ABC ケージが最適だと思う。

その2.長袖を着てシャワーを浴びる

 家を出る前にシャワーで服やズボンを濡らしておきます。 半袖だと露出した素肌部分の水がすぐ乾いてしまうので長袖推奨。 熱を反射しがちな白っぽい服なら直射日光を防いでくれる長袖の方が涼しいまである。 風通しの悪くない服なら。 手袋は手のひら側を濡らすとハンドルの握りが滑りやすくなるので注意。

その3.走る

 服に染み込んだ水が走行風を受ける事で蒸発し、蒸発時の気化熱現象でヒンヤリするので涼しくなります。 走る速度が速いとかなり涼しくて快適ね。 乾くのは早くなるけど。

その4.服が乾いたら魔法瓶の水を掛ける

 15 分前後で乾いてしまうのでその度に。 完全に乾いてしまってから掛けると服が水を弾いて無駄に(こぼ)しやすくなるので、もし乾いてしまったら「心臓を捧げよポーズ」を取って腕と胸の間に水を注ぐと零しにくい。

その5.常に公園の水道を探す

 1L 魔法瓶があれば 1 時間は持つので、その間に水道を見つけて服を濡らしつつ魔法瓶に水を補給すれば永久機関となります。 コレにて説明終了! 完結!

登りには弱い

 速度が出れば出るほど涼しいこの作戦は、当然スピードが落ちる登りじゃその恩恵は減るですよ。 肉体負荷も高いから体が熱を発して熱中症になりやすくなるし、コレばっかりはどうにもならんやね。 夏は登らないようにしよう。

魔法瓶じゃないとどうなるか

 昔ダウンチューブ下に普通の自転車用ドリンクボトルを付けていた事があったけど、路面からの照り返しを浴びたボトルの中身はホカホカに熱せられていて、体に掛けた瞬間の熱さは中々のモノだった。 走ればすぐ涼しくなるけど、1 分くらいは余計に暑くなる覚悟が必要。

悪夢の汗疹(あせも)

 まだ服濡らし法を編み出していない頃、多摩川にザブンと入ってから自転車で帰路についたのです。 ほんだら太もも前部に大量の汗疹が! 濡れて太もも前部に引っ付いた短パンが汗が汗腺から出るのを阻害して汗疹になってしまったのでは、と推測。 生地が厚めだったので保水量が多くナカナカ乾かなかったんかな。 なので常にヒタヒタに濡れているとマズいかもしれない。 その後同じ現象は起きていないけど、あの(おびただ)しく敷き詰められた汗疹を見た瞬間のゾワッと感は何となく覚えている。

でした

 本当にこの「服濡らし気化熱ひんやり作戦」が無ければ夏は走れなくなるトコロだったよ。 転じて室内でも「服濡らし扇風機ひんやり作戦」でエアコン無しの生活を送れております。 まあでも面倒くさいんよね。 自分の場合は魔法瓶をダウンチューブ下に指してるからソレを取るために一旦自転車から降りないといけないので。 でもコレが現時点での最適解だッ! です!

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