ミノウラマルチケージ MC-20002021-09

 サーモスの 1L の大型魔法瓶の車体取り付け方法はマジックテープ式が一番なんやけど、手前に引っこ抜くからフレームバッグに引っ掛かりやすいのがイマイチなんやな。 ので違う方法を試してみる事にしたぞい。 そこで選んだのがタイトルのヤツね。 ヨドバシで \2,000 チョイ。 実測重量は [全て込み:122g] [土台のみ:78g] [バンド単体:22g] となりました。 ブラックバーン OUTPOST CARGO CAGE より華奢なぶん軽いバージョンってとこかな。 あと安い。 取付ボルトが付属しないエコ仕様は小物部品が余りまくってる改造狂にはイイネ。 無駄な不燃ごみを減らせる。

取り付け

 ↑まずは土台を装着。 ボルトを差し込む穴が前後?に 2 箇所あるのである程度位置を調整できるのが素敵ね。 ドリルを使って穴を開ければ更に細かく調整できるでしょう。 続いて取り付ける物体に合わせて予めバンドの長さを調節↓

そんでバックルをバチッと嵌める↓

フレームバッグにもギリギリ干渉せず収まってくれた。

バンドの余りは

 プラプラしてるけど特に走りに影響は無さそう。 足に引っ掛かりそうなものだけど以外に平気ね。 カットせんで済みそうやでー。 フロントディレイラーとか使ってると巻き込まれそうではある。

固定力は

 1L 魔法瓶に水を満タンに入れて走ってたら段差で衝撃を受けると「ガチン」と音がするようになった。 どうやらバンドが緩んでくるっぽい。 このままだとアレやね。

もう少しシッカリ止めよう

 キツくするのは当然として、余ったバンドのブラブラをゴムバンドに通して押さえ付けてブラブラせぬようにした。 「カットせんで済んだー」とか言ったけどゴムバンドで止めとけば良かっただけやないですか。 危うく不可逆加工をしてまうトコロやったで…。 で、そしたら完ぺきになったっぽい? 20km 走っても一切緩まずガチガチ音もしない。 最初にちゃんと手間を掛けてバンドを調整しろって事やね。

脱着の手間は

 取り付けに 2 回バックルをパチパチ。 外すのにも 2 回バックルをパチパチ。 つまり 4 パチが必要なので当然面倒です。 外すだけなら片手で出来るからそこまでの手間じゃないけど、装着は両手じゃないと無理やね。 固定力を高めるためにキツくしたバンドのバックルの嵌め込みは手に少し力を込める必要があるから。 結果、走ってる最中にボトルを取って飲んで戻すなんて芸当は到底無理。 いや挑戦すらしてない。 もしかしたら出来るかもしれないけどする気を起こさせない感じやね。

 まあ自分は自転車に乗っている時は常にマスクをしているし、ヘルメットに付けている大き目のバイザーが飲料を飲む時にボトルに引っ掛かるから、走行中に片手でマスクとバイザーを外して水を飲むという芸当自体が難しいので必ず自転車を止めてから水を飲んでいた。 なのでこの手間は自分にはそこまで大きなデメリットでは無しです。 4 バチが面倒な事には違いないけど。

外した時に下のバンドが落下する可能性も

 上のバンドは台座に引っ掛かるけど、下のバンドはそのままストンと落ちる可能性がある↓

↑何とか引っ掛かって落ちずに済んだ例ね。 なので下のバンドは一旦土台を外してボルトとボルトの間に装着してみた↓

 そしたらカチカチ音がやや復活! 固定力が下がってしまったようやね…。 という訳で元に戻しつつ、バンドの余りを挟む 2 つのゴムバンドを二重に重ねて土台の棒と棒の間に挟む事でやや固定して落下を防ぐようにした↓

うんバッチリやね。

バンドは軽量化できる

 マジックテープ式のバンドにすればもっと軽くなる。 1L 魔法瓶にはかなり長めのヤツの重量が 9g だったので、仮に丁度良い長さのヤツが 7g としたら 22-7=15x2=30g の軽量化だ。 マジックバンドの方が絶対緩まないし付属バンドより良さそうな気はする。 試してないけど。 もしかしたら繰り返し使える結束バンドでも代用可能かもしれない。

というか

 適当なボトルケージの 1L 魔法瓶に引っ掛かる部分をカットしてマジックバンドを 2 個付ければコレを買う必要無いじゃないかー。 その方が土台も軽量化できるし。 まあでも MC-2000 の方が長いし位置調節も出来るから大物を取り付けるならコッチの方がエエか。

気を取り直して評価は

 中身満タンの 1L 魔法瓶 1.3kg チョイも問題無く保持できる固定力・包容力は素敵。 重量はボトルケージの 20~40g と比べて 122g と 3~6 倍重い。 値段は安くも無く高くも無く。 脱着はボトルケージとしては異様に面倒。 そんなこんなで評価は (ホシ1.5個) かな。 脱着が面倒過ぎるので (ホシ1つ) にしようかとも思ったけど、無加工で 1L 魔法瓶に使えるホルダーは貴重なので評価は中間ですよい。 今までの他の方法よりは多分耐久性もある…はず。

でした

 雨続きでまだコレで 100km と走って無いので調整後のバンドの緩まなさは絶対とは言い切れないけど、ひとまずは問題無さそうやね。 9 月に入って急に涼しさを飛び越えて寒くなったので既に 1L という大容量も保冷力も必要性は減ったけど、大容量も保冷もその重量増加を無視すれば春夏秋冬関わらず有った方が良い要素だし、耐久性も知りたいので当分コレで走り続けましょうかね。 です!

※追記

 やっぱり純正バンドは小マメな締め付け調整が必要になるっぽい。 50km に 1 回とか、脱着 10 回に 1 回とか、多分そんな感じ。 コレはイマイチなので一応マジックバンドも試してみた↓

 が、バンドを締めようと引っ張ると引っ掛かりが無いからバンドがクルクル回ってしまって締めにくい! 片手で輪っか部分を押さえてもう片手でバンドを締める必要があって結局両手を使わにゃならず。 ドッチに転んでもアカンので評価は (ホシ1つ) に下げましょう。 小マメなバンド調整の苦労を厭わない人向けやね。

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