前:26HE、後ろ:700c その22021-12

 確か BB ハイトが高すぎて足付きが悪かったと記憶している随分古い 700c クロスバイク SPECIALIZED(スペシャライズド) SIRRUS(シラス) のフレーム。 コレを生かそうと、前輪を 26 インチにインチダウンして車高を下げる為のホイールを組み、ソレに合わせるフォークとブレーキを用意したのが前回。 今回は最後まで組み上げてて試走もするぞい!

完成図

 こんなんなりました。 前:26x1.5 / 後ろ:700x25 で BB ハイトは 260mm と自分好みの低めになってくれた。 けど前輪の 1.5 インチは今回使った普通のロード用 700c フォークには太すぎて擦るかもしれないからもう少し細くしないとアレなので、そうなると BB ハイトは低くなり過ぎるかもしれない。 あと前後異径だからパンク対処用の予備チューブが 2 種類必要になってまうね。 課題山積。

走ってみたら

 前ブレーキがママチャリ並みに効かない…。 逆に後ろは強め。 このシラスは Tern Link A7 と同じく前が超ロングアーチキャリパーで後ろが V という構成だけど、ブレーキの効き具合も [前:弱い/後ろ:強い] ってトコロまで Link と同じ。 超ロングアーチキャリパーブレーキは対応したレバーが無いせいで効きが弱く、V ブレーキは知識を持った人が取り付ければ必要以上に制動力を強く出来る、という理論は確定させて良さそやね。

 しかし効きの弱い前ブレーキは何とかしたいから Link のように Litepro のレバーにドリルで穴を空けて低レバー比化したいけど、ゆるポタ用にしている Link と違って高速走行もする予定の大径車であんな強度的に怪しい改造をしたら、急制動でギュッ!とレバーを握った時に折れてしまいそう。 一応シューは効くと噂の SWISS STOP FLASH PRO BXP を使ったのだけれどもまだ効きは足りない。 うーん。

早く走れる?

 アップハンドル故に前傾姿勢を取るには腕を大きく折りたたまないといけないので、その姿勢を長時間は取れず必然的にスピードも出ない。 仕方なし。 諦めて時速 20km/h くらいで走ってます。

つま先が前輪に接触しなくなった

 コレは大いに期待してた事だけど、前輪の外径が小さくなった事でつま先がタイヤに引っ掛からず快適! ハンドルを切る度に足の位置を考える必要が無いって素晴らしい!

総評

 スピードを出しにくく前ブレーキも効かないので、現状はゆるポタ専用機の域を出ないかな。 前傾姿勢はハンドルを弄ればどうとでもなるから良いとして、前ブレの弱さは何とかしたい。 まあ追々考えましょう。 では以下その他の内容を。

ハンドルは

 BMX アルミハンドル FUN ハロー両サイドをカットし、ソコに延長したバーエンドバーを取り付けたやつ。 いつもならココにエアロバーを付けるトコロやけど、一先ずコレね。

変速系統は

 メインで乗ってる Defy から ZTTO 10s 11-36t スプロケ付きの後輪を移植したので、ソレに合わせてリアディレイラーは大分前に買って放置していたシマノ MTB 10s の XTR RD-M985。 B テンションボルトが妙に長いのになってる怪しい中古品。 シフターはフリクションシフターを使用。 ワイヤー引き量が自分調べで旧来から 29% 増えたダイナシスでも見事に丁度引ききれた。

乗り心地は良し

 前輪の空気圧 4bar な 1.5 インチタイヤは思った程じゃなかったけど、久しぶりに採用したサンツアーのパラレルリンク式サスペンションシートポストはやっぱり素晴らしです。 太タイヤよりもちゃんとしたサスペンションの方が遥かに効果的やね。 ただペダリング中にサスペンションが結構動くので、もしかしたらパワーロスがあるかもしれない。 いや無いかもしれない。

ヘッドにはデュラグリス

 今は シマノプレミアムグリス が正式名称ですな。 今まで使ってたグリス パークツール PPL-1 は粘度が低く水っぽいから暫くするとヘッドの隙間から流れ出てしまうので、粘度の高いデュラグリスを買ってみた訳です。 ヨドバシにて \990 なり。 夜に注文したら翌日の午前中に届いたぞ凄いねヨドバシ。 チューブタイプじゃないから指なりヘラなりですくわにゃならんのがチョット手間。

BB・クランク周りでトラブル

 BB はこの時AVEDIO(エヴァディオ) のセラミック BB で、クランクは XTR FC-M980 を取り付けたら、クランクを上下方向に押すと少しカクカクする。 左右に押し込んだり引っ張ったりするのは平気↓

 なので BB をティアグラにしたらガタは消えた。 BB の問題か、BB/クランクの相性問題か、どちらにしても大した影響は無いだろうけど、エヴァディオはもう 8 年選手だしお蔵入りかな。 ひとまずこの踏み込むとコリコリするサイクリージャンク品ティアグラ BB \110 で走りましょう。 テスト車体だし。

ワイヤーにオイルの鉄則を再確認

 レバーの引きを軽くしようと後ろ V ブレーキのリターンスプリングを弱めにしたら、握った後のレバーの戻りがかなり鈍くなってしまったんよ。 なのでアウター内にメンテルーブを吹いたらスパッと戻るようになった! 使い古しのよれよれワイヤーでも潤滑すれば新品同様? とにかくワイヤーの潤滑はやっぱり重要やね。

でした

 700c クロスバイクの前輪 26 インチ化は、つま先が前輪に当たらなくなって快適! でも予備チューブを 2 種類用意せにゃならぬし、26 インチはオンロードタイヤの選択肢も少ない。 いや何よりもホイールの選択肢が壊滅的だ。 無理してやる事じゃないやね。

 とは言え折角組んだしもう少しコイツで遊ぼう。 まずはフロントフォークをどうにかして制動力のあるブレーキを取り付けられるヤツに変えたい。 肩下の低い 26HE フォークって無いんかな。 VIVA や BAZOOKA には肩下 385mm と高すぎないものがあるけど重量が重い。 650c フォークは軽いヤツを見かけるけど肩下が多分 345mm くらいと低すぎるし太タイヤも履けない。 さてどうしたものか…。 です!

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