高輝度ライト + 中容量モバイルバッテリー2018-02

 ちょっと前に関東で結構雪降ってもうて、それでもどうしても走らなアカン用事があって走ったら残雪でスッテンコロリ! どう考えても避けなアカン盛り上がった雪に気付かずに突っ込んでしまった故の転倒。 夜だったから暗くて残雪に気付づかなかったんだとしたら、今使ってる [GUEE SOL200]の 200lm(ルーメン) より明るいライトが欲しいぞ。

買いました

 Amazon の Sino Electronic ってストアで買った SINOELE ってブランド?の懐中電灯機能を持った 10,000mAh というソコソコ大容量なモバイルバッテリー。 値段は ¥2,399 と程々。 重量は 256g と同じ容量のモバイルバッテリーが 180〜280g (自分調べ) であることを考えると妥当。 ライトとバッテリーを別々に持たなくて良い点を考慮するとややプラスやね。

開封してみたら

 想像以上にデカいぜコレ…↓ 写真で見るよりも手で持ったほうがデカい感があるでよ。 GENTOS 閃 355 と比べると [蕎麦] と [うどん] くらいの差。

 幅は 4cm オーバーなので確実に大きいぞ↓

光量は

 左から [SOL200 200lm(ルーメン)] [SINOELE ???lm(ルーメン)] [閃 100lm(ルーメン)] の順ね↓

SINOELE が両脇に影響するくらいの光を放ってて同時じゃイマイチ分かりにくいので別々に照射すると、

SOL200 200lm↓
SINOELE ???lm↓
閃 355 100lm↓

 Amazon レビューを見る限りじゃ SINOELE の光量が結構な域に達している事は分かっていたけど、実際に使ってみたら前評判通りの圧倒的な光量。 その他二つの 3〜5 倍くらいが体感値。 下手したら 1,000lm(ルーメン) あるんじゃないかと思う。 1,000lm(ルーメン) のライト使ったことないから推測だけど。

でも光が収束しすぎてない?

 SINOELE の光は [中心の凄く明るい箇所] と [周囲のやや明るい箇所] にパッキリと分かれていて、主力となる中心の明かりが小さくて使いづらい。 いくら中心だけ明るくても…って思ってたら、何とライトの尻に光拡散フィルターが付いていた! それをライト側に装着すればあらビックリ、マイルドな光になるじゃありませんかね。

 中心の光量は下がったけどコッチの方が全然見やすい。 SOL200 と同等の 200lm が超広範囲に広がった感じ。 でもココまで広くなくて良いからもう少し収束して欲しくはある。 収束状態と拡散状態の中間くらいが良いッス。

意味不明なバンドが同梱されてた

 コレでどないせいっちゅうねん…。

固定方法はこうしよう

 [Bikeguy ライトホルダー] を使ってみた。 ライトとの接触箇所はピッタリ密着しないけど、まあ問題ないでしょう。

よし走ってみよう

 妙にブルブル震える…。 適合しない Bikeguy ライトホルダーにこんな重い物を無理やり固定してるからそら仕方ないんやけど、収束モードだと中心の高輝度スポットが狭いせいでちょっとした揺れで光が照らしてほしい場所から外れてしまう。 拡散フィルターを使えば良いし収束でも致命的な揺れじゃないけど結構気になるぞ…。

揺れ対策を打とう

 使うのは余ってたスマホホルダーとボトルケージの 2 つ↓

まずはボトルケージの要らない箇所を切り取って↓

ドリルで穴を開けて↓

開けた穴にボルトを通しつつスマホホルダーのクランプ部分を取り外し↓

ボルトで両者を連結して↓

それにライトをマジックテープで巻きつけて完成↓

マジックテープはすっぽ抜けないように両面テープで滑り止め↓

 重量は 63g と普通のライトホルダーに較べてかなり重いけど、他の方法でこれより大幅に軽くなるとは思えないし、大勢に影響を与えるレベルの重量でもないから許容です。

さあもう一度走ってみよう

 うん全く問題無い! SOL200 の不安定気味なホルダーよりもブレは確実に少ない。 ただボルトは細い M4 が 1 本だけだから強度が少し不安。 もっと頑丈なブラケットが欲しいところではありんす。

持続時間は

 強モードを点けっぱなしにしてみたけど、13 時間経ってもバッテリー切れを起こさないもんで持続時間テストは諦めた。 13 時間の時点で 4 つのインジケーターの最後の 1 つが点滅状態になっていたから、限界は多分 14 時間かそこらってところだろうね。 強モードでコレとは流石は 10,000mAh だ。 異次元の持続時間。

熱暴走はせず

 13 時間の持続テストは一晩挟んだので連続点灯は 10 時間くらいだったけど、先端のライト部分がカイロ代わりになる丁度良い温かさ程度だった。 強モード 10 時間でコレなら問題無さそやね。

充電にかかる時間は

 ゼロから満タンまで 5 時間チョイだった。 寝る前にセットしておけば朝には満タンになる感じかな。 質の悪い AC アダプターと USB ケーブルを使うと一晩じゃきかないかもしれない。 スマホも然り、バッテリー容量が大きくなると充電速度を左右する AC・ケーブル周りの品質が気になります。

モバイルバッテリーとしての出力は

 手持ちの Android スマホ RAIJIN に接続してみたところ、[設定]→[端末情報]→[電池の状態] が [AC充電] になっていたので充電速度は問題無さそう。 ここが [USB充電] ってなってると充電が遅い証らしい。

スマホ満タンに出来る?

 RAIJIN のバッテリー 5,000mAh を何時間でゼロから満タンに持っていけるかをテストしたのが以下の表。

経過時間充電率インジケーター充電速度補足
開始0%●●●●
60分後30%◯●●●2分で1%
100分後50%◯◯●●2分で1%
125分後60%◯◯◯●2.5分で1%
170分後75%◯◯◯●3分で1%
240分後90%◯◯◯●4.7分で1%
410分後95%◯◯◯●34分で1%強制的に充電停止

 開始直後は猛烈に充電していくんだけど、満タンに近付くにつれて充電スピードが激減して満タン直前で停止。 なのでまたスマホのバッテリーを減らして再充電したら↓

経過時間充電率インジケーター充電速度補足
再開48%◯◯◯●
40分後70%◯◯◯⦿1.8分で1%最後のインジケーターが点滅
70分後81%◯◯◯⦿2.7分で1%強制的に充電停止

 もう少しイケそうだけどこの辺にしておきましょう。 で、以上の結果から 95% + (81%-48%=33%) = 128% 充電できたことになりますな。 なので 5,000mAh の 128% である 6,400mAh 給電できるというのが結論。

カタログ値より少ないやん

 いえいえモバイルバッテリーはカタログ値の 65% くらいしか給電できないものらしいので、それの法則に換算すると 100 / 65 x 6400 = 9,846mAh となります。 カタログ値 10,000mAh に相違はなさそやね。 RAIJIN バッテリーが 1 年間の使用で劣化してる可能性もあるけど、まだもう少し給電できそうというプラスと相殺して無視しましたよ。

防水でもあるらしいけど

 トイレにドボンしてしまったけど問題無く動いているのである程度は防水してるっぽい。 ただもっと試すために長時間水浸しにする勇気はないのでコレ以上の調査はしませぬよ。

そんなこんなで評価は

メリットは

で、デメリットは となりますな。 それらをひっくるめた評価は、今回のようにハンドルに固定するための工夫が出来る人には (ホシ2つ) で、それが出来ない人には (ホシ1つ) です! 自転車仕様のハンドル固定ホルダーと配光があれば文句無しなんやけどな。

※追記)バッチリ配光にした

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