パンクパッチ修理2016-07

 度重(たびかさ)なるハニカムパンクにより度々重(たびたびかさ)なるパンク修理。 チューブの劣化が進むと毎週のようにパンクしてしまって、それを全てチューブ交換で対応するのはエコじゃないので、いつからかパッチで修理をするようになってたんよ。 でも完璧なパッチ修理が出来ることは 10 回に 1 回くらい。 今回はそこらへんでどう失敗するのかを書いてみる!

実際にパンクを修理しながら確認しよう

 まずはタイヤからチューブを引っ張りだして空気を入れますわな。 そんで目視か空気漏れ音で穴を確認しますわな。 それで見つからない場合は敏感な唇をチューブに近づけて空気の漏れを探しますわな。 それでもダメなら水を張ったタライに入れてブクブク空気が漏れる箇所を探しますわな。 最初からブクブクすればラクなんやけど、何だか負けた気分になるのでなるべく水は使わない。

↑そういえばむき出しのチューブに空気を入れると膨らんでるところと膨らんでないところが出来ちゃうんだけど、こういうものなのかね。 これは TIOGA のチューブだけど、確か他のチューブでも発生してた記憶が。

空気漏れ穴を発見したら

 手元にあればマジックか何かでマーキングしますわな。 今回はタマタマ文字という目印の(そば)だったのでマーキングせず。 マジックが無い場合は穴から目を離さないようにしないと、この後空気を抜いてチューブが縮んだ時に穴を見失っちゃうことも。

 それにしても一旦空気を抜くのは何故やらねばならぬか分かりませぬ。 空気が沢山入って膨らんだ状態のチューブにパッチを貼ると、空気を抜いてチューブが縮んだ時にパッチが縮みきらずに変になっちゃうのは見たことあるけど、それが問題なのかな。 それとも吹き出る空気で修理中のパッチが剥がれちゃうからかな。 誰か教えてや!

 自分の場合は空気を抜きすぎるとチューブの横幅がパッチより狭くなって上手く貼れなくなっちゃうんで、空気は TNI マイクロプレッシャーポンプを 5~6 回ポンプして軽く入れてチューブをパッチと同程度くらいの幅まで膨らませておく。 その程度なら特に問題は起きて無い。

続いてヤスリがけな

 これも何でやらなアカンか分からへんねん。 分からんというかそれについての説明を見たこと無いんねん。 そんなとこで手え抜かんで理由説明してやホンマ! DIY 系のサイトとかで「接着剤は表面を荒らしたほうが接着力が高まる」って記述を何度も見たことがあるんでそれが根拠だとは思うけど。 まあ何にしてもオマジナイと思っていつもやっとります。

 しかしコレがもし本当に必要ならパッチが覆う箇所は完璧にヤスらないとならず、そうなるとパッチ箇所より広めにヤスることになって、ヤスられたのにパッチが覆わない箇所は脆くなってまうんでない? なのでパッチカバー領域から外れた箇所は後述のゴムのりを広めに塗ってコーティングしとるよ。

 ※追記)どうやらチューブの表面にある剥離剤を除去するためにヤスリがけをするらしい。 なので傷をつける事を重視して荒いヤスリを使うと剥離剤が除去しきれないとかしきれるとか。 よう分からんス。

さあみんな大好きゴムのりの出番だ

 グニュッとね。 そんでコレを薄く広く伸ばす必要があるらしい。 出先で指でこれをやるとベタベタした指を洗えなくて嫌なんで、このチューブの先端でクリクリと粗めに伸ばすだけのこともシバシバ。

そんで 1 分放置するらしい

 指で伸ばした時点でノリは結構乾いてるように見えるから 1 分待つと乾ききっちゃうかも! 的な恐怖心からいつも 10 秒くらいでパッチ貼ってる。 1 分待ってもパッチ修理の成功率が上がることはなかったんでな。

 ※追記)5 分待つのが重要! という情報を BRI-CHARI というサイトで見かけた! 次パンクしたら試してみよう。

遂にパッチの出番だ!

 パッチは貼った後はグリグリ押し付けるのが良いらしいで。 街の自転車屋さんはローラーみたいのでゴリゴリしてたけどそんな物は無いので、自分はいつも足で踏んどります。 踏む時間による成功率の差は見つけられずよ。

 今回使ったパッチは 2 年前にあさひで買った [Maruni HI-PATCH S 48pcs ¥810] ってやつ。 1 つあたり ¥18 とエコなだけじゃなく高コスパ。 でも横幅が 25mm あるのでロードバイク的な 23mm 幅だとパッチが大きすぎて恐らく全く太刀打ちの出来ない。 今回の 1.25幅(31.75mm) なら前述の通り少し空気を残してチューブを僅かに膨らませた状態なら横幅は問題なし。 完全に空気を抜いた状態だと 1.25 でも少しはみ出ちゃう。

最後にいつも失敗する透明フィルム剥がしを!

 パッチ表面側の透明フィルムをペリペリと剥がしていくんやけど、大抵フィルムと一緒にパッチも剥がれてまうんよ。 なんで少しずつフィルムを剥がしてはくっついてくるパッチをフィルムから剥がして、という事を慎重にやり続けるんやけど、今回は…

 大成功! 失敗について書こうとしたのに何で成功しとんねん! 見事にキレイに剥がれたんでツルピカやね。 その後も 2 回パッチ修理したけどその内 1 回でようやく僅かに失敗しかけたんで写真に収めておいた↓

 でもいつもの失敗はこんなレベルじゃ全然ないんよ。 この時のは多分このままフィルムをグイッと剥がしてもパッチは自然に分離してくれたであろうレベルの軽い引っ付きだった。 写真を撮ろうとスマホを用意する最中にも少しフィルムからパッチが剥がれかけてたから。

 ※追記)透明フィルム剥がしを根底から覆す手法を発見! 詳しくは最後に記載!

成功した理由を考える

 今のところ考えられるのはゴムのりを新調したこと。 緑が今まで使ってたサイクルベースあさひで買ったパンク修理セットに入っていたやつで、今回使った黄色のはコレもあさひでゴムのり単体で買ったやつ。 今までのパッチ修理と違う点はこの新調したゴムのりしか見当たらんぜよ。 黄色のほうがモノが良いのか、緑の方が古くて劣化してたのか。

 それにしてもゴムのりを最後まで使い切ったのは人生初かも。 ハニカムパンクさまさま。

ちなみに失敗する時は

 フィルムと一緒に剥がれつつあるパッチを爪でカリカリ剥がすんやで! これを如何に小まめにやるかが成功の鍵やで! そんで全部剥がし終わったらまた軽くゴムのり塗って剥がれたトコロを再接着や!

↑パッチのフィルムへのくっつきを確認したら…

↑容赦なく爪でコリコリと剥がすべし!

あと忘れたらアカンのが

 チューブをホイールに戻す前にタイヤに何か刺さってないか指でなぞって確認な。 これを怠るとまたすぐパンクしてまうで。

総評

 ゴムのりによってパッチ貼りの成功率が大きく変わる可能性が浮上してきたね。 機会があれば他のゴムのりも試して成否表なんか作ってみたいけど、もう成功するゴムのり見つけちゃったからモチベーションがね…。 誰かその手の情報を持ってる人は [拍手] なり [お問い合わせ] なりから教えて欲しいっショ。 ともあれ、今はこのゴムのりが今後も成功し続けるか注視! です!

そうそうゴムのり不要パッチは

 むかーしむかしに使っとったんやけど、貼っても 1 週間くらいでパッチ貼った箇所からまた空気が漏れてしまって使い物にならんかったんよ。 出先での急なパンクにあと今日一日だけ持てばいい、的なシチュエーションならエエんやろうけど、永続的な対処としては論外やった。 今のやつはどうか知らんけどな。

あと出先でのパンク修理は

 目視・空気漏れ音・唇感知でもパンク穴が見つからない場合は、よっぽどの見逃しがない限り経験上間違いなくスローパンクどすえ。 それなら 1 時間おきとか短くても 30 分おきに携帯空気入れで数分の空気を入れタイムを挟めば走り続けられるので、多少のタイムロスと体力消費には目をつぶってそのまま走りんす。 チューブ交換はそられの手間を掛けていられない時のみ。 みんなチューブ交換なんてエコじゃない方法しとらんで出来る範囲でパッチ修理しようや! パッチが上手く剥がれた時の快感を味わってや!

※追記!

 透明フィルム剥がさなきゃ良いんだ! 放っておけば良いんだ! これ書いた後にチラチラとパンク修理情報を調べたらそう書いてあった。 その発想に脱帽! てか何で気付かなかった自分! それよりもこの記事を書く前にもう少し調べとけ!

※追記2

 新しい黄色ゴムのりでも連続失敗してしまった…。 最初だけ運良く成功していただけかもしれぬ…。 ゴムのりによるパッチ貼り成功率は大差ないのかも知れぬ…。

※追記3

 ゴムのりを塗った後で 5 分待つ戦法を何回かやったみたら、全く剥がれない訳じゃなかったけど成功率は少し上がった気がする。 まだまだ奥が深いぜ…。

※追記4

 新たな方法を編み出してみた。

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