Tern Link A7 を折りたたんで輪行袋に入れる2023-04
2年前に買って以来一度も折りたたみ輪行をした事が無い折りたたみ自転車 Tern Link A7。 室内に上げる際に折りたたむ事は何度もあったけど、そういえばここ5年くらいは京都に行った時以外電車に乗ってない気がする。 凄いな東京圏在住なのにこんなに電車に乗らないなんて自転車乗りで無職投資家故に為せる技だ。 でも本腰を入れて輪行の算段をつけるぞい! 何となくね。
現状の問題点
- フォークの肩下が下がったので折りたたむと自立しない
- ハンドルポストが完全分離式なので引っこ抜いた後どうするか
軽量化の為にオリジナル鉄フォークからカーボンフォークに変えた事で肩下が 310mm から 290mm と 3cm 下がってもうてんな。 なので折りたたんでも前輪と後輪の高さが一致しないのです。 ハンドルポストも軽量化のために「カーボンコラム」と「28.6mm シートポスト」を「ステム」で締め込んで固定する形式にしとるんで、引っこ抜いた後のハンドルポストはワイヤー類で繋がるのみだからブランとしてしまう。
ちなみにこの「ステムでハンドルポスト連結方式」は記憶の限りじゃ2年間一度も締め増し・付け直しをしてないけど一切緩んでない。 月 30km 程度をゆったりとしか走らない自転車だからってのもあるんだろうけど、それでも一定の結果は出したぞ。
とにかく折りたたんでみよう
↑テールライトと疑似ダブルクランプのせいで一番奥まで差し込めない。 外せば良いんだけどメンドイのです。 そんな事は気にせず折りたたんでみたら、やっぱり肩下が低いせいで前輪と後輪の高さが違って自立しなので、キックスタンドを下ろして何とか自立↓
スタンドが輪行袋を突き破りそう。 いやソレを言ったらシートポストもそうか。
ペダルは外す
運ぶ時に体に当たって痛いから。 この Tioga シュアーフットスリムはペダルレンチ・六角レンチ両対応なペダルなので、六角レンチよりも楽に外せる (と自分は思ってる) ペダルレンチでクリっと。 そうそうペダルは外しやすいようにいつも極軽くしか締め込みません。 漕ぐと締まる方向に力が加わるらしいからか外れた事は無し。
フレームが開かないように
マジックバンドで押さえる。 純正フォークならマグネットでくっついてくれるんやけどね。
ハンドルポストを外そう
それは六角レンチでクリクリするだけなんやけど、その後どうするか。 とりあえず内側に突っ込んでみよう↓
ゴチャゴチャして写真じゃ分かりにくいけど、シートステーの間に差し込んでチェーンステーの外側にマジックバンドで固定。 コレで高さも幅も増やさずに収納できた。 手間は、レバーをクリッとするだけの純正ポストより六角レンチが必要な点は手間だけど、純正ポストは高さとハンドル角度を調整しなきゃいけないのでドッチもドッチ。 しかし養生しとかんとフレームに傷が付くね。
折りたたみ終了
サイズはワイヤーの飛び出しを除くと「横幅:79cm / 高さ:64cm / 奥行き:32cm」となりました。 アレ? 公式の「80cm / 73cm / 39.5cm」より少し小さいぞ? まあ小さいぶんにはエエけどね。
ショルダーベルト装着
袋自体にショルダーベルトが付いていれば必要無いけど、今回使う輪行袋はソレが無いのでショルダーベルト装着です。 そもそもショルダーベルト付きの輪行袋は袋自体が自転車の重さを支えるから生地が分厚くなってサイズ・重量が嵩んでまうんよね。 悩ましい。
輪行袋は大径車用のヤツ
マルト ツアーバッグ Air ってヤツです。 ビニール袋よりはマシって程度のペラペラ加減やけど、袋のみの重量が 143g と超軽量!
収納、そして運ぶ
大径車用の袋なので生地が余りまくりで地面に届いてしまっている…。 注意しないと余りを踏んでしまったりもするし、本気で輪行するなら 20 インチ折りたたみ自転車用の輪行袋を買うか、コイツの余り生地をクリップとかで抑えんとアカンやね。
ショルダーベルト無しでも
サドルを直接掴んで持ち上げれば運べるね。 サドルを持つ手が疲れるのでショルダーベルトの方が体力消費は少ないけど、小回りが効くというかサッと置いたりサッと持ち上げたり出来るし、9kg くらいのこの Link の重さならサドル持ち運びも良い感じ。
折りたたみ時間は
- ペダルを外す
- ダブルクランプ・テールライトを上に移動させる
- シートポストを押し込む
- 折りたたむ
- マジックバンドで前・後輪を縛る
- ハンドルポストを引っこ抜く
- ハンドルポストを固定
- 輪行袋に収納
- ショルダーベルト装着
ペダルがスルッと外れれば 2〜3 分です。 エアロアップハンドル (写真) という嵩張るハンドルをどうにかしないと輪行できない主力自転車グラビエは 10 分以上は掛かっていた事を考えると十分かな?
でした
ひとまず輪行出来る事は証明したぞー。 でもしない。 いや無理矢理してみようかな。 しかしガッツリ走るなら大径車のグラビエを使うし、少ししか走らないなら現地でレンタサイクルだし、現地にレンタサイクルが無かったとしても僅かな走りの為に自転車という大荷物を持っていくのはシンドい。 車に積みやすくはなりそうだけど、車だと車の場所まで戻ってこにゃアカン。 おぉ走りを犠牲にして折りたたみ性能を優先した自転車の使い道が自分には無いぞー! これから見つかるだろうか。 自転車を大量保有しがちな人ならスペースの節約になってアリかもしれない。