リム32H + ハブ24H = 24本スポークラジアルホイール2020-05
手持ちのリム アメリカンクラシック SPRINT 350 は 362g と圧倒的超軽量リムなんやけど、今はもう手に入らない希少品ゆえブレーキを掛けてすり減らしたくはない。 ので、もう片輪は入手しやすいリムにしてブレーキはソッチで掛ける生活をしておりました。 具体的には、前輪のアメクラリムでは極力ブレーキをせず、後輪のリム X-KEYMET XR-19W をメインにブレーキングしてきた訳です。 でもアメクラリムを使ったイソパルスな後輪を組んでしまった! ので、前後両方ともアメクラリムだとブレーキを掛けるのが精神的にツラい。 のでので、前輪を汎用リムホイールにしようじゃないか! 新たに組もうじゃないか! たーのしー!
後輪に使っていた XR-19W を前輪に移植
イソパルスホイールの台頭でかつての主力であった後輪はお役目御免になったので、そこで使っていたリム XR-19W の再利用先を探していたので丁度良いやね。 穴数が 32H と前輪にはスポークが過剰な気がするので 24 本に間引きます。 ハブは Escape R3 ホイールの前ハブを流用です。 [リム:32H, ハブ:24H] をスポーク 24 本で組みます。 スポークも同じ R3 ホイールの後輪からバラして余らしていた 278mm スポークをこれまた流用。 新たにと言っておきながら何一つ新規購入無し。 長く生きていると在庫が貯まるです。
リム:32H、ハブ:24H スポーク:24本 での組み方は
こんな感じやすえ。 ハブ穴にはスポークを全て通し、リムは 3 本通して 1 本飛ばす。 これでスポークを 24 本に間引くぞい。 間引きは基本的にホイールのバランスを崩すものだけど、コレは比較的バランスを保てる程良い間引きだと思う。 スポーク長はこのテのラジアル間引きは間引かない時と同じ長さでイケるので良しなに。 以前同じような事をしたヤツより見た目は良いかな。 その時はリムの穴振りを無視するって発想が無かったので変な組み方をしたんよ。 いやコレも変な組み方か。
組み上がり
テンションは 107〜120kgf に収まった。 やっぱりバランスを大きく崩す組み方じゃなかったようね。 リムの穴振りが半分逆になってしまうのがタマに傷。
間引いたリム穴は塞ぐ
アルミテープを貼り付けるぞい。 雨水は入って欲しくないし、小石が入るとカラカラ鳴るだろうし。
でした
いやはや全くもってラジアル組みは間引きで余ったリムやハブを縦横無尽に再活用できて爽快ですやね。 クロスするタンジェントじゃないとマズいと言われるリアホイールやハブブレーキは不自由極まりない。 リムのスポーク通し穴が 24 とか 32 とかじゃなくてもっと多い 64 とか 72 とか、いやもっとそれ以上とかあったらタンジェントでもリム・ハブの穴数が違っても組み方の融通が効いたりしてくれたりするんじゃなかろうか。 スポーク長が違ったら隣のリム穴に移して微調整、みたいに。 ドリルでリムに穴を空ける? のは流石に怖いやね…。 ともあれ、特定の用途にしか使えない特化型より使い手の想像力を掻き立てる汎用性の高い部材が増える事を望む! どうせ自転車業界が言うトコロの性能差なんて大半が誤差か誇大広告だし!