Defy ディレイラーハンガー破断2020-04

 ある日晴れの日、後ろ変速 10s のうち 6s くらいに入れてユルユル走っていた状態からグイッと踏み込んだら「ガガガガ!」という音・衝撃と共にリアディレイラーがホイールに巻き込まれてスポークが 1 本折れた!

  ホイール側にチェーンが落ちる可能性のある一番左側の最ローに入れていた訳でもなく、変速をしたタイミングでもないってのに、何故? 強く踏むと「ガキン」という音・衝撃が来て一瞬トルクが抜ける状態になっていたのが影響したんだろうか。 でもこの時はガキンとしないスプロケに交換していた。 今までのガキンの蓄積でハンガーが折れるくらい弱っていたって事? 外したハンガーのボルトに少し緩みがあったし。 いやでも踏んだ力はまずスプロケットの上端に掛かる訳で、ディレイラーに大きな力が加わるとは思えない。 うーん分からない…。

ハンガー調達

 原因はともかく自転車を復活させにゃならんと思い、我が愛車 Giant Defy4 のディレイラーハンガーを求めて最寄りのジャイアントストアである国立店に「ハンガーありまっか?」と電話をしたら「それなら在庫ありまっせ」との事でママチャリで買いに行った。 RE171A って型番でお値段 ¥1,320 なり↓

 この時色気を出してウーバーイーツの配達をやりながら国立に向かったんだけど、長距離配達の連続で結局 60km の距離をママチャリで走る事に…。 小平とか東村山とかあの辺りは平気で 3km 以上離れた店に取りに行けとか言ってくるし、危険ゾーンっぽいのであまり近付かないようにしましょう。

ハンガー装着!

 リアディレイラーの XTR RD-M971 はプーリーが割れていたりと恐らくどこかしら歪んでジャンクになった可能性が高いので再利用は断念し、昔使っていてずっとしまっていた SORA の RD-3500 を取り付けた。

5 年間ありがとう RD-M971!

ホイールは

 今は予備として使っているリアラジアルホイールを引っ張り出してきた。 スプロケはひとまず 11-36t を使ってみたけど、いつぞや試した DURA リアディレイラー RD-7900 と合わせた時と同じく SORA でも 32t, 36t は入るは入るけどかなり窮屈そうで、クランク逆回転でチェーンがガションガションと暴れる。 最大 28t な DURA と比べて SORA は最大 32t だったからイケるかと思ったけど、結果は DURA とほぼ変わらない動き。 仕方ない DURA スプロケ SC-7900 11-28t を使おう。 が、コレもロー 1s に入れるとプーリーケージがスポークに当たる問題有り↓

 そらそうかラジアルでエルボーアウトと最もケージに接触しやすい組み方をしたホイールだしね。 今までは 1s が 36t と大きかったから接触しなかったけど、最大 28t じゃカンカンしますか。 まあコレは 1s を使わないようにする事で対処しましょう。 早く Defy を走れる状態に戻したいのでこの日はココで妥協です。

壊れた主力ホイールを復活させる

 予備は欲しいからね。 修理はスポークが 1 本折れただけなので近所のアサヒにでも行ってスポークを買ってくればすぐに復活させられるけど、サッパリしたいし一旦ニップルを外してリム・スポーク・ニップル・ハブを全部バラす事にした。 のではなく、後先考えずに全部バラしてしまった! 一本だけの補充にしておけば色々とラクだったのに…。 まあそれは良いでしょう。 済んだ事だし。 切り替え大事。 人生は長い。

 …さて、バラしてしまったついでに再利用できるスポークとそうでないスポークの選別でもしまひょか。 Pillar PSR X-TRA 1420 は国内で買うと 1 本 ¥300 近くする高級スポークだし廃棄はもったいないよね。 で、選別した結果、左がほぼ真っすぐで、真ん中がやや曲がっていて、右がかなり曲がっているやつ↓ 

 曲がってないヤツ 24 本を流用して 8 本新規で追加しましょう。 さてスポークをどう調達するか。 まずは余っている自宅保管スポークを物色かな。 ホイールだけは無駄に 20 本以上組んできたので使ってないスポークは沢山あるし。 そんなこんなでガサゴソ漁っていたら、あった! 284mm があった! 今回必要な 286mm と 2mm 差!

これくらいの差なら何とかなるッショ。 以前何に使われていたヤツだったか覚えてないけど…。

異種スポーク混合です

↑黒の濃いのが引っ張り出してきた 2.0mm プレーンで、灰色が流用した 1420。 2.0 プレーンの方が頑丈そうなので一番踏み込みトルクを受けるであろうドライブサイドの引っ張りスポークに使った。 で、組み上がり↓

 赤い線を引いたトコロが 2.0 プレーンね。 流用が丁度 24 本だったので綺麗に DS 引っ張りスポーク 8 本を全部 2.0 プレーンに出来た。 小さな幸せを感じた瞬間。

問題が一つ

 いや問題という程の事でも無いんやけど、本来スポーク長が 286mm 必要なトコロに 284mm を混ぜるのでニップルが届きやすいようにと今まで使っていた 12mm ではなく 14mm ニップルにしたんだけど、これニップル回しで掴む箇所が長いだけでネジ山位置は 12mm と同じだ! やけに奥まで差し込まないとネジ山が噛み合わなかったのでオカシイと思ったんだよ。 と言う訳で調査↓

 左が CN スポークの 14mm で、右はメーカー不明の 12mm。 スポークをただ差し込んで何処まで入るかネジ山の開始位置まで押し込んでみたら、14mm の方が奥まで差し込めてニップルの頭は 12mm と同じ位置に来てしまう。 コレはつまり 12mm も 14mm も内部寸法は同じで、14mm は外側のニップル回しで掴む角張った場所だけが 2mm 長くなってるだけだった↓

 ネットを検索すると「そうだよ」という情報と「DT のロングニップはネジ山も一緒に長くなってるよ」という情報が見つかった。 コレちゃんとスペックとして公表してもらわんと困るケースが出てくるんでない? 頼むぜメーカーさん。

 というかアレだ、スポークのネジ山を長めにしておいて、長い分は使う人がカットするようにすれば良いのでは? 専用工具が必要な新たなネジ山を作るネジ切りタップのような作業より、金鋸で切ってヤスリで整えるだけのカットの方が簡単に出来るでしょう(やった事無いけど)。 メーカーも長さ別に大量の在庫を抱えなくて済むハズ(知らんけど)。 もしかしてネジ山が長いと不都合があったりするんかな。

ベロプラグは

 ホイールを組み直す時は基本外さにゃアカンのやけど、一度剥がすと再利用がしにくくなるのが欠点なベロプラグ。 でも今回は剥がしたベロプラグの 2 回目の使用でもそれなりにシッカリ嵌まってくれた。 というか以前 3 回の使い回しに成功していたので、使用限度はあるだろうけどある程度の再利用は可能そうです。 ふう。

 でも今回は 1 つだけ再利用が出来たのを確認した後はリムテープ運用にした。 何故なら今 AliExpress の 7 周年セールで注文した新リアハブの到着を待っているトコロなので、ソレが届いたらまたベロプラグ外さにゃならなくなから。 しかし Ali 注文品はこのコロナ()でいつ届く事やら…。 ましてやハブが届いてから寸法を測ってスポーク注文、という流れもあるし、はあ…。

ガキンした?

 するスプロケではまだするね…。 ホイールがリアラジアルでも復活させた主力ホイールでも、スプロケも DURA と SRAM XG-1099 でもする時はするししない時はしない。 よく分からないけどガキンは解消せず。 故にガキンとなってトルクが抜ける現象を恐れて強く踏み込めず。 ぐぬぬ…。

でした

 ディレイラーハンガー折れの原因は全くもって特定できず…。 中古車を何度も倒して地面に激突させていたから折れる寸前までハンガーが弱っていたかもしれない。 でも変速に不調が出る程の歪みは出ていなかったしな…。 それ以外となると、見えない敵からのスタンド攻撃を受けた、くらいしか思い付かない。 コレは自転車整備時のチェック箇所が一つ増えたね。 いやはや面倒なこって。

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