レーパンのパッド位置調整2016-07

 レーサーパンツのパッドって色々な役割があると思うんだけど、尻とサドルの間にクッションを挟んで尻痛を防ぐ、ってのが大きいと思うんよな。 でもネットのレビューとかでも見かけるんやけど、そのパッドの位置がお尻とサドルの接触面とは別の場所に付いていてクッションの役目を果たさないケースが多々ありんす。 今回はそれを無理やり直す!

↑今回使うのはヤフオクで買った ¥1,000 + ¥180 なやつ。 見事にパッド位置が後ろ過ぎて意味なし。 そういえば今回は白くボヤけて写るスマホカメラじゃなくてアクションカム SJ4000 を使って撮ってる。 カメラとしてはピントが上手く合わんのでちょっと厳しいかな。 でも広角になるんで面白くもありんす。

どんな問題なのかと言うと

 図解が一番わかり易いやね。 ママチャリポジションだとチョイチョイパンツをズラせば瞬間的にクッション位置を合わせることも出来るけど、それもすぐ元に戻っちゃうし、前傾姿勢のロードバイクなんかだとパンツの位置をズラせば良いとかそういうレベルの話じゃないと思う。

 今手元にあるノーブランドな 3 つのレーパンで位置が合ってるのは 1 つだけ。 お高いブランド品ならもっとちゃんとしとるんかな。 しとらんかな。

対処方法は

 パッドを一旦外して正しい位置に縫い直す!

↑うーんやっぱりピント合わん。

これは結構大変だぞ…。 でも頑張って 15 分くらいで分離完了!

試しに適正な位置に合わせてみたら

 元の位置から思いっきりズラさなアカンやね↓

しかも後ろがこの位置だと前側が飛び出てまう↓

仕方ないので最大限前に出した状態を基準に安全ピンで留めて↓

更に全体的に留める↓

さあ縫い始めよう

↑またピント合わん…。 近いとアカンな。

↑よっし完成! 片手間だけど半日かかった…。 こんな大変だとは! 慣れた人がミシンとか使えば 10 分くらいで終わりそうな気もするのに、慣れない人間が手縫いだとこの結果。 まあ無事に終わったから良しとしましょうや。

生地はちょいヨレた

 途中でチョイチョイ軌道修正を図るも微妙なヨレは無くしきれず。 仮止めのピン数を増やしてピン止め自体もシッカリやらんと難しそう。

さあ実戦投入だ!

 パッド位置はアップハンドルの直立姿勢とエアロバーの前傾姿勢の中間くらいの位置に来てくれたんで、どちらにも対応できるベスポジやね。 ペストポジションやね。 生地のヨレは 200km 程走った限りでは問題なし。 今使ってる柔らかサドルにコレを履くと超絶フカフカやでよ。

 デメリットとしては、股への食い込みがちょっと強くなった気がする。 とは言えコレは短くてタイトなパンツで元々そういう傾向があったから「本当に以前より食い込みやすくなったのか?」と聞かれると「いやまあそういう気がしなくもないというか…」としか答えられんのやけども。

評価は

 この縫い替えがお尻フカフカに見合う労力かどうかという事になるやね。 自分の場合は元々フカフカサドルでクッションを必要としていなかったから労力に見合うリターンとは思えなかったけど、どうしても硬いサドルを使いたい人にはかなり良いリターンだと思う!

 ソモソモ論を言えばパッド位置の正しいレーパンの情報を集めてソレを買えって話なんやけど、位置がダメって情報なら見つかるけど位置が正しいって情報はわざわざネットで発信しないし見つけるのは困難よな。 なので事前の判別は程々に難しい。

 ちなみに自分が持ってる 1/3 のオッケーなやつはヤフオクで買ったやつで、購入者の情報が残っておらずオッケーなブツの情報は流せず…。 パッド位置のおかしいレーパンの販売を法律で禁止して欲しい! でした!

そうそうパッドの尻痛(しりいた)防御以外の効果は

 パッドがあるといわゆるチンポジが安定しやすいよね。 よねって言われても分からん人には分からんやろうけど、パッド無しだと走りながら頻繁にチンポジ直さな気持ち悪くなってまうし、最悪はペダリング中にタマがフトモモとサドルに挟まって押しつぶされる現象が起きるんよ。 自分だけ? サドル前部の横幅がもっと広くてタマがサドルに乗っかり続けてくれれば平気なんやろうけど、そうなると足を動かしにくくなるんかな。 ならんような気もするけどな。 タマ潰れたら元も子もないしな。 何にせよ長距離走るならパッド付きは手放せない…ぜ!

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