Cadenza 超軽量化計画 22014-01
前回のセコいボルト軽量化に続いて今回もセコくいくよ! という訳で今回はヘッドパーツの軽量化。
そもそもどんなヘッドパーツ使ってるの?
いろいろ調べたところ、Cadenza についての記述は見つからなかったけど、どうも DAHON はゼロスタックとかロープロファイルとかセミインテグラルとか色んな呼び方のある規格のヘッドパーツを使っているらしい。 でも外してみないと確実なことは言えないので、折りたたみ自転車で有名な「和田サイクル」とやらに行ってみる。 「ヘッドパーツを軽量化したいんですけど」「これはインテグラルだから軽量化出来ませんね」「いや、セミインテグラルらしいですよ」「うーん、でもこんなところ軽量化するよりハンドルとか軽くしたらどうですか?」と、不正確な上にヘッドパーツを軽量化したいというこっちの要求を完全に無視した何の役にも立たない会話でストレスを溜めて帰ってきた。 初めて入ったけどここも駄目ショップだな。 少しくらいは調べようという姿勢を見せられんものかね。
やはり自分でやるしか
以前使った方法は今回のフレームからはみ出さないヘッドパーツでは使えないので、今回はちゃんと工具を用意するよ。
↑黒いのはショックレスハンマー 500g で、シルバーがヘッドワンリムーバー。
↓ヘッドワンリムーバーをトップチューブの下から通して
カチッと 4 つ又がヘッドパーツを捉えたらショックレスハンマーで 2, 3 回ぶっ叩くと…
スコーンとヘッドパーツが外れた! なんて簡単なんだ! ちなみに専用工具を買う前にホームセンターで買ってきた塩ビパイプをタコ足に切ったやつと百均のゴムハンマーで挑戦したけど、何度叩いても一向に外れず、かなり強めに叩いたらパイプのほうが粉砕されてしまった。 専用工具はスゴいね!
さあ新型に移行するぞ!
後継にはワールドサイクルで [MORTOP ヘッドセット HS-65 ¥2,677 62g(キャップ無し実測)] ってやつを買った。 単純に価格と重量のバランスが良かったからね。
外したヘッドパーツが 127g だったので、なんと 65g も軽量化出来てしまう! 上が低くなったぶんコラムスペーサーを増やさなきゃいけないんだけど。 で、これを今度こそ自作工具↓で圧入する。
↓縦長のナットをグリグリ締めて上下からヘッドパーツを押し付けて圧入するよ。
↓圧入の途中ではヘッドパーツが斜めになるという危険状態になったけど、無視してそのまま押し込んだら問題なく装着完了。
↓ナット締め中に板がズレたりするのでキズがつく。 殆ど見えない場所だから良いんだけど、次は何かクッションを挟もう。
下玉押しの圧入は簡単
割れ込みが入っている奴だったので指で簡単にグリッと嵌め込めた。 みんなこういう下玉押しにすれば良いのに。
総評
ヘッドパーツ ¥2,677 + ヘッドワンリムーバー ¥1,850 + ショックレスハンマー ¥1,055 + 圧入工具の金具類 ¥438 = ¥6,020 で 65g の軽量化と、費用対効果は良いような悪いような境界線上。 乗り心地の変化は当然分からず。 一番の収穫は、ヘッドワンリムーバーとショックレスハンマーの威力の凄まじさを知れたこと。 てな訳で