スプロケットの歯飛びが再び発生2022-07

 今使っているほぼ一体型 10s スプロケ ZTTO がチェーンを新品に変えた途端に歯飛びを起こすようになってしまった、のが前回。 強く踏み込むと「ガキンッ!」という音・衝撃と共にペダルが一瞬空転してしまう。 スプロケの使用期間・距離は 1.6 年で 7,000km くらい。 「スプロケの寿命は 1~3 万キロ」的な情報が多く見られたからもっと持つと思っていたのに…1.4 万円もしたのに…。 いや月額 ¥700 少々って考えればそこまで痛くはないけれど、纏まった額で見ると(ひる)むよね。 という訳で今回はその辺りをゴニョゴニョと。

サクッと解決

 新品チェーンを外してその前まで使っていた古チェーンに戻したら歯飛びは収まった。 古チェーンと ZTTO スプロケが絶妙に噛み合っているようです。 切っても切れない関係ってヤツやね。 ZTTO はこのまま古チェーンと心中させましょう。 と言うかそうせざるを得ない。

コレってつまり

 チェーンって交換しなくても良いんじゃないかい? 小まめにチェーンを交換した方がスプロケ摩耗の進行が遅くなる可能性は高いけど、スプロケが摩耗してもチェーンを変えなければ歯飛びは起きないのだとすれば、チェーンを使い続ける事が一番低コストで SDGs だ。 よーし「チェーン交換せず作戦」を発動! さてスプロケとチェーンを確認しようかね婆さんや。

スプロケを確認

 XG-1099 (写真) の時ほどでは無いものの似た盛り上がり↑が出来ている。 スプロケが摩耗している事は間違いないね。 主に使っていたのは 11-13-15-17-19-21-24-28-32-36 こんな感じかな。 フロントシングル 36t で平坦な関東平野在住だから重めなギアの比重が高い。 そしてソレらは歯数の少ない小さなギア故にチェーンの引っ掛かり個所が少ないし、摩耗も早く進むので、歯飛びは起きやすい。 登りでは重いギアのまま踏み込むのではなく、なるべくあまり使わない軽いギアを使うようにしましよう。

チェーンの伸びを測ってみた

 生まれ初めて測る。 一般的なチェッカーとは違う測り方なので参考程度に。 で、10 コマ空けて測ってみたら、新品チェーンが 132.2mm で、古チェーンはリンク内側部分の丸いヤツにガタがあるからか 134.5mm と約 1.7% 伸びとります。 0.75~1.0% で交換らしいので思いっきりアウトだ! 確かに以前チェーンを交換した時に何故か古いチェーンを引っ張り出してきてソレに交換するという暴挙をしたような記憶がある。 果たしてドレだけ使ったチェーンだったんかな…。 しかもオイルにチェーン用じゃないクレ556を低頻度で塗布していたし、さもありなん。

別の測り方

 フロントリングに掛かったチェーンを引っ張ってその隙間を見るそうです。 早速試してみたら 3mm くらい空いてるかな。 何ミリ空いたら NG という数値情報は得られなかったけど、今回のケースで使用限界の 1% 伸びが何ミリかを算出すると、1.7%:3mm=1%:Xmm なので、X=1÷1.7×3=1.76mm となります。 ただ初期状態でも少しは隙間があるらしいので、実際は 2mm くらいかな。 なんて数値だと分かりにくいので、この写真のように引っ張ったコマの隣のコマにも隙間が出来ていたらアウト、という基準を提唱してみましょう。 知らんけど。

変速性能は落ちる?

 チェーンが伸びると変速性能が落ちるって話があるけど…うーん分からない。 昔よりシフトダウンがモタつきやすくなった気もするけど、ワイヤー調整で直るし何とも言えない。 そもそも原因は伸びではなくギア板側面の削れかもしれないしね。 それはともかく、コレだけ伸びてもこの程度なら現状ではチェーン伸びで致命的な変速性能の低下が起こる事は無い、としましょう。 知らんけど。

でした

 チェーンは交換しなくて良いかもしれないという驚きの新説が出ました。 現状のスプロケ 7,000km、チェーンもそれくらい? それ以上? な状態からあと何キロでダメになるかでその真偽が決まるね。 3 万キロは太いチェーン・ギアの話だろうから 1 万キロ持てばひとまずオッケーかな。 歯飛びやチェーン切れが起きたら更新情報にてお知らせしましょう。

 さて今回の件からやや明確に言える事は、新品スプロケ導入時は必ずチェーンも新品にすべし! です。 そう言えばベルトドライブはその辺どうなっているんかな。 ベルト車が欲しくもある…です!

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