32H ハブと 28H リムでリアホイールを手組み 改改2020-06

 だいぶ前に無理やり組んだ 32H ハブと 28H リムのタンジェントホイールを、ちょっと前にもう少しマトモにした 32x28改 を組んだんだけど、タンジェントは右 DS だけで左 NDS がラジアルだったので、今回はより後輪らしくフルラジアルで組んでみましょう。

スポークパターン

 こんなんどす。 スポーク本数 12:16 の 3:4 という特殊組み。 赤い右 DS は [32x32 4本組] と同じスポーク長で大丈夫な事は前回の 32x28改 で分かってて、今回の青 NDS は大雑把に言って 2 パターンが存在。 まず 4 本のスポークが複雑に絡み合う箇所↓

と、普通に 3 本組される箇所↓

に分かれます。

スポーク長は

 [4本絡み合い箇所] は画像に線を引いて測った限りでは 4 本とも [32x32 6本組] に近い長さだったのでソレで行こう。 [普通の3本組み箇所] は [32x32 4本組] の値に近い。 左右フランジの PCD が同じなら右 4 本組と同じスポーク長だ。 これなら手元にあるスポークで賄えるし早速組みまひょか!

組んだばかりの改をバラす

 DS も緩めはしたけど外すのは NDS のみ。 それにしても最近組んではバラすが習慣になってしまっているね…。 梅雨であまり外を走れない室内生活で持て余し気味とは言え、組みたい欲を抑えないと月 2 回はホイールをバラす事になってしまうぞ…。 なんて考えつつも手を動かして組み終わりです↓

写真じゃ分かりにくいけど NDS の [普通の3本組箇所] はシルバー。 綾は取らず。 [4本入り乱れ箇所] は DS と同じ黒で見分けがつきにくいので分かりやすいように赤く画像加工してみた↓

こんな感じね。 外側の 5 本組の箇所は綾を取ったけど、内側の 3 本組の箇所は流石に近過ぎて綾は取れんかった。 [普通の3本組み箇所] も綾は取らず。 取れず。 まあ取る必要もなかろうてな。

スポーク長は

 右 DS は前回問題無い事を確認していたのでスルーして、左 NDS は [4本入り乱れ箇所] も [普通の3本組箇所] も 1〜2mm 短めだった。 まあでも問題無さげやね。 テンションが一番高い所で 100kgf を超えるくらいしか張ってないので、もっとテンションを上げたら 0.5〜1.5 短いって程度に軽減出来るかもやもしれん。 知らんけど。 ちなみに 2mm 足りなそうな一番短めの箇所↓

テンションは?

 面倒なんでシッカリ計ってないけど、大体 70〜100kgf の間に収まっていた。 そして左右差はほぼ無かった。 3:4 に加えてテンション差の出にくい 10s アメクラハブの面目躍如か、単に計りが甘かったか。

乗り心地は

 聞かれるまでもなく違いなんか分からネェのです。 自分ドン・カンと申します。

でした

 ようやくこの 32Hx28H 3:4 組みをフルタンジェントに出来たでー。 スポークパターンが複数あるから踏み込み時のトルク負荷が特定パターンに集中するリスクはあるだろうけど、一番回転方向にスポークの角度がついて負荷が掛かりそうな [4本入り乱れ箇所] は首の太い Pillar X-TRA 1420 にしたし何とかなるでしょう。 と祈る。

 それにしてもホイール組みってやり始めると体がポカポカしてきて汗も滲み出てくるし、意外とカロリー消費してるのかもしれないね。 コレで梅雨太りも防げるかもしれない! 猛烈に組みまくれば。

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