Continental GRAND PRIX(コンチネンタルグランプリ) 4000S2 700x28c2017-03

 26HE → 700c 移行の課題は、車輪のサイズが大きくなることによる最外周部のリム・タイヤ・チューブの重量増加やね。 だもんで、自分的な許容範囲内の幅を確保しつつ出来る限り軽量なタイヤを探した結果見つけたのが [Continental GRAND PRIX 4000S2 700x28c カタログ値重量:235g]。 海外通販の Wiggle で ¥3,900 くらい。 注文から到着まで 12 日。

何故コレを選んだのか

 以前実測幅 27mm のタイヤで溝に嵌ってパンクしてからは、溝に嵌りにくい 30mm 以上の太めのタイヤを履きたがりで、でも 700x32c なんかだと重量 300g オーバーの軽くないヤツばかりなんよな。 しかーし! この 4000s2 はカタログ値より実測幅が太いらしいので、カタログ値 28mm でありながら実測 30mm は確保できそうでありつつ 235g とナカナカに軽いのだ!

さて重量を量りましょうか!

263g……詐欺かッ!

気を取り直して実測幅は?

 空気圧 6bar において、リム内幅 17mm の [stan's notubes ztr alpha 340] だと 31mm くらいで、内幅 17.8mm の [Velocity A23 OC] は 30.7mm くらい。 こっちは文句無しだぜ!

 それにしてもリム内幅が狭い方がタイヤ幅って広いんね。 今回が特殊なのかな。

GIANT PACE に履かせられるか

 リアは余裕アリアリだから省くとして、フロントは以下の写真のように上は余裕アリだけど左右がそれなりにギリギリ。 実測 31mm でコレだから 32mm が限界やね。

脱着のしやすさは

 今まで使ってきたフォルダブルな柔らかいアラミド繊維のケブラービードタイヤの中ではダントツで硬い!

 外す時はまず最初のタイヤレバーの差し込みで渾身の力を必要とされ、うまくレバーがビードに引っかかってさあ外すぞと持ち上げるのもこれまた凄まじく硬く、アルミレバーだと折れてしまうと思う。 鉄タイヤレバーが無いと安心して脱着でけへん。

 嵌める時は嵌ってない方向にグイグイと追い込むように嵌め込んだら 1 度だけ素手での装着に成功したものの、大抵 4~5 回はタイヤレバーを差し込んでまた剛力でビードを持ち上げにゃならん。

 ここまで硬いと細かい気配りが難しく、走る前から 2 回チューブをタイヤレバーで噛んでパンクさせてしもた…。 慣れで解決するかもしれんけど、現時点ではちょっと厳しいカモ。

 鉄のタイヤレバーでやってたらリムがガリガリ傷付くし、こうなると使えそうなプラスチック製のタイヤレバーを探さないとアカンね。

チューブは

 26HE 用の予備に買っていた [TIOGA ウルトラライトチューブ 26x1.00~1.25 70g] を使った。

 チューブが下まで届かないので伸ばさなアカンけど、その面倒ささえ受け入れられれば普通に使えるっぽい。 ただもしかしたら前述のタイヤレバー噛みのパンクはこの小さいチューブのせいもあるかもしれないので注意しよう。

 無理やり利点を考えると、700x28c チューブより 26x1.25 の方が少し軽く、それでいて横幅が広いのでパンク修理パッチは 15mm とかの極小パッチじゃなく 20mm でも問題無く貼れる、ってのがあるます。

向きの指定がある

 タイヤ側面にある矢印の方向が前に向くようにせなアカンらしい。 この通りにしようがしまいがホビーユースには大した影響は無いんだろうけど、装着後に逆にしてしまったのに気付いて気になって嵌め直したら前述のタイヤレバー噛みパンク。 余計な指定はせんといてや! と八つ当たりしておく。

走りは変化した?

 PACE 付属の 700x25c と較べて同じ空気圧だと全く違いが分からんぜよ! 重量は前後で 100g くらいしか軽くなっとらんし鈍感な自分じゃそら気付かんやね。 ただ 25mm だとリム打ちリスクが高まる 3bar くらいでもこの 31mm は問題無く走れたので、乗り心地重視の空気圧にも対応出来るってのは確実に利点ですな。

穴が空いてるぞ?

 タイヤの削れ度合いを測るためのインジケーターっぽいね。 最初は「買ったばかりなのにもう穴空いたんかい!」とうろたえてしまったでよ。

そんなこんなで 4000s2 の評価は!

 値段・重量・幅のバランスが最高レベル! かと思いきや、重量のカタログ値詐欺で「最高」から「中々(なかなか)」に格下げ…。 他にも、配送の速い国内で買うともう少し価格が上がるし、向きの指定が面倒だし、タイヤの脱着も硬いので、それらをひっくるめた評価は厳しめ (ホシ1つ)! 次は別のタイヤを買おう…。 でした!

※追記)タイヤインストールってタイヤを嵌める工具を買ったので 4000s2 も簡単に嵌められるようになった! というかこんな物を買わなきゃいけないなんて…。

※追記 2)その後何回かやってタイヤインストールだけではどうにもならない事が結構あった…。 タイヤレバーよりは確実に良いけど過信は禁物。 やはり 4000s2 は鬼門だ。

他のタイヤも調べてたので

 ここに書き記しておきましょう。 重量は補足がない限りカタログ値で、価格は定価ですよ。

サーファス セカレーシング RS 700x28c 230g? 260g? 280g? ¥4,104
サーファス レスト グラベル グリップ 700x28 225g ¥5,940
サーファス レスト グラベル グリップ 700x32c 250g ¥5,940
MAXXIS リフューズ 700x25c 235g (実測24.5mm, 235gらしい) ¥3,000+税
MAXXIS リフューズ 700x28c 245g ¥3,000+税
MAXXIS リフューズ 700x32c 330g ¥3,000+税
MAXXIS デトネイター 700x28c black 235g ¥3,600+税 (同じ700x28cでもこのモデルだけカタログ値が軽い)
IRC SERAC CX SAND 700x32c 260g (実測32.1mm, 257gらしい) ¥6,200
Vittoria RUBINO PRO 3 700x28c 245g (23cはカタログ225gが実測228gらしい) ¥6,285
SCHWALBE ONE 700x28c 245g (実測は25c→25.2mm, 219g→233gで、23c重量が205g→209gらしい) ¥8,640
PIRELLI Clement Strada LGG 700x28c 250g ¥4,500+税
ブリジストン EXTENZA RR2X 700x28c 255g ¥4,190+税
HUTCHISON FUSION 5 PERFORMANCE 700x28c 220g ¥8,000+税
SOMA シュプールヴィテス SL 700x33c ???g (カタログ23cが190g, EXの42c実測343g) ¥6,400+税
PIRELLI PZERO VELO 700x28c 230g (カタログ210gの25cが実測210g,205g) (実測幅は25で27mm) ¥7,300+税
PIRELLI PZERO VELO 4s 700x28c 250g ¥8,000+税

 これらもカタログ値通りかどうか機会があれば試してみたいものだわい!

※追記)後輪の表面が 1 箇所剥がれて裏地?が見えたのでご臨終となりました。 1.5 年の 6,000〜7,000km 走り切るとは、噂通りの恐ろしい長寿命だぜ…。 前輪だと 2 年は持ちそう。

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