キャリパーブレーキのリターンスプリングを弱める2023-02
Aliexpress で買ったアーチレングス 72mm の超ロングアーチなキャリパーブレーキ XMFOX AS2.5D。 コレが最初に買ったヤツは良かったんだけど、追加購入したのがどうにもリターンスプリングのテンションが高くレバーの引きが重くなってしまうんよね。 なのでその辺をコチョコチョするぞい。
リターンスプリングを外してみる
外したスプリングを曲げられるか試すために。 先ずはリターンスプリングの出口を塞いでいるナットを外そう。 うん 15mm レンチでイケるね。 ナット外し後はペンチでスプリングをグリグリと外す↓
この後、元に戻せるかの確認にスプリング再装着からの再取り外しをしたら、スプリングが「バチンッ!」と弾け、スプリングに付いていた黒い樹脂パーツが部屋の何処かに吹き飛んでいった…。 無くても大丈夫だとは思うけどあった方が良さそうなので床に散乱した
スプリングを曲げて反発力を減らそう
でもどうやって曲げるんねコレ。 硬過ぎてペンチ程度じゃどうにもならない。 それでも頑張って何とか曲げても、当然元の形状に戻ってしまう。 そりゃそうだよリターンスプリングだもの。 コイツは難敵だ…。 という訳でスプリングを直接曲げるのは諦めて、スプリングをブレーキ本体に戻して結束バンドでアーム閉じっ放し状態にしてみる↓
見た事も無いブレーキの姿だ。
翌朝確認したら
結束バンドを外して手でニギニギしたら、おぉ…少し柔らかくなってる! この処置を施したリアと、何もしていないフロント、の両方をお手々でニギニギしたら、20% くらい反発力が弱くなった気がする。 なのでもう二晩放置したら、もう少し弱まった気もするけど一晩目と大きな差は感じず。 25% くらい弱くなったと思いましょう。
前・後ろのスプリングを比較
反発を弱めたリアのスプリングと素の状態のフロントスプリングの曲がり具合を比較したら、少しだけど曲がってるね。 反発力が弱く感じた手感覚を裏付ける物証です。 異議無し!
実戦投入だ
愛車グラビエの前ブレーキをこの弱めたスプリングを戻した XMFOX に交換。 そしたら今まで付けていた BRS202 より少しだけレバーの引きが軽くなったかな。 ただリターンスプリング自体の弱まり率 25% 減より少ない 15% 減くらいに感じる。 25% はスプリングを弱めた XMFOX と弱めてない XMFOX の比較なので、今回の比較対象 BRS202 とはまた違うのでしょう。 ともあれ軽くなった事は間違い無い。 手感覚なので曖昧なモノですがね。
制動力は
上がった…かな? いや分からないか。 そもそもアーム比の違う XMFOX と BRS202 の比較な事は前述の通り。 あまり参考にならんやね。 要求ワイヤー引き量は BRS202 より XMFOX の方が多いからシュークリアランス調整はソコソコ厳しくなったってのに、効きが強くならなかったのは遺憾である。
DIACOMPE BRS202 も絞ってみたら
XMFOX の 72mm より長い 74mm のアーチレングスな BRS202 にも同じ措置を。 そしたら BRS202 は一週間続けたら…変化は…無い…かな。 XMFOX よりアームをしぼれないのが影響したのかもしれない。 写真下部にチョロっと写っているのが XMFOX の絞ったアームです。
でした
ブレーキレバーの引きを軽くする為のリターンスプリング弱め作戦は、劇的ではないもののマアマアの効果を出しそうです。 火で