ブレーキの効きを強くする方法 22019-06

 以前ブレーキの効きを強める方法を書いたけど、それは王道ではあるけど細かい事の積み重ねでかなり面倒くさい方法やった。 なので今回はシンプルに一気に強化する方法を提案してみよか。

その方法とは

 ブレーキレバーの長さを延長すればイインダヨー↓

 廃パイプをホースバンドで固定して延長ね。 力点の遠さを倍くらいに伸ばせたのでブレーキに伝わる力も理論上は倍に増えるのです!

効きが強くなる理屈は

 レバーストロークの距離 (A) とブレーキシューの移動距離 (B) が関係します。 レバーストロークを増やす or シューストロークを減らす or その両方をやれば効きが強まります。

今回は (B) はそのままだけど (A) が伸びたので効きが強化された訳ですな↓

同じレバー引き角度同士でのストロークの違いね。

この例では握りやすくもなった

 補助ブレーキレバーを逆向きに付けると中指がレバーの反っている場所に来て握りにくかったり、そもそも人差し指がレバーに掛からなかったりしたけど、コレなら 4 本すべての指で握れるようになった。 これでツーフィンガーレバーの 2 倍、スリーフィンガーの 1.33 倍レバーに力を込められる (単純計算にて)

さて走ってみよう

 効きの強さは倍くらいになったし、引きの軽さも半分くらいに、つまり 4 倍良くなった! 今まで弄してきたアレやコレやが小細工にしか思えないレベルで想像以上の効果やで…。 コレがあれば油圧なんて要らんね。

欠点は

 レバーがハンドルに接触するまでの角度が狭くなってワイヤー引き量を稼げずシューが少ししか移動しなくなるので、タイヤとシューのクリアランスをギリギリまで狭めんととアカンです。

 まあでも形状を工夫すればもっと角度を稼げるようになるのは間違いないので夢は膨らむね。 元のレバーの反ってる部分をカットして外側にパイプを継ぎ足せば、今回みたいに内側に盛る必要がなくなるのでもっと角度を稼げるでよ。

でした

 世の中に存在するブレーキレバーってドレも短過ぎよね。 長い認定できるのは STI の下ハンくらい。 でも STI はブラケットポジションじゃワンフィンガーレバーくらいしかテコ比?が稼げてない (推測) ので全然効かないから、ブラケットポジションの方が使用頻度が高い事を考えるとトントン以下。 長くしちゃアカン理由が特に見当たらんのに何故こんな短いんやろか。 指が短い人は効きは悪いけど根本を握れば良いだけだし、指が長い人を無視する理由にはならんよね。 このブレーキ性能の大幅アップを体感してしまうともう少しくらい長くなってもバチは当たらんと思うでよ。

 ソレがどうしてもアカンなら今回のみたいなレバー延長エクステンションを発売してーな、って自分はもう作っちゃったから要らんのやけど、メーカーが作ればこんなヘンテコエクステンションよりもっとマシなのが出来るだろうし、それなら ¥1,500 くらいなら買わせて頂きまっせ。 アジャスタブルで長さ調整可能なレバーとかもエエね。 そうだレバー部分だけ別売りで長さを選べるとか、いや最初から長めにしておいて使う人が自由な長さにカットするとか。 夢がモリモリやね。

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