SPDペダル Dixna ロードトリップ482014-11

 ビンディングシューズ&ペダルの使用は総合的に見てプラスなんだけど、その重さが手放しに喜べない要因を作っていることを常々感じていて、それを解消するために軽量ペダルを導入することにした! 買ったのは [Dixna ロードトリップ 48 240g(本体ペア) 51g(クリートペア) ¥5,647] をワールドサイクルにて。

無駄なものが一切ない究極のペダル的なシルエット。 ちなみに今まで使ってたのは片面フラットのシマノ SPD ペダル PD-A530 390g(本体ペア) 50g(クリートペア) 。 今回の Dixna は片面 SPD ってのは同じでも、もう片面のフラット面が無いので普通の靴では乗れないね…。

ペダルスペーサーが使えない!!!

 愛用のペダルスペーサーはクランクの反対側から六角レンチを入れるタイプのペダルが取り付けられないんだけど、このロードトリップはそのタイプだった! 取り付けられない! まったくもって油断していた…。 しょうがないのでペダルスペーサー抜きで取り付けた↓

ひとまずこれで走ってみようかな…。

シマノのクリートがそのまま使えた

 クリートの交換が面倒だったのでシマノのクリートのままでガチャコンしてみたら嵌った! Dixna ペダルのクリートはシマノ互換のようだね。 素晴らし!

クリートはキャッチし易い?

 シマノのペダルは向きが必ず垂直になるので↓の画像のように足を前に突き出すだけでキャッチ面が自然に上にきて嵌まってくれるんだけど、

Dixna のペダルは、右はペダルが全く回転しないので今どの角度かを目視しないと嵌められず、左はシマノのように一定の向きにはなるものの毎回そうなるわけではなく、なったらなったで変な角度でペダルが止まってしまうので↓の画像のようにつま先で一旦クリート面を上に回転させて、

その後にクリートをキャッチするという 2 段階を踏む必要がある。 この [第一段階] → [第二段階] をスムーズに行うのが難しく、せっかく角度が一定なのに上手く嵌まらないので結局下を向いて目視する羽目に。 左右で動きが違うから個体差かもしれないし、使い込めばまた角度は変わってくるかもしれないけど、300km 程度走っても状況に変化はなく嵌めにくいと言わざるを得ない…。 分かりやすいようにペダルの動きを動画に撮ってみた。

↓回転しない右ペダル。

↓回転する左ペダル。 前半が回転するモードで、後半は回転しないモード。

※追記)使い続けたらどっちもクルクル回るようになったよ。

クリート装着中、つまり走行中は?

 一旦クリートを嵌めるとビクともしないシマノの強固さに比べて、Dixna は嵌めた後でもある程度は足首を左右に動かせる遊びがある。 柔軟とも不安定とも取れる好みの問題やね。

クリートの外し易さは?

 何だコレ激烈に緩い! 一番緩い設定にしたらほんのちょっとより少しだけ力を込めるだけで殆ど音もせず「ヌルッ」と外れる。 一番硬くしてようやくシマノを一番緩くしたレベル。 シマノのクリートでも Dixna のクリートでも緩さは同じ。 これはイイネ!

 でもその遊びの大きさのせいか、Dixna のクリートはシマノより大きく足首を捻らないと外れないことがあった。 具体的には、シマノと同じ捻り具合で 1 回目の「バチッ」が来るけど外れなくて、また更に同じくらい捻ると 2 回目の「パキッ」で外れる感じ。 毎回じゃないから使い込めばこなれてくるのかな。 でもシマノのクリートがあるならそっちを使ったほうが良いカモ。

 ※追記)どうやらシマノクリートでも 2 段外しが発生するっぽい。 色々調べた結果、固定力を強めにすると発生しにくいことが分かった。 固定力を弱いまま 2 段外しを発生させないためには、クリートを一気に外すと発生しにくい感じ。 足首の(ひね)りをクイックにスナップを効かせて!

久しぶりの狭い Q ファクターは?

 このペダルは Q ファクターの狭さがウリのようで、そのせいかちょっと足首の角度がズレただけで靴がクランクやチェーンステーに当たってしまう。 前述の通り足首の可動域の遊びが結構あるせいでかなり注意しないと接触を防げない。 というかゴツゴツぶつかりまくる! 自分の 27.5 くらいの足では物理的に厳しいな…。

軽さは?

 たかだか 150g 程度の軽量化などに気付く私ではない! という結果を予想してたけど、ちゃんとペダルが軽くなったのが体感できた! ちょっと驚き。 回転部分の最外周部だしほぼ自分の足だし流石に鈍感でも気付くみたい。 これで靴も軽くなった日には…と思ったけど、SPD シューズはあまり軽いの無いんだよね。 SPD-SL ならあるっぽいけど。

 ※追記)軽量 SPD シューズを導入

評価は

 値段の安さ・軽量さ・脱着の緩さがイイネ! 対してキャッチし難さはダメネ。 でも何よりも靴がクランク・チェーンステーにゴツゴツ接触するのは激烈ダメね! そんなこんなで (ホシ0.5個)! 低評価! でも足の小さい人なら靴は接触し難くなると思うので、それなら評価アップかも。

そんな訳でやっぱりペダルスペーサーを使いたい

 クランク・チェーンステーへの靴の接触は如何ともし難く、ペダルスペーサーの導入を強行することにした! 方法は 2 つ。 ペダルを削って工具の引っ掛け場所を作るか、ペダルスペーサーに穴を開けて六角レンチを通せるようにするか。 今回は新品のペダルよりも使い込んだペダルスペーサーに犠牲になってもらうことにした! 早速ペダルスペーサーを余っていたクランクに嵌めて固定してドリルでゴリゴリ穴を開ける↓

途中でドリルビットの刃が欠けて買い足しに行ったりしつつ、数時間と 2,000 円を消費してようやく貫通↓

穴がちょっと曲がっちゃった大丈夫かな…。 そういえばこれズッシリ重かったから鉄かと思ってたけどアルミっぽい。 磁石くっつかなかったから。 そして穴開けによりペア重量 90g が 80g になった。 軽量化と強度低下!

さあペダルスペーサー込みで取り付けてみるよ…

 やった取り付けられた! 穴が曲がったせいか六角レンチが回りづらい箇所もあったけど、締められるには締められた。 6mm 六角レンチ に対して 7mm ドリルビットだとちょっとキツかったので、ドリルビットは 7.2mm とかもう少し太い方が良いカモ。 穴が大きくなると強度下がっちゃうけどね。 ともあれ、幅広 Q ファクターで靴がクランク・チェーンステーに接触しなくなって快適! これで評価は (ホシ2つ) つにアップップー!

※追記

 1 年も使うと右ペダルも左と同じように回転するようになった。 両方共クリートキャッチが難しくなってしまったけど、つま先で裏返した後にキャッチ、の 2 段階もそれなりにスムーズに出来るようになったので、評価は特に変化なし。

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