膝サポーター 22016-03

 効果が有るんだか無いんだかよく分からないバンテリン膝サポーターだったけど、長距離走による膝痛発生の翌日にまだ残っていた痛みをどうにかしたいと思って履いてみたら、何と膝の痛みが弱まったんよ! 事後だけどコレ本当に効果あるんやね! なので積極的に実戦投入しようかと思ったけど片足分を無くしてしまっていたので、新型を購入することにした。

 左から [バンテリン] [McDavid (モデル不明) Mサイズ] [ザムスト EK1 Mサイズ]。 買ったのは右のザムストを Amazon で ¥2,372 なり。 McDavid は貰い物。

装着図

 順番変わるけど左がザムストで右が McDavid ね。 ズボンの上から。 マジックテープ式は脱着が簡単だし締め付け具合も調節できて良いやね。

重要なのは膝裏痛(ひざうらつう)

 膝裏痛(ひざうらつう)っていうのは、サポーターの膝裏の生地が寄ってジグザグになった部分が肉を挟んだり食い込んだりして痛みを発生させる現象。 バンテリンのはペダルを漕いでると生地がズレてきてこの膝裏痛が強くなっちゃうんよね。

 ちなみに素肌に装着するよりはズボンの上に装着するほうが膝裏痛(ひざうらつう)は和らぐことをこの写真を撮った時に知った。

さてまずはバンテリンをレビュー

 重量は片足 27g と最軽量。 切れ目がなく靴下のように履くタイプなので脱着が面倒。 固定力は弱めながら、長期間の使用で生地が伸びたことを考慮するとそこまで弱くは無い。 膝裏痛は装着直後は弱いが生地がズレるとソコソコな痛みになるので、定期的にシワを伸ばす手間がかかる。 ズボンの下に履くとシワを伸ばしにくい。 靴を履いたままだと脱ぎ着しにくい。 ズボンの上からも脱ぎ着しにくい。 まとめると、軽量さが素晴らしく、アレコレ手間がかかる面倒さがイマイチ。

続いて McDavid は

 重量は片足 147g とヘビー級。 固定力は一番固いがペダリングを致命的に阻害するレベルでは無し。 膝裏痛は殆ど感じず生地もズレない。 マジックテープで脱着が簡単。 生地裏に妙な出っ張りがあってうまく位置を合わせないと痛かったりすることも。 まとめると、サポーターとしての機能は素晴らしく、でも重いので疲れそう。

最後にザムスト EK1

 重量は片足 60g と中級。 固定力は中くらい。 膝裏痛は致命的ではないもののやや痛い。 生地はちょっとズレるけど一定以上はズレない。 マジックテープで脱着が簡単。 サイズはザムストのサイトに載っていたサイズ計算だと自分は M がピッタリだったけど、それだとちょっと小さくてキツいので、緩めに装着して固定力を下げるのは厳しい感じ。 上下位置によっては膝の皿の上とか下とかが痛くなることも。 まとめると、特に良いところは無く、膝裏がやや痛いイマイチくん。

まとめると

 脱着やシワ伸ばしが面倒でも走りを重視するなら軽量バンテリン。 重量が重くても膝痛防御力を重視するなら固い McDavid(固定力が高いと膝痛防御力が高まる、という前提ならば)。 その中間のイマイチザムストくん。 でありましょう。

固定力と走りの関係

 同じ道をサポーターを着けたり外したりして同じ力加減で何往復もしたところ、サイコンのチラ見具合ではサポータ着きで 30km/h が外すと 30.5km/h になるくらいの差はありそうだったけど、明確に断言できるレベルの時速差は出なかった。 でも足という一番動く部位の重量が増えて疲れやすくなるのは間違いないと思うので、その誤差レベルの差が許容範囲内か範囲外かを自分の膝の具合を見て判断せよ、って感じやね。 (後述の追記を参照のこと!)

そうそう McDavid の変な出っ張りってのは

 ↓こんな感じよ。 結構しっかりとした出っ張り。 これが何なのかは分からないけど何か意味はあるんだろうね。 ズレは防げそう。 位置が定まらないと膝横が痛くなっちゃうんだけどね。

※追記

 その後バンテリンのもう片足が見つかったので長距離走行ではそれなりに使用し続けたところ、やっぱり膝裏のシワをちょいちょい直す手間は必要だけど、走りの低下は無いどころかむしろ履いていた方が早く走れる気もするという結論に! 強くシッカリとペダルを踏めるようになった感じ。 数値化してないんでソレが本当かどうかの自信はないけど、バンテリンレベルの簡易的なものなら誰しもが一度は試す価値アリだと思うかもしれんです。

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