エキュルイユがまた寿命でグランプリ 5000 に2025-04
650x38b でありながら実測重量 248g と恐ろしく軽量なタイヤエキュルイユ。 2本買った内の1本はサイドカットをくらいつつも無理やり寿命を全う。 もう1本も途中倉庫番になりながらも走行距離が多分 5,000km くらいで寿命が来ました。 超軽量タイヤの割には長持ちさんや。
状態は
走行中に車輪の回転に合わせた周期的な「コツコツ」という振動がくるようになりんした。 すぐにシプレの時のアレや! と気付いてタイヤサイドを確認したら、やっぱり側面が崩壊し中の赤い TPU チューブが少し見える状態に。 交換確定やね。


しかしグランボアの軽量タイヤはエキュルイユ・シプレ共に見事なまでに全てトレッド面の寿命より先にサイドが来た。 サイド崩壊で空気圧に耐えられず膨らんだ部分が起こす振動のお陰で強制的に寿命に気付ける点は良いと言えば良い。
新たに買ったのは

重量・平幅は?


実測重量は 227.6g と、カタログ値 230g と近似。 かなり軽いやね。 タイヤを平らに潰した状態で幅を測る自称「
触った感じは
エキュルイユのようなペラペラ感は無い。 今まで触ってきたタイヤの中で一番柔らかかったのはエキュルイユで、次がクローザープラスで、その次くらい? 平均的な硬さな気がする。 知らんけど。
嵌めやすさは
悪くなし。 最後の押し込みに一定の固さは有るけど素手で嵌められた。 650x38b のエキュルイユに使っていた TPU チューブを流用したので、伸びた TPU チューブをタイヤ内に押し込むのがちょっと手間だったかな。

サイズオーバーの TPU チューブは
果たして機能するか!? という実験でもありますが、そもそもこの TPU は 1.25~1.75 インチ用なので、1.1 インチの 28mm タイヤには使えないんよね。 新品 TPU なら実測幅 29mm のクローザープラスでも問題は起きなかったけど、38mm に伸びたこの個体はどうか。
と思ったらパンク
装着後に空気を入れたら「シュー」って音がしたのでチューブを外して確認したら外周部に穴を確認。 タイヤレバーも使ってないのに何故だ…。 サイズオーバーだから? という訳でパッチを貼って再びタイヤを嵌める。
パンク穴は目視で確認できた

やっぱり TPU チューブはパンク穴が見て分かるね。 この点はブチルより優秀。
装着後の幅は?

リム内幅 18mm の Velocity A23 に空気圧 5bar で 26.7mm! 細過ぎだー! 使い込んで伸びても 28mm に届くか怪しい。 表記より太い 4000s2 に対して 5000 は表記通りくらいって情報が多かったのに…。
走ってみた
停止状態からの加速に必要な力は今までと余り変わらないけど、一旦乗ったスピードが落ちずにスルスル転がる! 巡航速度に到達するまでに掛かる労力は同じながら、一旦スピードに乗ると維持が容易、みたいな感じかな。 理論的には考えにくい事なのであくまで感覚とはいえ、たとえ後輪だけでも空気圧を 2bar から 5bar に高めると流石にかなり違う。 タイヤの違いもあるだろうけどね。
衝撃吸収性は
当然 2bar にしてたエキュルイユには及ばないけど、意外と許容範囲内かも。 擬音で表すと、古の幅 23mm タイヤに 8bar は「ガン!」で、GP5000 5bar は「ボン」で、エキュルイユ 2bar は「ボイン」。 「ガン!」「ボン」「ボイン」の真ん中やね。
キックスタンドが長過ぎる
元々 700c 用のスタンドだったけど 650x38b の時はまだオッケーだったんよ。 でも 650x28b と 1cm も細くなってリアエンドも多分 1cm 下がったので流石にスタンドが相対的に長すぎ状態に。 まだギリギリ自立するけどちょっと風が吹いただけで倒れそう。
車体が前上がりに
後ろが 1cm 沈んだのでサドルも前上がりになったのを感じた。 再調整が面倒くさい。
でした


図らずも想定を超えた細タイヤ回帰となりましたー。 同じ空気圧同士での転がりを比べてみたかったけど、サイドが裂けたエキュルイユに 5bar は入れられず、27mm と細い GP5000 を 2bar にも出来ず。 なので以前のエキュルイユ 4bar の記憶と今の GP5000 5bar を比べると、4bar に対する 5bar だから当然だけど GP5000 の方が確実に転がる。 4bar 同士でも転がりは少し良いと思う。 流石はプロがレースで使うタイヤってトコロかな。 そんなこんなで当分は細タイヤ生活を送るどー。 です!