エイチハンドル 5 代目2019-06

 ここ半年ほど試行錯誤を繰り返している名付けて H(エイチ) ハンドル。 前回の 4 代目はこんな感じ↓

 ただコレ体重を掛けるとグリンとバーが回って使い物にならず、マトモに走る事も無くお蔵入り…。 なのでひとまず繋ぎのハンドルを応急処置的に装着↓

 写真じゃわかりにくいけど普通のハンドルをアジャスタブルステムで無理やり高くして何とか自分好みのハンドル高にし、そこに普通にエアロバーを装着。 今まで通りで無難で文句の無い性能ながら面白みが無い!

なので 5 代目を作ろう

 まずは前回も使ったエアロバーのバー部分にバーエンドバーを通します↓

ほいでバーエンドバーとバーエンドバーを、これも前回使った薄いアルミ板を丸めて作ったパイプに嵌め込み、バーエンドバーと丸めたアルミパイプはホースバンドで締め付けて固定します↓

続いて Amazon で買った RapidHorn 330mm というブルホーンハンドルの先端に、だいぶ前に買って放置していたエアロバーのクランプ具をセット↓

ソレらを合体↓

最後に SCOTT エアロバーの肘パッドを設置して終了!

手前バーが短いな

 エアロバーポジションを快適にするには肘パッドがこの位置じゃないとアカンのやけど、そうするとアップライトポジションでのバーの握りが短くなりすぎる。 リバースレバー (オポジットレバーとも) を浅めに付けて擬似的にバーを延長させたけどちょっとキツい。

なのでクランプ具とホースバンドの間に粘着式のマジックテープを貼って裏側がマジックテープのクッションを貼り付けるだけの肘置きにした↓

クッションは今回使ったバーのエアロバーに付いてきたやつ。 ただ流石にサイズ大きすぎなので、このポジションで問題なければパッドはもっと小さいやつに交換しよう。

さあ車体に装着だ

 ワイヤー類が邪魔ではあるものの小物設置スペースが広大で、ハンドル高も 17cm ほどアップさせられるし、見た目の異形さを気にしなければ良い感じですな。

走ってみたら

 バーの長さの限界で肘置きの位置が奥過ぎて肘置きに肘を置けず、肘と手首の中間くらいに肘置きが来てしまう↓

肘置きに肘が来るようにすると手の平がバーを飛び越えてまう↓

 普通に走れるっちゃ走れるけど肘がちゃんと肘置きに来ないと痛くなりやすいしちょっと微妙やね…。 39cm という自分が調べた限り最長のエアロバーでもコレですよ。 こうなるともうフラットバーを使うくらいしか解決策は思い付かず。 うーん…。

グニグニする

 大した問題じゃ無いけど、バー先端をグイッと引くとグニャッと撓んでまうんよ。 断言は出来んけど恐らく RapidHone が撓んでるように見える。 330mm と短いのに 274g と結構重量あるから頑丈かと思ったけど、柔いんかな。

あとミニ V ブレーキの引きが足りない

 引き量 2 のリバースレバーだと要求引き量が約 3.2 くらいの TEKTRO 926AL が引ききれない。 リバースじゃない普通のレバーなら引き量 2 でもそこまで調整は難しくないけど、リバースレバーはその形状からレバーがハンドルにカチンとぶつかるのが早くてワイヤー引き量を稼げずシューがリムに届かんのです。

 一応 [シューとリムのクリアランス調整] [片効き調整] [ホイールの振れ取り] を極限まで突き詰めればギリギリ許容範囲内の効きには出来るけど成功率は低いし、成功したとしてもかなりシビアなので数日で再調整が必要になってまう。 冗談抜きで週に 2 回のクリアランス調整と月に 2 回の振れ取りが必要になる。 ホイール・タイヤ・チューブの脱着なんかをした日にゃあ一発でシュータッチ。 コレはメーカー指定のレバーと本体の組み合わせでしか調整をした事がない人にはお手上げやろね。 クリアランス調整が厳しいメカニカルディスクブレーキの方がまだマシ。

 ちなみに要求される引き量が 2.5 のシマノ New Super SLR 規格のキャリパーブレーキでの調整もある程度キツい。 なのでこのレバーを使うなら旧シマノキャリパーで New じゃない要求引き量 2 のただの Super SLR なキャリパーブレーキ or SRAM キャリパー or カンパニョーロキャリパーにしておいた方が良さそうですぞ。 可能であればロングアーチで。

脇が広がったのはラク

 今までのカマハンエアロバーはブリッジの狭さ故に強制的に脇を締めてエアロバーを握らざるを得なかったんやけど、今回の H ハンドルは肘を広げてエアロバーを握れるのでより上半身がリラックスできる。 空気抵抗的には脇を締めた方がエエんやろうが、空気抵抗を気にする程の速さで走っとらんしかまへんでよ。

そんな感じでしたよ

 肘置きの場所が如何ともし難いものの、走れるは走れるのでひとまずコレで暫く走ってみまひょか。 しかしまあ我ながらこんなヘンテコハンドルにどんだけ資源を投下しとるんやろか…。 ココまでアレコレやるなら最初から理想の形を金属屋?でオーダーしてしまうのが良い気がしてきた。 でも以前いくつかの業者に問い合わせてみたけどどこも対応出来なかった。 どこかに対応できるお店無いかなあ。

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