パニアバッグ用リアキャリアを自作2016-11
半年くらい前からサドルバッグが極めて取り付けにくい前乗りシートポストでも荷物を積めるよう
使用するパニアバッグは
ヤフオクで手に入れた [DYSLIAN パニアバッグ 30x30cm 480g ¥610(本体)+¥400(送料)=¥1,010] を使いますよっと。 サイドポケットとかは一切無いし、ただのナイロンで防水機能も無いだろうけど、一般的な 1kg オーバーのパニアバッグに比べて超軽量 & 激安。 ちなみに DYSLIAN ってのはバックに書かれていたんだけど、メーカーなのか商品名なのかネット検索では分からず。
キャリアの設計は
700c クロスバイクの写真をトレースした上にパニアバッグ 30x30cm を重ねた画像をベースとし、そこにリアキャリアの線を引いて実際のミリに換算して各パイプの長さを算出する感じで作った。
斜めの線は三角関数とか使ってそれなりに精度を出したけど、本当にコレでオッケーかはちょっと不安。 まあやってみまひょか。
素材はアルミパイプ
例によってドイト東久留米店で買える ¥172 の激安アルミパイプ [長さ:1m 直径:10mm 肉厚:1mm 重量:70g] も使うけど、今回はヘの字パイプ(設計図の左下のやつを右に回転させると [ヘ] だから)が長さ 1m じゃ足りないので、ヤフオクの秘密基地ってストアで [長さ:4m 直径:10mm 肉厚:1mm 重量:77g(1mあたり)] を ¥480(本体)+¥650(送料) にて購入。
さあパイプベンダーで曲げまひょか
上のロの字パイプはちゃんとカットしてから曲げるべきだった…。 交差してる箇所が当然水平になってないんで、この後金ノコでカットしてグイッと曲げて水平にしたよ。 パイプベンダーの使い方はコチラね。
パイプ同士の連結はホースバンドで
島忠ホームズ東村山店で [takagi バンド高圧ドライバー締外径08-22 QG421 7g] を購入。
↑ホースバンドを締め込んでない仮組み状態の全体図。 右にある写真の外まで伸びてるパイプはシート側のダボ穴に連結させる為のヤツね。 面倒なんで片側しか作っとりませんのよ。
↑シート側の連結部。
↑最後尾の連結部。 3 本目のダボ穴連結パイプのあるシート側と違って 2 本なんで 6~15mm のより小さいホースバンドでもギリギリ締められたけど、重量は 1g しか変わらんかったしギリギリもアレだし余裕を持って 8~22mm を使った。 嗚呼溶接が出来るようになりたいや…。
ダボ穴固定ボルト通し穴も開けますか
↑見えにくいけど新聞紙に引いた設計図に合わせて [後への字パイプ] と [前コの字パイプ] の交差点にマークを付けたら、それに合わせて丁度良い長さにカットして先端を潰し、
↑ドリルで穴を開けてボルトを通したら、
↑ほれ完成じゃーい!
バッグを載せてみた
バッグがホイールに接触することも無さそうだし良い感じやね。
バッグの下側が跳ねたりズレたりしないようにキャリアに引っ付けられるフックか何かを付けたほうが良いだろうけど、作業を続ける気力が尽きたので今回はここまでよ。
さてキャリアの重量は!?
ダボ穴固定用の鉄ボルトも含めたキャリアの込み込み重量は 252g! シート側ダボ穴連結パイプを 2 本にしたらプラス 20g の 272g くらいかな。 車体によってダボ穴連結パイプの長さは変わるだろうけどどんなに長くても 300g を超えることは無さそうね。 流石に第三弾の超簡易型 140g に比べたら重いけど、一般的な市販のリアキャリア 600g 前後に比べて半分以下! バッグも軽いし上手くいけば市販品と較べて込み込み 1kg 以上軽くなる可能性も! 耐荷重量は激減だろうけどね…。
肝心の耐荷重量は
まだ出来上がったばかりで 1mm も走っとらんけど、車体に取り付けて手でグリグリした限りでは、前後はビクともせんけど左右のブレは市販品よりちょっと
他にも課題が
シート側ダボ穴連結パイプが長さ決め打ちなんで、別の自転車に取り付けようと思うとまた作らにゃならん。 でもパイプは ¥172 で調達できるし、作業ももう慣れたんで 30 分もかからんだろうから、そこまで大きな問題でもないさね。 と思っておく。
そんなこんなで不安はあれど
劇的に
以上をもって
リアキャリアの自作に手を出してからいずれ作ろうと思っていたフルサイズリアキャリア製作は実現した! 亀のような歩みだったけどひとまずお疲れ自分! でした!
※追記)耐久性テストが終了! 走りの変化なども含めた結果は…。