Tern Link キックバイク化2024-06

 ドライブトレインを BeAll TR2 に移植して走行不能になった折りたたみ自転車の Tern Link A7。 このままだと宝の持ち腐れなので、キックバイクとして再生しようじゃないかい!

法律ではどうなっているか

 ここによるとキックバイクは法律上は自転車が属する「軽車両」ではなく「遊具」となり「交通の頻繁な場所での使用が禁止」との事。 ここでは「キックボードの利用者は道交法上の歩行者」とだけ。 何とも言えないけど走っちゃダメでは無さそやね。 交通の妨げにならないなら使って良いよ、という感じでしょう。 以前あさひでボトムブラケットを外して貰うためキックバイクとして公道を走った時は何も考えていなかったけど、違法でなくて良かった良かった。

まずは重量を測定

 ドライブトレイン分離直前でも 8.5kg くらいだった筈の Link くんも、今やクランク、ボトムブラケット、チェーン、スプロケット、リアディレイラー、リアシフター、シフトワイヤーが無くなり更に軽量化されている筈。 という訳で量ったら 7kg で軽量化は推定 1.5kg。 デュラパーツが使われていたりと元々が軽かったから、もっと重いクランクとかなら 2kg は軽量化出来たでしょう。

走る前に軽く整備

 と言っても振れが大きかった前輪の振れ取り調整をしただけ。 28H リムに 18 本スポークという変則組みながら良く持ってくれている。 もう3年は使っているぜ。

走ろう

 地面をケリケリとな。 そしたら尻に荷重が掛かり過ぎる! そうか、普通の自転車じゃ足の重さはペダルに乗るけど、キックバイクではサドルに乗っかるのか…。 ハンドル荷重もあまり無いし、ほぼ全体重がお尻に掛かる。 以前は尻荷重が気になった記憶は無いんだけどなあ。 こりゃ駄目か?

サドルを変えよう

 Link にはずっと ROCKBROS 6685CC1E-BBK を使っていたけど、ソレを至高の柔らかサドル planet bike p5000-1 A.R.S. に変更。 冒頭の写真はサドル交換後ね。 そしたら尻荷重は大幅に緩和された! でも長距離は厳しい気がする。 10km は無理そう。

 ちなみにこの planet サドルは、コレ用に買ったのではなく予備として注文したのがちょうどこの時に届いたのです。 購入場所は Amazon で海外発送が ¥6,414 なり。 以前は eBay で ¥4,757 だったけど、今や eBay では 1万円を超える物もあり物価高を痛感する。

速度は

 脱力気味に足をブラブラさせるだけの感じだと時速は 10km/h 出るか出ないかくらい。 少し頑張ると 12km/h で、かなり頑張ると 15km/h。 以前もそんな感じだったね。 頑張り走はかなり疲れるので 10km/h を大きく超える速度を出し続けるのは厳しいかもしれない。 チェーンドライブ有りと比べた疲労対速度は半分くらいな感じ。 遅い…。

でした

 総合すると「尻荷重の激しさ」と「速度の遅さ」で実用性は皆無! と結論付けます! (ホシ0個)! チェーンドライブを放棄した事による 1.5kg の軽量化で輪行が楽になるというメリットだけじゃどうにもならないと思った。 そりゃそうだ、便利だったら世に普及しているぜ。 コレならキックボードの方がまだマシかもしれない。 乗った事ないけど。 です!

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