Litepro V ブレーキ片効き不調2023-04

 軽さとホイールのインチアップが可能な対応力がありながら安価な Litepro V ブレーキ。 コイツが方効き調整で悪さするんよ。 最初からそうだったのか劣化した結果なのかは分からないけど、今回はその話。

症状は?

 ブレーキレバーを握って離す度に片効き具合がズレるのです↓

 発動条件は分からず。 このせいでシューとリムのクリアランスを広めにしとかにゃアカン。 ギリギリまで詰めると走行中に「シュッシュッ」って音がするので、そうなったら音が出なくなるまでレバーを軽く何度かグッパグッパと握る必要がある。 よろしくないですねー。

本体を確認

 片側のピボット部シールドベアリングの防水シール?的なヤツがありまへん。 写真の左側ね。 コレが原因なんかな。 それともシールがあった時からこうだったのか。 動きのスムーズさに違いは無さそうだし、原因が全くわからない…。

対策は

 サクッと別物に交換しましょ。 そのために MUQZI ってロゴの付いた V ブレーキを Aliexpress の Everything in Here Store にて ¥1,685 + 送料 ¥609 にて購入。 取り付け用の六角レンチが付いてきたのでそのぶん値段が上がっているかと思うと、六角レンチが有り余っている自分にはイマイチ。 というか六角レンチは「台座ボルト用 5mm」「ワイヤー止め用 4mm」「片効き調整用 2mm」の3本が必要なのに、4mm と 2mm の2本しか入っとらんかった。

スペックは

 アームレングス 108mm・軽量・インチアップ可能と、性能は Litepro に酷似している。 重量の詳細は以下の通り↓

アーム76.5g
取り付けボルト6.9g
リードパイプ4.7g
合計88.1g

カタログ値は 98.6g だったけど、それよりかなり軽いね。 もしかして六角レンチの重量も含めているのかな。

装着!

 赤の入った Litepro と違って物足りない色味だ、と思ってしまった。 Litepro の変な赤のアクセントが嫌でコイツを買った面もあったのに、いつの間にか Litepro の赤に目が馴染んでしまったのね…。

問題の片効き不調は

 今のトコロ問題無いように見える。 コレが継続してくれる事を祈りましょう。

使用感は

 Litepro とほぼ同じやね。 まあアームレングスが同じなら差別化は難しいよね V ブレーキは。 昔あったと言われるパラレルリンクとかだと随分と変わりそうだけど。

鳴き・ガタは?

 今使っている Power Circle と書かれたリムのオールブラック版は使い続けると恐ろしい鳴き・ガタを発生させるのだけれども、今使っている銀リムはまだ使い始めだからか鳴きは発生しておりません。 ガタは Litepro の時は強くブレーキを掛けると程々にガタガタしていたけど、MUQZI にしたらガタつきは弱まった! そして暫く使っていたら何故か制動力が落ちて全くガタらなくなった。 どゆ事? 許容範囲内の効きだから結果オーライだけど何とも釈然としない。

でした

 冒頭にも書いたけど Litepro の問題が最初からあったのか途中から発生したのかが分からんのですが、途中からにしても耐久性が低いって事になるので、Litepro V ブレーキは何かしらの問題を孕んでいるのかもしれない。 さて同じく軽量 V ブレーキの MUQZI も同じ様になるか!? というか何て発音するんだムクズィ!

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