カマハンエアロバーがズレる2016-05

 カマキリハンドルに装着したエアロバーの左右の角度がズレてる時があるんよ。 今回はそれの解消を!

↑装着図ね。

ズレってのは?

 グイグイ引くせいか気付くとエアロバーの取り付け台座としてカマハンに取り付けているバーエンドバーの角度が変わっとるんよな。 で、角度のズレ方によってはエアロバー同士の間隔が狭くなって先端がゴツゴツぶつかってブレーキレバーのクランプ部が削れてまう。 これは避けたい!

この程度のズレ↑でも路面からの衝撃でバーがブルブル震えることでお互いがガチガチぶつかっちゃう。

ガチガチいってたけど無視して暫く放置してたので見事にヘコんじゃってるやね。

さて今回の計画は

 バーエンドバーの外径 22.2mm にエアロバーのクランプ径 23.8mm を取り付けるために自作の 22.2 → 23.8mm なシムを使ってるんだけど、そのシムを幅広にして左右のバーエンドバーを連結させちゃう!

シムと同じ 0.8mm 厚のアルミ板を加工

↑22.2mm の外周は 22.2 x 3.14 = 69.708mm なので 65mm の位置に線を引きます。

↑その場所にカッターで何度も切り込みを入れます。 カッターの切れ味や力の込め具合にもよるけど 5,6 回程度じゃ足りなかったので 20 回くらいザクザクとね。 気を抜くとあらぬ方向にカッターがズレちゃうのでちょっと難しい。 前回のようにハサミでカットしたほうが楽だったかな。

↑ほんで切り込み箇所を手でグイグイ曲げ続けます。 結構硬いから変な歪みにならないように注意しつつも 10 回くらい曲げ戻しを繰り返すと…

↑パキッと分離! ハサミより難易度はチョイ高めだけど、こっちの方が真っ直ぐな切り口にしやすいかも!

続いて曲げ癖を付けるよ

 手だけでやると大変だし変に曲がっちゃうので 23.8mm のクランプ部と 22.2mm のフラットバーで挟んで体重をかけていく。

表面傷だらけだけどホイ完成や。 ていうか外周足りなかったね…。 22.2mm x 3.14 じゃなくて 23.8mm x 3.14 を基準にしとくべきだったかな。

気を取り直して車体に取り付け

 まずはバーエンドバーを水平にせねば。 左が水平にセットした状態で、右が今までのチョイ下向きな状態ね↓

ちょっと位置が高くなっちゃうのは許容しよう。 さあ装着だ!

シムの隙間は思ったほど空かなかったしバッチリや! ギュっと締め付ければそれなりに丁度良くなるんやね。 そのうちテープか何かで塞いどこか。

よし走ってみよう

 今までは体重をかけるとハンドルが(たわ)んでたけど、これにしたら無茶苦茶硬くなってビクともしない! バー自体の振動によるブレも殆ど起こらなくなっとるん。 0.8mm 厚のアルミ板を巻いただけでこんなに頑丈になるんやね。 エアロバーをグイッと引いて上半身を固定するエアロポジション時にも何となくパワーロスが減った感じがしたり。

総括

 メリットは、バーのズレに悩まされなくなるのと、剛性アップによるエアロポジション時のもしかしたら高出力化と、サイコン・ライトなどの小物取付位置が増えたこと。 デメリットは、幅広化でシムが 8g から 19g に増量したことと、バーの水平を維持するためにエアロポジションの高さが固定されてしまうことと、体感出来なかったけど理論上はハンドルの(たわ)みが無くなって振動吸収性が低下すること。 そんなこんなをトータルした今回の改造の評価は、バーのズレという明確なデメリットを防ぎ、小物取り付け位置の増加という明確なメリットも有り、それでいて重量も殆ど増えず費用も一切かからなかったので (ホシ2.5個) とします! ウス!

ちなみにバーエンドバーは

 今までは手元に転がってたのを何となく使ってたけど、ちょっと前に軽量さを重視した [パワーツールズ LIGHT BAR ENDS 外径:22.2mm/内径:約20.2mm 握り部分:65mm 53g(実測) ¥2,851] ってやつにしてたんよ。 最軽量クラスのバーエンドバーでありながらお値段程々なので評価は (ホシ2.5個)! 手のひら全体で握ってもまだ余裕のある自分の好みの長さより短めなんで -0.5 ね。

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