太いリムに細過ぎるタイヤを履かせる2022-01
700c クロスバイクの前輪を 26 インチにインチダウンした
使ったタイヤは
かつてタイヤとチューブの摩擦でパンクを頻発させた パナレーサークローザープラス の 26x1.25。 テストなので出費を抑えたかったのと、また同じ現象が起こるか試してみたくなったのもあって、コレを選択。 チューブは TIOGA の水色の箱に入った INNER TUBE と書かれた 26x1.0~1.25。 以前は紫のウルトラライト 70g を使っていたけど、少しは摩擦パンクに強いんじゃないかと思って実測 85g の少し重いコイツにしたです。 摩擦を生み出すタイヤの裏面は以前より少し平らになってる? 変わらない?↓
以前の↓
さあ嵌めてみよう
タイヤが妙に奥に沈んでしまうね。 側面の文字がリムに埋まってしまっている個所↓
妙にモチモチしてるから引っ掛かってしまうんかな。 コレでも別に走れるだろうけどチョット気持ち悪いので、一旦少し空気を抜いて手でグリグリしたらほぼ直ってくれた。 チューブレスじゃないけどコレもビードが上がらないって事で良いんかな。
装着後の実測幅は
内幅 25mm に 1.25 インチ幅タイヤの 4bar で 29~30mm だった。 以前内幅 16mm リムに履かせた時と全く同じだー。 空気圧がその時の 6bar から 4bar に減ってるとはいえ、内幅が 16mm から 25mm と一気に 1.5625 倍になったのに全く変わらないとは誤算なり。 もっとビードを上げれば広がるんかな。 今まで履いていた中古車に付いてきた正体不明の 26x1.5 タイヤとの比較写真↓
参考までに 500 円球を乗っけておきましたよ。 そういえばリム幅とタイヤ幅が同じになった。 空気抵抗的には向上した筈。
※追記)数カ月後に再計測したら 33mm くらいに広がっていたー
走ってみたら
直前まで履いていた 26x1.5 と同じ空気圧 4bar にて。 そしたらアレ? 何だか妙に走りが軽いぞ? 前輪だけの変更なのに鈍感な自分でも気付けた。 サイコンの時速が今までより下手したら 10% は上がってる。 久しぶりに感じる大きな変化だー! って待て待てタイヤ周長を 26x1.5 から 26x1.25 に変えてなかった。 なので 2010mm から 1950mm と約 3% 差の変更をして走ったら、やっぱり 26x1.5 より 5% くらい速くなってるかな。 もしかしてコレは本物か!?
感覚だけじゃアレなので
今回の [太リム細タイヤ] と、昔履いていたリム内幅 15mm に 700x28c タイヤの [細リム太タイヤ] のホイールを付け替えて坂道を一切漕がずに何度か下ってみた。 そしたらサイコンの時速は [太リム細タイヤ] の方がやっぱり 5% 速く表示される! 自分の鈍感センサーも捨てたもんやないね。 違うタイヤ周長を同じになるように補正しての比較だから 100% 正確とは言い切れないけど、走りが軽くなった感覚もあるし、[太リム細タイヤ] で速くなった説の信憑性は高い。
だが硬い!
26x1.5 や 700x28c と比べて同じ空気圧だと明らかに硬い。 太いリムに細いタイヤを嵌めると剛性が上がって転がり抵抗が減るって聞いたけど、単に硬くなるだけかー。 同じ乗り心地で速くなる訳じゃなさそやね。 これなら細リム太タイヤの空気圧を上げるのと同じだ。 いや、非力なハンドポンプで入る程度の空気圧でもタイヤの剛性を確保できると考えればプラスか。 空気抵抗も良くなるらしいしメリットの方が多いのかもしれない。 今回の件だけで結論を出すのもアレやけど。
でした
太リム細タイヤはタイヤの剛性が上がって転がり抵抗が減る! そして乗り心地は硬くなる! でファイナルアンサーやね。 乗り心地を犠牲にしてでも速さを求めたい人や、低圧でも転がる事を活かして小型ハンドポンプ運用をしたい人には良いんじゃないでしょうか! 走行距離 100km じゃタイヤが外れるようなトラブルには遭わなかったけど、推奨外のリム・タイヤの組み合わせなので自己責任にて! です!
そうそう BB ハイトは
タイヤ幅が 9.5mm 減って BB ハイトは 260mm から 255mm と 5mm 低下。 もう少し高くなると思ってたけど「太リム細タイヤではタイヤが横に広がる代わりに高さが失われる」って情報があったので、そういうことなんかな。 ここまで低くてもクランクブラザーズのキャンディなら今の所地面への接触無し。 ダブルショットにしたらヤバい?