Cadenza 超軽量化計画 12014-01

　DAHON Cadenza の激重フレームによる足へのダメージを最小限に抑えるため、涙ぐましい軽量化への努力をしてみることにしたよ！ 今までは自分の鈍感さもあって軽量化というものにそこまで情熱を持ってなかったんだけど、今回は株価上昇で懐が温まったので金に糸目をつけずに軽量化を追求する！ いや、多少は糸目つけるけど…。 図らずも第 0 段が実施されているんだよ！

いきなりセコいところから

　という訳でボルト類の軽量化から入るよ！ ボルトってのは基本的に鉄でできているのですが、数は少ないけどアルミやチタンのボルトも存在するのです。 どちらも重量は鉄の半分くらいで、アルミは強度が弱いから負荷のかからない場所にしか使えず、チタンは鉄のウン倍の値段だからあまり使われてない。 今回はそこら辺のリスクを踏まえつつも鉄のボルトを片っ端から軽い素材のやつに変えていくんだよ！

ボトルケージはレニー製ボルト

　今回のボルトの軽量化について調べていたら見つかったんだけど、プラスチックのレニーっていう素材を使ったボルトがあるらしい。 試しに [ネジ専門通販カンパニーウィルコ] ってところで M5x12mm を 10 本購入。 送料・代引き手数料込みで 903 円。

　重量はなんと驚きの 10 本で 4g！ 最初に測った時は 5g だったので、多分 4.5g くらいなんだろうね。 1 本に換算すると 0.45g！ 1g 以下！！

　↑取り付けてみた。 プラスチックは強く締めるのが怖い。 ちなみに外したボトルケージ 2 個分の 4 本のボルトが 15g だった。 レニーが 0.45 x 4 = 1.8g だから、なんと 88% の軽量化！ ま、グラムにしたら 13.2g しか軽くなってないけどね〜。 一応もう一つボトルケージを付ける予定なので、そうなると軽量化は 13.2 x 1.5 = 19.8g くらいになるのかな。 という訳でここでの軽量化は 20g としましょう。 微量！

　ちなみにブレーキレバー取り付けボルトにレニーを使ってみたんだけど、ちょっと強めに締めたらパキッと折れた。 取り出せる状態で折れてよかった…。

Vブレーキ台座はチタン

　ヤフオクで 3,000 円と値は張ったもののエイヤッと購入。 ブレーキみたいに強力な負荷がかかる箇所はレニーって訳にはいかないっしょ。 コレは [台座ボルト] [Vブレーキ取り付けボルト] [ブレーキワイヤー固定ボルト] のセットで重量は 19g。 それにしてもチタンの光沢が綺麗だ…。

　そんな訳で V ブレーキの台座を外さなきゃならないよ！ 以前 ESCAPE R3 のフロントフォークで試して痛い目にあったから、今回はちゃんと適合するスパナを買ってきた。 Cadenza の V ブレーキ台座は 9mm という百均では売ってないマイナー？なサイズで、ホームセンターで 700 円くらい払って買ってきた。 300 円くらいの薄い奴もあったんだけど、ボルトをなめたら悲惨なので厚みのあるシッカリしたやつにした。

　ねじ込み部分にクレ556を吹き付けながら慎重にグググ…と回したら…外れた！ 簡単に外れた！ 簡単じゃないかー！ 外したボルトの重量が 33g だったので、33 - 19 = 14g の軽量化！ ヤバいホントにスズメの涙だ！ ちなみに今回はリアだけなのでフロントもやってたら 28g の軽量化って感じかな。

そんなこんなで全部まとめてみた

　レニーボルトで問題なく通販できたのでまたウィルコで今度は約 7,000 円分のチタンボルトを購入し、そこここのボルトをゴッソリ交換した。 以下の表はその成果。 ちなみにウィルコのボルトは自転車で使われるものに比べて頭が大きいので、例えばエアロバーのクランプボルトはそのままじゃ入らなかったからエアロバー側をガリガリ削らなきゃならなかったし、ステムはギリギリそのまま入ったけどモノによっては厳しいと思う。 注意！

↓ボルトの頭の大きさ違い写真。 左が普通のやつで右がウィルコの頭デカボルト。

という訳で

　自己満足な超軽量化計画第 1 弾は終了！ 1 万円ちょい使って、それとドリルでエアロバーゴリゴリ削ったのを含めても、100g も軽量化出来なかった。 虚しい…。