前650B、後ろ700C 其の弐2025-05

 前回は年々重量化する車体を少し軽くしたいと思って程々な重量のグラビエフレームからソコソコ軽いシラスフレームに変えたんよね。 フレーム以外のパーツはそのまま移植に近かったけど、その中でも大きく変更した足回りの話だぞい。

変更は以下の通り

グラビエシラス
前リム26HE
ONGDEXIN
RX19
515g
650B
Velocity
A23
415g
後リム650B
Velocity
A23
415g
700C
アメリカンクラシック
SPRINT350
362g
前タイヤシュワルベ
コジャック
26x1.35
314g
コンチネンタル
GP5000
650x28B
227.6g
後タイヤコンチネンタル
GP5000
650x28B
227.6g
パナレーサー
アジリスト
700x30C
242.3g

では細かい事を書いていこう。

前輪

 グラビエの時はキャリブレ下げ魔具を使って 700C ロードフォークに 26HE ホイールを使っていたけど、流石に魔具を長期間使用する気にはなれず 650B のホイールに。 650B なら魔具を使わずにロングアーチキャリパーブレーキだけで実用的な制動力を得られるからね。 使ったホイールは Velocity A23 リムを使った以前組んだ手組ホイール。 重量は 621g。

 タイヤは写真の後ろに写っている同じ A23 リムのグラビエに使っていた後輪から剥いだ Continental Grand Prix(グランプリ) 5000 650x28B とややサイズオーバーの 26or27.5x1.25~1.75 の TPU チューブ。 150km 程走って付け替えた GP5000 の実測幅は 27mm 少々のまま。 やっぱり細い…。

後輪は

 コレも以前組んだ 362g と超軽量な American Classic Sprint 350 リムを使った手組ホイール。 重量 684g なり。 ハンドルを切った際につま先が前輪に接触する問題を解消する為のインチダウンも後輪には関係無いからね。 もう前輪に 700C を使う気は無いし、この機会に軽量化と在庫処分の一石二鳥だ。 リムの摩耗限界まで使い切るつもり。

タイヤ・チューブは

 タイヤは新たに買った Panaracer の AGILEST(アジリスト) 700x30c。 GP5000 が8千円強もしたのでコレ以上お金を掛けるまいとお安めの Jetty(ジェッティー) plus にしようと思ったけど、在庫無しの取り寄せばかりだったので即納のあったアジリストにしたんよ。 チューブは新たに買った KEIBIKA ってブランド?の箱に MEROCA と書かれた 700c の 23~32mm 用 TPU チューブを使う。

アジリストのデータ

 重量はカタログ値 240g に対して 242.3g と正確。 触った感じは GP5000 より少し柔らかいかな。 タイヤを平らに潰してその幅を測った自称平幅(ひらはば)は測り方によって 75.3mm とか 77mm とか。 幅 28mm の GP5000 が 69mm だったので随分と太いやね。 内幅 15mm と狭いナローなアメクラリムでもそれなりの幅を確保してくれそうだわい。

平幅の測り方を変更したい

 今までは写真1枚目のようにダンベルを乗っけて潰したりしてたけど、写真2枚目のように折り曲げた箇所を測るのが楽で良さそう。 でも折り曲げの方が広く計測されたので、そうなると今まで記録してきたデータと違いが出てしまう。 新エトルトの登場によって表記と実測幅の関係がブレたように。 うむむ…。

MEROCA チューブ

 透明な樹脂?バルブで、先端だけのネジ切り金属が特徴的やね。 バルブ長 45mm を2つ注文したのに 45mm と 80mm が届いたから今回買った Amazon の formerad ってショップは危険かもしれない。 重量はバルブ長 45mm の方が 31.5g で 80mm の方は 29.1g と逆転現象が起きていた。

変なゴムの輪っか

 何に使うんやろかコレ。 取り敢えずバルブの根本に付けてみた。 リム内部の方が良かったかな。

嵌めやすさは

 GP5000 クリンチャーと同じく簡単やった。 古いリムだからか最後に寄せる作業をする事も無く一発で嵌まった。

TPU の初期不良は

 かつて初期不良に悩まされた TPU チューブも今回の MEROCA は空気を入れても無事生存。 製造技術が上がってるんかな。

タイヤ実測幅は

 空気圧 5bar で 28mm。 GP5000 650x28B はリム内幅 18mm で 27mm と細かったけど、リム内幅 15mm でコレなら新エトルト基準のリム内幅 19mm なら 30mm 行きそうだから公称値通りかな。

軽量化の程は

 以下の表の「フレーム」は「フレーム + ヘッドパーツ」で、「ホイール」は「ホイール + リムテープ + タイヤ + チューブ」にて以下の通り↓

グラビエシラス
フレーム1,620g1,470g
ホイール 前1,083g896g
ホイール 後1,103g978g

合計で 462g の軽量化。 コレに撤去したキャリブレ下げ魔具の 60g も加味すると 522g 軽くなった。 マアマアやね。

650x28B のタイヤ周長は

 例によって 650B の細タイヤ用周長はドコにも載っていないので自分で計算。 まずメジャーで測った前輪の直径が大体 645mm。 タイヤの沈み込みを 1.5mm とすると直径は 645 - 1.5x2 = 645 - 3 = 642mm。 ほんでソコに円周率 3.14 を掛ければ 642 x 3.14 = 2,015.88mm となりますな。 キリ良く 2,015mm としまひょか。

走ってみた

 前輪・後輪共に太タイヤだったグラビエ時代の空気圧 2bar と比べて、今回の前後とも 5bar は明確に乗り心地が悪くなり転がりは軽くなった。 路面状態の良い大通りを疾走するなら今回の 5bar はとても良く、荒れ気味の道を走るには 2bar が良し。 何の変哲も無い結論だがコレが事実だ!

軽量化の効果は

 良く感じたのは転がりで加速じゃなかったので殆ど無かったと言えるかな。 ただサドルを持って後輪を持ち上げた時はグラビエより少し軽く感じた。 今右手首を痛めているので善きです。

ブレーキの効きは

 アレコレしてきた歴史がありますので問題無しやでー。 変更点としては左の手前バーは今までのドロップハンドル用補助レバーから普通の V ブレーキ用レバーにした↓

 理由はケーブルスプリッターの配置変更によりアウターケーブルを押し込む事でインナーを引く方式の補助レバーが使えないから。 コレによりワイヤー引き量が増えてクリアランス調整に余裕が出る代わりに制動力は落ちるハズやけど、強力なスイスストップシューを使ったからか握力を込めれば十分に効いてくれた。

脚着きの良さは悪化

 グラビエは BB ハイトが 240mm と極端に低くてサドルに座ったままでも地面に足を着けやすかったけど、このシラスは 270mm と標準的な高さになったので脚着きはかなり悪化。 代わりに車体を傾けた時にペダルが地面に接触しやすい問題が大幅改善したので大きめのペダルも使えるようになった。 良し悪しやね。

ヘッドがガタつく

 ヘッドパーツの上玉押し?を別のヤツにしていたー。 正規品に交換して解決。 ヘッドパーツもアレコレ使ってきて数が溜まっているのに一部ゴチャ混ぜで使ったりしてたせいでドレがドレに使えるか分からなくなってたんよね。 管理大事。

でした

 当初の目的だった軽量化と流れで何となく進めた低圧太タイヤから高圧細タイヤへの移行が完了やでー。 乗り心地はママチャリクロスバイクの TR2 にお任せしてシラスは軽快な走りに注力しまひょかね。 シラスに乗る時はちゃんと段差を避けて縁石はジャンプせにゃ。 です!

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