オフセットシューカートリッジ2016-03

 以前 49mm なショート(ノーマル?)アーチのキャリパーブレーキ対応の 700c フロントフォークに 26HE を装着させたことがあったんだけど、その時に使った最大アーチ長 75mm の [DIA-COMPE(ダイアコンペ) BRS202] だとブレーキシューがギリギリ届くような届かないような感じだったんよ。 シューの上部を削ったり角度を調節したりすればどうとでもなりそうではあったけど、もう少しスマートな対応をしてみようと LORO オンラインショップで [オフセットシューカートリッジ ¥3,200 30g (片輪左右ペア)] を前後の 2 個買ってみた! オフセットブレーキシューケースとか呼ばれる場合もありますな。

 写真には含めてないけど取り付け用のボルト類もちゃんと付属します。 シューは付属しなかった。

どういう効果があるん?

 シューの位置が 7mm 下がるんよ。 なので 49mm のショートアーチキャリパーブレーキにコレを装着すれば 57mm のロングアーチに匹敵するアーチ長になるんやな。75mm の BRS202 は 82mm になる。

↑BRS202 を装着した 700c フォークに 26HE ホイールを合わせた写真。 左が今回のオフセットシューカートリッジで、右が普通のシューね。 僅かに下がってるのが見て取れる。 という訳で先に結論を書くと、ショートアーチの 700c フォークに BRS202 とオフセットシューカートリッジなら 26HE に不安なく対応できる! 成功っス!

実測重量は?

 アルテグラシュー R55C4 と比較した数値を表にまとめてみた。 全て前後セットの数値ね。 カートリッジとボルトを足しても全体と同じ数値にならないのはハカリの性能が悪いから、では済まされないかなこの差は。

アルテグラ
R55C4
オフセットシュー
カートリッジ
カートリッジのみ28g34g
ボルトのみ20g25g
カートリッジ + ボルト46g60g

 オフセットの方がカートリッジ部分が重くなるのは当然として、ボルト類も重いんやね。 重量に関しては全てにおいてアルテグラが優秀。 ちなみにオフセットなカートリッジにアルテグラのボルトを合わせたら 55g になったので、ボルトの差が 5g ってのは正しいっぽい。

シューを嵌めるのがキツすぎる!

 アルテグラに付属したシュー R55C4 をオフセットに嵌めてみたけど、凄まじいキツさで指の力ではどうにもならぬかった…。

↑指の力だとここまでしか入らない。 しかも

↑先に入れとかなあかんボルト受けを入れ忘れたからシューを外さなきゃいけないのに、そのキツさでシューを外すこともままならない!

↑仕方なく僅かな隙間に細い棒を突っ込んでグリグリほじくってようやく外せた。 カートリッジが少し削れてしまった…。

どうやって装着させたん?

↑ホースバンドで締め込んだら何とか嵌ってくれた。 しかしこれもう細い棒を突っ込む隙間もないし外せないんちゃう?

↑はめ込んだ後はシューが削れてめくれとる。 寸法が合っとらんのやな。

↑全て装着完了。 シューとボルトはアルテグラのものを使用。

そんな感じです!

 実際のブレーキの効きは確認しとりません。 実戦投入せずに書くのはどうかと迷ったけど、今後これを試す予定もないのでこの状態で書くことにした。 だったら何でこんなもん買ったのさ、と聞かれると、正月セールで送料・消費税 OFF だったから何となく! と答えるのでした! とさ!

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