Tern Link A7 ホイール組み2021-01

 こないだ買った Tern Link A7 は完全にバラしたまま部屋に散乱しております。 なのでまた組み立てんとアカンのですが、ただ元通りにするのも芸が無いので新たにホイールを組みましょうともよ。 ちなみに Link 分解調査結果はコッチに纏めておきましたよ。

まずはバラした前輪を調べる

 重量を測ったらリムが 328g と結構軽かった。 色々調べて安定的に手に入る ETRTO:406 リムとして見つけたのが以下の 3 つ。

ALEXRIMS DA16 340g 内:16.3mm 外:22.4mm 高:20.8
KINLIN NBR 275g 内:12.8mm 外:19.0mm 高:19.0mm
KINLIN XR240 298g 内:13.7mm 外:19.4mm 高:24.0

 DA16 は国内でも見つかり、KINLIN 2 種は AliExpress で見つかった。 Link のリムは [外幅:24.2mm] [内幅:20mm] と一番ワイドでありながら DA16 より軽い。 側壁厚さが 1.2mm と薄めだからかな。 KINLIN 2 種は軽いけど内幅が狭すぎて対応最大タイヤ幅が NBR で 12.8 x 2.4 = 30.72 の XR240 13.7 x 2.4 = 32.88 と細過ぎる。 それらを総合的に考えて元のリムを流用です。 走行時に発覚したブレーキの効きムラというネックがあるけど、まあそれは我慢しましょう。 お金の節約。

後輪の分解過程も書いてこう

 まずはボスフリーのスプロケを外してみる↓

チェーンで引っ掛けてスプロケを外す工具を 2 つ使って外すっぽい。 片方はトップに、もう片方はローに噛ましてグリッとな↓

外れた。 トップが外れたら残りはスルッと抜けた。 でもコレだけじゃ完バラには至らず↓

ボスフリーが邪魔でスポークプロテクターが外せない。 なのでボスフリーも外してみる↓

小さい穴にプラスドライバーを差し込んでハンマーでガツン! とやったけど全く動く気配が無い…。 外し方間違ってるのかなあ。 なので諦めてスポークプロテクターを切ってスポークを回収。 スポークは新ホイールに使えるかもしれないから切断せずに回収したかったんです。 ボスフリーが邪魔でグニグニ曲げながらだったけど。

新たに組むホイールに使うハブは

 Link ハブは重いし後ろがボスフリーなので刷新ね。 前は AliExpress の SunDa Outdoor Store で買った OLD:74mm 20h 54g なハブ ¥1,584。 後ろはイソパルス組みで使った Powerway R13。 リアエンドが 135mm なので 130mm の R13 にはスペーサーを噛まして 5mm 延長。 1:2 に加えてコレなら左右のテンション差はほぼ無くなってくれるかな。

組み方は

 ↑前輪は 20h ハブに 28h リムでスポーク 18 本の変則ラジアル。 大径の変則ラジアルで問題が起きた事は無いけど、小径だとスポークの角度が大径よりキツくなるから未知数。 後輪は 28h ハブに 28h リムで 1:2 の 21 本というシンプルなやつなので画像は割愛。

少スポークです

 小径ホイールはスポーク本数が少ないのが多いからソレに倣ってスポーク少なめにしたです。 でも調べても小径だから少スポークで良いって情報は見つからなかったんよね。 大径よりニップル・ニップル間の距離が狭まるから支えが少なくても済むんかな。 でも回転数が増えるからスポーク・ニップル 1 つ 1 つへの負荷は増大して寿命は短そう。 まあメインは 700c 車でコッチはサブにするからそんなに走らないと思うし平気でしょう。

スポーク長を計算

 したら 174.8 と 176.3mm の 2 種類だった。 回収したスポークは 188,189,187mm だから使えないか…。 さてどうやってこんな短いスポークを確保しよう。

結果スポークを買ったのは

 初のメカニコにて Pillar PSR14 を注文。 多分カット無しの素の状態。 で、届いてビックリ 175mm x 7 と 176mm x 22 を頼んだのに届いたのは 175mm x 22 と 176mm x 7。 本数が逆だ! なので問い合わせたら「あんさん 1mm 短くても良いって言ったっしょ」って返ってきた。 いや言ったけど、支払い前に受け取った見積書はコッチの注文通りの長さ・本数が書かれていたぞ? ていうか本数ソックリ逆って単に間違えただけダロー! なので見積書通りの本数を送ってくれと言ったら「在庫が無いので返品・返金で」との事。 本当に在庫無しなのか話の整合性を取るための方便かは分からず。

他所で再発注へ

 メカニコの対応が異様に遅くて 2 週間かかったけど返金が確認出来たので、メカニコ以外の候補の一つだったタキザワにホシのカットスポークを注文。 の入力をしていたら、メカニコより安くなる筈なのに少し高い金額が表示されている。 あれ? と思ってよく見たら 176mm の必要本数はメカニコに注文した 22 本ではなく 32 本が正解な事に気付いた! 自分も間違えて注文していたー! こうなると返品・返金を申し出てくれたメカニコに感謝です。 で、当のメカニコは返金だけしといてデータで送ると言っていた返送用の宛先ラベルを 1 週間経っても送ってこない。 何なんだこの遅々としたスピード感は…。 とにもかくにもホシカットスポークも届いたので組み方初めましょか。

※追記)1 ヶ月経ってようやくメカニコから返事が来た! が「忘れてました。ラベルを送っても良いですか?」って早う送れやタコスケー! との返事に対してもまた数日連絡無し。 前回も「忘れてました」だったしどうかしてるぜ。 それでも何とかラベルを受け取って返送。 最初の問い合わせから二ヶ月だ。 もう二度とココを使う事は無いでしょう…。

前輪組み終わり

 スポーク長は順当なラジアル計算で問題無し。 クレ 556 でニップルを回しやすく潤滑したせいか、組み上げ直後のテンションが高い箇所で 150kgf を超えていたので、全体的に張りを緩めて最大 120kgf まで減らした。 テンション上げすぎると首折れしやすくなるし、今回みたいな変則組みだと縦振れが出やすくなると思ったから。 テンションは 4 本並び箇所の外側 2 本が 120kgf 前後と高く内側 2 本が 55kgf 前後と低い↓

 リム穴飛ばしをして縦振れを気にするとこうなるのはこの時と同じ。 もしテンションの低いスポークが仕事をしないなんて事があるならコレは 10 本のスポークでホイールを支えている事になるので、それならテンションが揃う均等間引きのそっくり半分 14 本の方が良いのかもしれない。 まあでもひとまずコレで走ろかね。 事前に分かっていた事だし組み直すのもメンドいし。

後輪

 28H の 1:2 で 21 本スポークです。 前輪と比べるとかなり組みやすかった。 テンションの左右差はほぼ無く 70〜80kgf なり。 もっとテンションは上げられるけど、スポークテンションの違いが乗って分かるほど敏感な自分でもないし、首折れもさせたくないし、そんな訳でこの辺で手を打った。 のではなく、振れを取り切ったらこうなってただけね。 そうそうコレも前輪もニップルはアルミです。

重量は

 重量は前が 463g で 後ろが 638g だから前後で 1,101g。 流石は小径軽いね。 AliExpress の Cycling Classic Store で買ったチタンスキュワー 74mm:18g と 135mm:24g を加えて 481g/662g。 Link 純正と比べると前は 698g から 217g の軽量化で、後ろは 1,028g から 366g の軽量化だから、ひっくるめて -583g。

でした

 スポーク発注から正月休みを挟みつつ返金騒動もあったりで 4 週間掛かってしまったけど、何とかホイールは組み終わった。 そしてその間に到着の遅い AliExpress 注文品も軒並み届いたので、後は組み上げるだけと準備は整った! ようやく部屋に散乱した Link パーツが一箇所に纏まって部屋が片付く! です!

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