後輪のリム・スポーク交換2018-04

 ニップルを締めまくってテンションを上げ過ぎたからか、前リムを削りたくなくて後ろブレーキばかり使っていたからか、まあ恐らくそんな理由でスポーク折れが頻発した後輪のスポークを交換する事にしましたよ。 ついでに新品当時から歪みのあったリム Velocity A23OC も交換しましょう。 使用部材は以下の通り。

アメリカンクラシックリアハブ 32H 222g (流用)
KINLIN(キンリン) XR-22T オフセットリム 32H 456g (タキザワ新品 ¥5,248+¥650=¥5,898)
Pillar(ピラー) PSR X-TRA 1420 エアロスポーク 286mm 4.84g (AliExpress CarbonSpeedCycle Store 60本で¥9,114 1本¥151.9)
スポーク付属アルミニップル 14mm? 0.35g

キンリン XR-22T オフセットリムとは

 お手頃価格なオフセットリムを探して辿り着いたヤツ。 カタログ 445g なのに実測は 456g とサバ読み気味で軽くはないけど、高さ:22mm、内幅:19mm、外幅:24mm のクリンチャーでこの重量ならまあそんなもんでしょう。 1.0mm を切ったら交換時期と言われるリム側壁厚さは 1.5mm くらいと余裕を持った設計で寿命は長そう。 ERD はタキザワサイトには記載されてなかったので色々と検索したら 595mm、595.5mm、596mm とかが見つかり、一番狭い 595mm でスポーク長を計算したら丁度良かった。

↑オフセットしてますでしょ? 何故かバルブホールも少しオフセットしちゃってるけど。

スポーク Pillar PSR X-TRA 1420 とは

 首折れに強くて軽いやつを、という感じで選択。 超軽量でエアロな CX-RAY とスペック上はほぼ同じだけど、首は 2.0mm の CX-RAY に較べて 1420 の方が 2.2mm と太いのと、エアロブレード部分が CX-RAY は楕円なのに 1420 は四角と空気抵抗が少し多そうなのが違い。 カタログでは厚さ 0.95mm ってなってたけど実測 1.0mm っぽい。 誤差なのか、元々そういうものなのか、偽物なのかは分からんです。

 Ali の CarbonSpeedCycle Store ってとこで 60 本パックアルミニップル付きで 1 本あたり ¥151.9 と、クーポンを使ったとはいえ凄まじい安さ。 CX-RAY は 1 本だと [シルバー:¥350] [ブラック:¥500] は下らないし、同じ 1420 でも国内だとメカニコの 1 本 ¥268+送料。 タキザワの DT レボリューション black ¥151.2 + 送料とほぼ同額。 60 本パックのうち 32 本を 286mm で 28 本を 280mm なんて注文が可能だったり、286mm 在庫無しにつき 288mm→286mm のカットも無料だったりと、柔軟に対応してもらえた。 中卒英語でもこれらのやり取り程度なら翻訳アプリ無しでも何とかイケる。 発送もカット作業有りで注文から 10 日と Ali にしては早め。 かなりイイネ。

組み上がりました

 極めてオーソドックスな 32H の 6 本組みだから特にどうということも無し。 かと思いきや、全部スポークを通して何本かニップルを仮止めした時点で ITA で組もうと思ってたのに JIS だった事に気付いてバルブホール位置の関係からスポークを片側全部入れ替えたり、完全に組み上がった所で一箇所綾が取れてないのに気付いて 1 本スポークを外して元に戻したら全体がブレブレになってしまったりと、ナカナカに大変だった…。 振れ取りのしやすさは新品当時から歪んでた A23OC より格段にラクだったですよ。

重量は 847g と、前後換算で 1.5kg の中級ホイール相当ですな。

テンションは

 パークツールのテンションメーターの数値は以下の通り↓

右 DS13121513141214151414121414121413
左 NDS12121212111313111013121411121212

 これを CX-RAY 相当 の kgf に換算するとこう↓

右 DS10797131107118971181311181189711811897118107
左 NDS979797978810710788801079711888979797

 平均すると DS:112.3125kgf、NDS:97.4375kgf と相成りました。 その差は 100:87 と、やっぱり 10s アメクラハブとオフセットリムの組み合わせはテンション差がかなり小さくなりますぞ。 ハブフランジ幅の狭さというデメリットを補って余りあるだろうか。

リムテープは

 以前の A23OC は TIOGA の 17mm だとニップルホールがリムテープの隙間からコンニチハしちゃうので 20mm のシマノ製を使ってたんだけど、試しに 17mm をコイツに装着したところ、リムのヘコみに丁度収まる感じで 17mm でも問題無さそう。 指でグリグリと無理やり片側に寄せてようやく僅かにコンニチハする程度↓

 でも 20mm を装着した。 何故ならそっちの方が新しくて汚れてなかったから。 ちなみにこのシマノのリムテープ、表面と思われる側のバルブ穴付近がザラザラしててチューブを痛めそうだったので裏返して使ってみた↓ 問題が出ない事を祈りましょう…。

※追記)5 ヶ月使ったけどリムテープ由来のパンクは一切しておりません。 裏返しても問題なさそうね。

ベロプラグは

 小のオレンジはスカスカで大のイエローは嵌まらず。 一応イエローをヤスリで削れば嵌まることは確認したけど、10g 程度の軽量化のために 32 個削る気にもなれずリムテープにした。 オレンジは一度使って其処此処(そこここ)が削れたやつなので、削れてない新品ならもしかしたらピッタリ嵌まるかもしれないし嵌まらないかもしれない。

A23OC みたいにベロプラグの隙間からニップルホールがコンニチハする事はこの XR-22RT では無さそう。

タイヤを装着させてみたら

 コンチネンタルグランプリ 4000s2 700x28c 装着時の実測幅は 31.5〜32.2mm くらい。 使い込んでヨレヨレのタイヤだからか測る場所によって違うのです。 ちなみに今まで測ってきた [リム内幅/タイヤ幅] は [17/31] [17.8/30.8] [15/30.2] です。

 画像中央の少し下に消えかけの使用限界インジケーターが。 走行距離 5,000km でこうなので、頑張って 6,000km かな。 前輪は 7,000km は持ちそう。

走ってみたら

 後輪を今までの 28H で 1,140g な Escape R3 ホイールから 32H エアロスポークでワイドリムな 847g のコレに変えた事による差は、ギア 1 枚分軽くなった! のは間違いないんだけど、R3 ホイール装着時の推定空気圧 4bar から今回のタイヤ履き替え時に再充填した空気圧 7bar の差によるものかも、と思って後日空気圧を下げてみたけど、もうよく分からなくなってしまった…。 こういう違いって最初の一瞬しか感じられないんだよね。 しかも [軽い→重い] は気付きにくいと思う。 自分鈍感ですからね。

恒例のいろは坂タイムアタックは

 空気圧は下げる前の 7bar で 3'06" と、R3 ホイール装着時の 3'08" から 2 秒短縮。 ギア一枚軽くなったように思えてもこのタイム差とは、やっぱり単純に空気圧の変化で軽さを感じただけのようです。

ブレーキの効きは

 A23OC と R3 ホイールに較べて確実に効きが良い! 感覚値では 3 割増しの効き。 新品と中古だから比較して良いのかは分からないけど、明確に確実にブレーキ効きます。

という感じでした

 極めて普通のホイールで普通に使い続けられるでしょう。 唯一の不満点は、リムに模様がなくて凄い地味! 見た目はあんまり気にしない自分だけど、ここまで地味だとちょっと萎えますな…。 何かステッカーでも探してみようかしら。 でした!

※追記)このリム KINLIN XR-22T はタイヤの嵌めが硬いリムである事が発覚! だから 4000s2 の嵌めが硬かったり緩かったりしたのね…。 タイヤ嵌めが苦手な人は選ばない方が良いリムかもしれない。

※追記2)3 年弱で走行距離が間違いなく 1 万キロは超えたのでリム側壁厚さを測ったら 1mm だった。 側壁厚は 1mm になったら注意で 0.7mm でアウト、と言われているのかいないのか、まあそういう感じなので、1 万キロで元々の 1.5mm から 0.5mm 減ったから、走れてもあと 5,000km が限度やね。 リアブレーキメインで走る自分だと 3〜4 年で交換って感じだ。 前後ブレーキのバランスが良い人は 5 年持つかも。 十分十分。

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