ブレーキ音鳴り再び2023-01

 ここ最近の我が愛車グラビエ。 こないだ晴れの日でも前ブレーキに激しい音鳴りが発生したのでアレコレしたんやけど、パーツ構成を変えたらその時程ではないもののまた鳴きましたよホントにもう。 制動力を下げれば鳴きが収まる事は分かっているのでいつものようにアレコレしましょ。

シューを XMFOX 純正に交換

 前回 700c ロードフォークに 650B ホイールを履かせた時に、ブレーキはアーチレングス 72mm の超ロングアーチキャリパーブレーキ XMFOX を採用しました。 そしてソコに強力なスイスストップシューを付けたのだけど、以前同様ソレが不味かった。 ソコソコの音鳴りが発生。 なので XMFOX に付属したより弱いと思われるシューに交換。 そしたら鳴きは完全に収まった! けど効きが一気に悪化した…。 ブレーキワイヤーの引き量が多過ぎる状態なので効きの低下は当然の帰結。 というかソレでも効いたスイスストップが凄い。

XMFOX 純正からテクトロ V シューに

 そしたら鳴きの収まりはそのままに制動力は少しだけアップ! コレで妥協しようかと一瞬だけ思ったけど、効きはまだ足りないし、XMFOX 導入から発生したレバーの引きの重さも相変わらず。

やはりブレーキレバーの交換しか

 XMFOX は長いアーチ長にしてはそこまでではないものの、今回のシューの取り付け位置だと要求ワイヤー引き量が 1.9 と少ないのです。 ショートアーチなキャリパーブレーキ本体の 2.5 と比べてね。 そして使っているドロップハンドル用ブレーキレバーの引き量は 2.2。 コレを引き量 1.85 くらいと XMFOX にバッチリなレバー テクトロ FL540 BR-TK-177 に交換だっ!

さあ効果の程は!

 レバー交換でワイヤー引き量を減らした効果は、効きは一気に強化され、レバーの引きも少しだけ軽くなってくれた! が、V ブレーキ時代より依然引きは重め。 いや重さは普通くらいになっただけだから悪くはないんやけど、より良かった過去の記憶があるとイマイチに感じてしまう。 そして他にもデメリットが。

クリアランス調整が厳しくなった

 引き量的にはピッタリな筈なんやけど、いまだかつて無い程シューをギリギリまでリムに近付けないとアカンくなってまったですよ。 未だ世界は謎だらけだ。 エアロバーに付けた方はそこまでじゃないけど、手前のアップバーに付けたサブレバーの方がかなり厳しい。 Jtek ケーブルスプリッターは直結よりサブの方が少し多い引き量を求める傾向はあったけど、この組み合わせに使った事でその欠点が顕在化してしまったようやね。 ホイールの振れ取り頻度が増えそうだ。

レバー逆付けは指が届きにくくなる

 なので握り代を詰める加工をしておいた。 FL540 には握りしろ調整機構が搭載されていないのでワッシャー二枚にて。 コレでエアロバー側の直結レバーもクリアランス調整が厳しくなってしまったけど、ケーブルスプリッターは直結・サブのうちより厳しい方の厳しさが適用されるので、厳しくなかった直結がサブと同じ厳しさになってもクリアランス調整の難易度は変わらない。 影響は無しやね。

レバーの正付けと逆付けの混在は凄い違和感

 慣れで解消してくれると良いのだけれど、もし慣れなかったら後ろブレーキレバーも無理やり逆付けにしてしまおうかしらね。

今までの対策の履歴を纏めよう

 前回の鳴き解消の結果も含めての履歴です。 リムは全て Velocity A23 オールブラック 650B。 シューのスイスストップは FLASH PRO BXP。 テクトロ V シューは何かの中古車に付いてきたヤツ。 バズーカ B-141 と Litepro V ブレーキ本体の組み合わせは 26HE フォークに 650B リムでシューの位置を上げているのでキャリパーレバーも適合する引き量。

フォークブレーキレバーシュー鳴き効き引き評価
バズーカB-141
(26HE)
LiteproV補助SWISS STOP10軽い×
無名V補助SWISS STOP10軽い×
LiteproV補助テクトロ V6軽い
グラビエ純正LiteproV補助SWISS STOP10忘却×
700cロードXMFOX補助SWISS STOP8重い×
補助XMFOX 純正3重い×
補助テクトロ V4重い×
FL540テクトロ V6普通

 スイスストップシューと A23 の組合せのみ音鳴りがするのが明確に分かるね。 シューは値段や手間を考えると簡単に変えられるけどリムはそうもいかないのと、その組み合わせでも最初はあんなに鳴いていなかったと記憶しているから A23 のブレーキ面の黒が剥がれてこうなった可能性もあるので、リム選びに失敗した感はある。 同じブラックサイドの中華リムも音鳴りしたし、ブレーキ面に黒塗装がされたアルミリムにリムブレーキは危険かもしれない。

でした

 前回は軽量化を目指した 700c フォーク化だったけど、336g の軽量化の代償としてブレーキ性能が下がってしまったです。 レバー交換で少し加重されて軽量化は 300g 程度に圧縮されもしたし、最悪ではないけどやや冴えない結果になってまったね。 やや無念。 追々対策を考えよう。 さて、今回のアレコレで他にも気付いた事があったのでソレらを書いて終わりにしまひょかね。

ブレーキレバー テクトロ FL540 の問題点

 ↑暫く使うとリターンスプリングがビロビロに伸びて殆ど機能しなくなってまうんよ。 今回の XMFOX は散々書いた通りリターンスプリングが強いのでレバー側のスプリングが機能しなくても問題無く握った後戻ってくれたけど、組み合わせによってはゴムバンドとかで無理やりレバーを戻す措置が必要になるかもしれない。

 ↑もう一つが、インナーワイヤーのタイコを引っ掛ける箇所がスポッと抜け落ちてまう! 最初からそうだったのか使い続けてこうなったのかは分からないけど、左右のドチラともそうなった。 今回久しぶりにコイツを引き出しから引っ張り出したらタイコ引っ掛け部が無い事に気付いて焦ったですよ。 引き出しをゴソゴソしたらすぐ見つかってくれて本当に良かった。 ワイヤーが張られた状態なら外れる事は無いだろうけど、ワイヤーを外したら注意しよう。

 以上のように FL540 はチョット作りがイマイチなレバーかもしれないね。 まあでも数少ない超ロングアーチキャリパーブレーキに最適なレバーだし、軽量だし、引きも軽いし、悪いヤツじゃないんですよ。

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