GIANT GRAVIER(グラビエ)2022-05

 700c 車だと極めて高い確率で発生を防げない「つま先が前輪にぶつかる問題」。 それが起こらない 26HE ホイールは素晴らしいものの、色々あって断念して 700c に戻したのが前回。 でもやっぱり「つま先前輪接触問題」を解消したくて 700c より少し小さい 27.5 インチの 650B に興味を持ち、買ってしまった GIANT グラビエ M サイズ。 細かい事全然調べてないけど大丈夫だろうか…。

何故グラビエにしたのか

 自分好みのヘッドチューブが長いアップライトなフレームを探していたら、送料含め 2 万円弱とそこまで高くない綺麗めのグラビエがヤフオクに出ていたから。 最初は今の 700c 車の前輪だけを 650b にしようと思っていたけど、この価格なら純粋な 650b 車の方が何かと良いと思って。 ただリムブレーキ版なので、ホイールを交換しようと思ってもリムブレーキ用の 650b リムの選択肢はかなり少ないハズ。 本当に大丈夫かな…。

到着

 大阪から発送連絡の翌日に届いた。 継ぎはぎ段ボールの内側にもテープ張りがされていて自転車救出が大変だった。 プチプチも大量。 年式は「日本交通管理技術協会」のシールに書かれていた平成 29 年の記述から 2017 年かそれ以前と推定。 重量はキックスタンドのみ付けた状態で 10.5kg くらいと、2017 年式のカタログ値 11.2kg より大分軽い。 パーツ変更がなされているようには見えないのだけど。

状態は予想より悪い

 後ろタイヤの側面が剥がれていて、その剥がれて垂れたタイヤがブレーキシューに引っ掛かっかって走れない。 剥がれた個所を切れば走れるようにはなるだろうけど、それはそれで怖い。 それと商品説明に書かれていたパンクがパッチ修理の難しいバルブ付近だったのでチューブの交換は必須。 お買い得な車体かと思ったけど値段相応だった。 パンクは一応パッチを貼って修理したけど、空気を入れたら薄くシューシュー言ってるのでやっぱりダメっぽい。

よし急いで乗ってみよう

 空気が抜け切る前にね。 そしたらペダルを踏むとちょくちょく空転する! フリーのラチェットが壊れてるね。 こりゃあ値段相応ですらなかった…。 「動作確認はしてないし保証もしない」って書かれてたのはこういう事か。 油断していたよ自分…。 まあでもいつものように全部バラしからの全パーツ交換をするので、フレームとフォークさえ無事なら良しとしましょう。 というかフレームセットで売って欲しい。 バラすのと使わないパーツの処分が面倒なんよね。

後輪をバラす

 ハブが駄目な以上ホイールの組み直しは必定なので、まずはリムが流用に値するかを確認。 結果は [重量:568g] [内幅:18.8mm] [外幅:24.1mm] [高さ:20.2mm] [穴数:28h] と相成りました。かなり重いね。 ハブだけじゃなくてリムも変えるべきか、手に入る 650b リムを調べてから決めよう。

当分走れないので全部バラす

 BB 右ワンが固着しているぞー! 1m 延長パイプ作戦もモンキーレンチが「バチンッ」という音と共にはじけ飛ぶ固着っぷり。 コリャ駄目か…。 本当に好きね鉄ワン BB さんは固着するのが。 それでも諦めずラスペネを吹いて翌日に再挑戦するも外れず。 なのでまたラスペネを吹いてもう翌日に試したら…外れた!

 「グッグッグッ」と何度も体重を掛け続けたらふとした瞬間スルッと外れてくれた。 工具が壊れたかと思った。 [後ろタイヤ] [後ろチューブ] [後ろハブ] がダメなイマイチ車体なうえに BB まで固着だったら悲惨だったけど、何とか助かった。

使った道具は

 BB 外し工具の固定は自作ヘッドパーツ圧入工具を流用。 延長パイプに差し込める持ち手の細いレンチは幾多の固着 BB との激戦で掴み面がグニャグニャになってしまっているので、柄は 25cm と長くはなく延長パイプも差し込めない太さの代わりにしっかり工具を掴む分厚い掴み面のモンキーレンチを使った。

何が効いたのか

 外したばかりの右ワンねじ山にはラスペネが浸透したであろうテカテカの艶があったので、ラスペネは浸透していたようです。 ハンマーでモンキーをコツコツ叩いて衝撃を与えたり、火力が全然足りないだろうけどライターで焙ったりもした。 ラスペネ・コンコン・ライターのどれが効いたかと言えば、多分ラスペネ。 ペダルも固着で 3 日掛けて外したけど、ペダルにはラスペネしか使っていなかったから。 あ、ちゃんとラスペネを吹いた側を上にして下のねじ山に浸透していくようにはしました。

全パーツが外れたとなれば

 フレーム重量絶対量るマン参上! 1,560g! フォーク + 下玉押しは 1,056g! フレームは Escape R3の 1,365g より重いけどクロスバイクとしては普通かな。 詳細はここに載せておくぞ。

サドルは柔らかかった

 思いがけず柔らかサドルが手に入ってホクホク。 ただ真ん中の溝が浅いからか尿道へのダメージがちょっとあるかな。 男の子に優しくしてよ。

でした

 いっそ後輪に 700c ホイールを移植してすぐ走れるようにしようかとも思ったけど、折角 27.5 インチ車を手に入れたんだし最初は 27.5 で走り出したい。 そしてそれはいつになる事やら…。 つま先前輪接触問題も試してないし。 そういえば自分が過去に買った中古車はその約 6 割が giant 製。 「中古車愛好家」から「中古giant車愛好家」に名乗り直そう。 です!

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