チューブラー化2011-06

 クロスバイク MINI AL-TR247 をパワーアップさせるため、最初からついていた 24 インチのクリンチャーホイールをチューブラーホイールにすることにした。 自転車の軽量化ってのは回転部分の一番外側、つまりタイヤ(ゴムの部分)を軽くするのが最も効果的らしいんで、タイヤをチューブラーという通常のクリンチャーよりも軽いやつにすることでパワーアップを図る。 ホイール自体も軽かったんで合計で 1kg の軽量化!

購入したもの

■MICHE YOUNG 24インチチューブラーホイール 22,000円 スターサイクル東京
■TUFO Junior 24" PRO 3,603円x2 ワールドサイクル
■ミヤタ TTP-1 チューブラーテープ 16mm x 20m 3,675円 ワールドサイクル
■シマノTIAGRA リアディレイラーRD-4400 300円 楽天オークション
■シマノ8段スプロケット 13-26t 110円 楽天オークション
■シマノリアディレイラーアダプターユニット 515円 サイクルベースあさひ
■SL-A050 L 2スピード(フリクション)左手用ハンドルバー取付タイプ 770円 Be.BIKE

まずはホイールにチューブラータイヤを装着

 例によって装着方法は「チューブラー 装着」などで検索してもらうとして、ここでは自転車のタイヤについて講釈。 タイヤとチューブに分かれているクリンチャーに対して、チューブラーはタイヤとチューブが一体化しており軽量。 さらにクリンチャーはリムとタイヤの引っ掛け構造が必要で重くなるのに対し、チューブラーはリムとタイヤをチューブラーテープと呼ばれる粘着テープで接着するため軽量。 2011年現在では各メーカーの開発努力によりチューブラーとクリンチャーの差はなくなってきているらしいけど、やはりチューブラーの方が性能が良い。

後輪が取り付けられない! 1

 通常は特に悩むことのない作業なんだけど我が MINI では少々の問題が! まず後輪がリアエンドに入らなかった。 しょうがないのでヤスリで軽く削って対応。


これ以上奥に入らない

ちょっと削って終了

後輪が取り付けられない! 2

 購入したチューブラーホイールのリアエンド幅が 130mm なのに対し、なんと我が MINI のリアエンド幅は 135mm だった! 取り付けられないというかホイールとフレームの間に若干隙間ができてしまう。 それを埋めようとクイック(ホイールをフレームに締め付けるもの)を強烈に絞めると 5mm フレームを歪ませることになり、もしかしたらバキン!と行くかもしれない。 そんな訳でワッシャーを挟んで調整することにした。 ストレートという工具屋さん所沢店で調度よいサイズのワッシャーを発見してなんとか対応できた。 ワッシャーは「外径10mm/内径5mm」と「外径20mm/内径10mm」のものが必要で見つけるのに結構苦労した。 写真の手前のワッシャーは「外径12mm/内径5mm」のワッシャーの外側を切って無理やり 10mm にしたやつだけどやっぱ駄目だった。 今回の作業で1つ引っかかったのが、スプロケット側にワッシャーを噛ませるとディレイラーが一番 LOW 側(内側)の1速に届かなくなってしまうという点。 なのでワッシャーはスプロケットの無い方に噛ました。

リアディレイラーが取り付けられない!

 元から分かっていたことなんだけど、我が MINI に最初から付いていたリアディレイラーは爪タイプというフレーム側にディレイラーハンガー(取り付け構造)が必要無いやつ。 それに対し楽天オークション落札のディレイラーはディレイラーハンガーに取り付けるタイプ。 そんな訳でホームセンターで金属板などを買ってきて無理やりディレイラーハンガーを作ってみた。 ちょっとした衝撃でひん曲がりそうだ。 ちなみに取り付け時のネジが邪魔をして一番ハイ側(外側)の8速が使えない状態。 妥協。

シフトレバー取り付け

 今回使ったシフトレバー「SL-A050 L 2スピード」はフリクションと呼ばれる変速時のカチカチが無いタイプ。 なので調度良い場所で止めないとちゃんと変速してくれないという欠点がある反面、ディレイラーの歪みでチェーンラインが多少ずれてもシフトレバー側で吸収できるという利点がある。 なぜこれを選んだかというと、取付部分の経が 26.0mm なのでブルホーンハンドルにも取り付けられるし、何より安いから! 悪くない買い物だったんじゃなかろうか! ただし、私の調整不足かもしれないけど、コレは7速分しか引きが無いかもしれない。 1速に入るようにすると8速に届かず、8速を生かすと1速に入らず。 まあ取り付けネジが邪魔で8速が使えないので問題ないし、そもそも色んなパーツのツギハギなのでこの程度の問題が起きるのは当然だろうさ!

ブレーキシューがリムに届かない!

 なんと 24 インチのタイヤはそれぞれ微妙にサイズが違うらしい! タイヤにはインチではなく ETRTO(エトルト)という表記もあって、元々付いてたタイヤは 540mm で今回買ったチューブラーは 520mm。 ブレーキシューがリムに届かない、というよりタイヤに接触していてこのままだとタイヤが破れちゃうので、ブレーキ本体の位置を無理やり下げるためブレーキ台座をこれまたホームセンターで買った金属板を使って作成。 意外と何とかなるもんだ。

 といった感じでチューブラーホイールへの交換作業は完了! まるで別次元のスピード! とか言うと大げさだけど体感できるスピードアップに成功。 元々のホイールがボスフリーなスプロケットで、今回のホイールがフリーハブだったので、変速系の総取り替えが必要になるのに手こずった。 自転車パーツの互換性は煩わしきかな。

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