Cadenza 超軽量化計画 52014-01

 今回はフロントフォーク! ホイール回りに次ぐ定番の軽量化ポイントね。 ただ困ったことに、26 インチ MTB 用の V ブレーキ対応フォークで軽量なものってあまりなくて、あっても肩下が高くて車高が上がってしまうものばかり。 なので怪しげな方法を使うことにしたよ!

700c フォークに 26HE ホイール装着

 買ったのは、コラムまでカーボンな 345g の何故か Bianchi なフォーク 14,000 円をヤフオクにて、と、[DIACOMPE BRS202 210g(実測) アーチサイズ:57-75mm ¥3234] をワールドサイクルにて。

 この BRS202 はショートアーチキャリパーブレーキ対応の 700c フォークに装着させることで、何と 650c や 26HE ホイールに対応できるのだ! ってどこかに書いてあった。 ホンマかいな、と思いつつもポチッとな。

ギリギリ届いてるような届いてないような

 右(左の写真)は届いてるんだけど、左(右の写真)はギリギリアウトに見えなくもない。 軽く走った後にタイヤを見たら擦れた跡は無かったけど、アウトだった時のことを考えると流石にちょっと怖い。

V ブレーキのシューに変えてみたら

 届いた! V ブレーキは左右にアジャスト出来るのでそれで何とかなった。 上下じゃなくて左右ね。

 しかしキャリパーブレーキに V ブレーキシューって使えるのね。 と、ここまでやったところでブレーキシューの上をちょと削れば良かっただけって事に気付く。 テヘ。

 ちなみに最初はカートリッジ式 V ブレーキシューを付けようとしたんだけど、指定通りの方向に取り付けると長く飛び出てる方がフロントフォークと干渉するから指定方向と逆に取り付けなきゃならなくて、でもそれだとシューが外れる方向に力がかってヤバそうだったので、この一体型の低グレードシューにしたの。 リアならブレーキ逆だからカートリッジ式が使えるね。

横幅は足りた?

 Latido の時と同様ギリギリだった。 ホイールが横に振れたら接触しちゃうね。

ブレーキの効きは?

 最初は V ブレーキ用レバーのまま BRS202 を引いてみたけど全然ダメ! シュルシュルシュルとシューがリムを滑る。 なのでちゃんとキャリパー用レバーに変えたところ、若干の改善はあったけど若干でしか無かった。 続いてシューをアルテグラの R55C4 に変えたらこれまた若干改善したようなしないような感じだけど、実用には耐えられず。 そして上記の V ブレーキシューにしたら更にもう少しだけ改善してようやく許容範囲になった! といってもリアの V ブレーキと同じくらいしか効かないけど。 装着させた V ブレーキシューが安価なやつなので、今度もう少しグレードの高いやつに変えてみようと思う。 カートリッジ式じゃない高級シューってあるのかな。

軽量化は?

 [元々のフォーク + Vブレーキ 1,019g] - [新フォーク + キャリパーブレーキ + コラムアンカー 590g] = 429g の軽量化。 17,234 円でこの軽量化なら文句ないね! ブレーキ自体をもっと軽量なものにしたかったけど、最大 75mm というリーチでこのグレードのキャリパーブレーキは他に見つからなかったのでやむ無し。

総評

 許容範囲ではあるものの、V ブレーキに比べて弱い制動力がマイナス。 今回はフロントだったからまだ良かったけど、Latido のリアは効きがかなり弱かったので、リアも、となると厳しいかもしれない。 キャリパーブレーキに慣れてる人には問題ないのかな。 ともあれ、肩下を上げたくなくて軽量さも追求したい今回のようなケースではそれなりに使える方法ではないでしょうか! でも組み合わせによってはどう足掻いてもシューが届かない可能性もあるので、そこら辺が怖い人は素直に 26HE フォークにしとけ! です!

※その後

 アンカーナットをスターファングルナット式に変えてみたよ!

 シューがオフセットシューカートリッジでで届くようになった!

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