JTEK ダブルコントロールケーブルスプリッター2019-07

 自分の愛車はアップハンドルにエアロバーを装着させている関係上ブレーキレバーが 2 セット必要なんスよ。 初代は補助ブレーキを噛ましての無理やりダブルレバー↓(リンク)

でもコレはちょっとワイヤーが長くなりすぎてリアブレーキやリアディレイラーにワイヤーが届かなかったりと結構無理なルーティングだったので、次いで導入したケーブルダブラー↓(リンク)

で長年過ごしてきたんです。 2 個で 1.25 万円と中々に高額だったケーブルダブラーももう 5 年使ったし、そろそろ違うのを試してみたいと思いますよ。

そこで登場ケーブルスプリッター

 購入店舗は今回初使用の SJS Cycles。 キャリパーブレーキ用の S サイズとより大きな引き量に対応した V & シフト用の L サイズを 1 個ずつの合計 2 個で総額約 80(ユーロ) の 1 万円弱 (間違えたSJSはイギリスで£(ポンド)だからもう少し高い)。 注文から 9 日で到着。 写真は S サイズね。 こないだの BMX エアロバー導入時にコイツも一緒に導入。

ケーブルダブラーとの違いは

 ダブラーは 2 つのレバーから伸びたワイヤーを 1 つのケーブルに繋げるので 3 本のワイヤーが必要になるけど、スプリッターは 1 本のメインワイヤーにサブワイヤーを繋げる形で 2 本のワイヤーを使います。

もいっこ違いは

 ダブラーは二つのレバーのワイヤーの向きが同じじゃないとダメだけど、スプリッターは逆向きでも平気。 BMX ハンドルには試しに逆向きで取り付けてみたけど、正向きより見た目が少しスッキリした気がするようなしないような。

取り付けはやすさは?

 ケーブルダブラーは構造が複雑でとにかく取り付けが難しく、取り付け後も細かい調整が必要でソレに失敗するとインナーワイヤーを廃棄せにゃならんコスパの悪さだった。 対してスプリッターはメチャクチャ簡単だー! 構造がシンプルだし、スプリッター側にアジャスターが付いてて調整も簡単だし、これはスプリッターの圧勝やね。

さて走ってみよう

 手前バーのブレーキレバーをサブレバーに、エアロバーのをメインレバーにしたら、サブレバーはケーブルダブラー時代と同じマイルドな効き具合ながら、メインレバーの効きが猛烈に良くなって引きも軽くなった! というかケーブルダブラーによって失われていた諸々が余計な機構の無いメインレバーだけ普通に戻ったと考えるべきやね。 油圧ディスクブレーキに勝るとも劣らない素敵な制動力。

オイルで引きが軽くなるか挑戦

 サブレバーのマイルドな効きを強く出来ないものかとスプリッターの可動部分にオイルを挿してみたけど、変化は全く感じんかったで…。

S と L の差は?

 引き量 2 の旧キャリパーブレーキ比率のレバーで S を引いたらスプリッターの最大引き量の半分くらいのストロークを使った感じ。 つまり引き量 4 の V にもギリギリ使えるんじゃないか、と思うトコロやけど、自分はシューとリムのクリアランスをギリギリまで詰める人間で、それで半分のストロークだったので、普通のクリアランスなら半分以上使う事は間違い無し。 つまり S は V ブレーキには使えなさそやね。 小型な S の方がワイヤーの取り回しがラクで良いんだけど。

評価は!

 ケーブルダブラーよりシンプルで簡単で制動力も高く値段も少しだけ安い。 コレは文句なしの (ホシ3つ) です! 最初からコッチ買っとけば良かったー! とは言えサブレバーの制動力は落ちるので、その辺を完全に解消しようと思うとそもそもブレーキ本体を二つ取り付けて別々のワイヤーで繋ぐ必要が生じるね。 キャリパー & ディスク両対応の中華カーボンフォークはそれが出来るけど、ディスクはもう使いたくないし、何とかキャリパーブレーキを 2 個、もしくは V ブレーキを 2 個取り付けられたり、キャリパー & V の 2 系統ブレーキが裏・表に装着できるフレーム・フォークが開発されてくれないものかしらね。 つまり 4 個のブレーキが装着できるヤツです。 良いヤツなんですよ。

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