鳴きまくり 26HE ホイール再検証2023-03

 ブレーキの鳴きと振動が凄まじくて使うのを止めた 26HE フロントホイールを久しぶりに引っ張り出してきた。 理由はブレーキの鳴きをもう少し調べたくなったから。 650B のリム Velocity A23 でも泣きが発生したけどソッチは解消できたし、コッチもイケるんでない? と思った訳です。

交換作業を

 以前この 26HE ホイールで鳴いた時に使っていたフォークは今付けている 700c カーボンフォークだったので、面倒だけどフォークも 26HE 用のに変えよう。 もしかしたらフォークが問題の可能性もあるからね。

ブレーキ周りは

 ブレーキ本体はアームレングス 80mm の超ショートアームな V ブレーキの TEKTRO 926AL。 シューは確かこの中古グラビエを買った時に付いてきた何の変哲も無いシュー。 レバーは今まで使っていたロングアーチキャリパーブレーキに適した TEKTRO FL540 を流用。 AL926 の要求引き量 3.125 くらいに対して FL540 のワイヤー引き量は 1.6 と足りなさ過ぎてアウトな組み合わせだけど、すぐ元に戻す事になるかもしれないので今まで付けていたこのレバーは交換せず。

シュークリアランス調整が厳しい

 引き量不足過ぎてギリギリまで詰めてもレバーの底付きが起きて最後の押し込みが出来ない状態。 なのでホイールの振れ取りをしてみたけど、このホイール全然振れが取れないー。 怪しげな中華リムだからか、シングルウォールだからか、変則スポークパターンだからか。 まあでも試すだけだからレバーの底付きが起きる状態でも良いでしょう。

走ってみよう

 お…お…お…コレは凄まじい引きの軽さと制動力! MTB 油圧ディスクブレーキ級だ。 レバーの底付きを起こす前にガツッと止まるしこいつぁ制御不能だ。 ってちゃうちゃう鳴くかどうかが一番の問題なんや。 結果は…鳴かない! と思ったけど少し走ったらサクッと鳴き始めた…。

原因は?

 引き量が足りなさ過ぎて制動力爆上がり? いやレバーが底付きするこの状態でシューがリムに強く押し付けられる筈が無いし、実際にレバーを握る手に抵抗は殆ど感じない。 単純にこのリムの摩擦係数が高過ぎる?

レバーを変えよう

 ワイヤー引き量を増やして制動力を下げるのだ。 エアロバー側だけ引き量3くらいの RL740 ってレバーにね。 引き量が増えた事で効きは弱くなる筈。 制動力を落とすと鳴りにくくなるのは分かっているからの措置ね。 FL540 は外すのが面倒なのでグリッと横に回転させてそのまま残す。

また走る

 鳴くね…。 やっぱりシューをリムに押し付ける感触は無くシューがリムに触れた瞬間にガクッと速度が落ちる。 …うん、リムの摩擦係数が高過ぎるという事で確定させましょう。 極弱い力で慎重にレバーを握れば鳴らないけど、常にその塩梅で引けるとは限らないし、効きもゆっくり減速する程度と弱いし、振動でガタガタもするし、完全にアウトです。

念の為 Litepro 本体に変更

 駄目だとは思うけど Litepro V ブレーキ本体に取り替えるも、鳴き・ガタは相変わらずでやっぱりアウト。 この中華 26HE 黒リムの実用は厳しそうだ。 無念。

前輪を 650B に戻そう

 コッチも制動力が高いと鳴くホイールやけど、この組み合わせが鳴かない事は知っとるので安牌に逃げた。 いや逃げたんちゃうわ適正化や。 結果は、鳴きは発生せず効きも程良し。 やっぱり安牌だった。

でした

 これ以上ブレーキを弱くする組み合わせは今の知識と手持ちのパーツじゃ無理だし諦めたー。 駄目なモンは駄目だった。 この 26HE リムも最初はこんなん鳴かなかったんだけどなあ。 使い続けた事で何かが変化したんやろね。 アルミリムに黒塗装はヤバい疑惑もあるし、ヤスリで表面の黒塗装を削ってみようかしら。 そうだこのリムはオールシルバー版もあったのでソッチでも鳴くか試してみたい。 けど果たしてこんな怪しいリムへの再投資に見合う価値は有るのか…です!

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