BE・ALL Bonnet Noir ALIZE TR2 のヘッドパーツ新調2024-04
なるべく低コストで組もうと思ってはいるけど、シルバーパーツをブラックに置き換えたいとも思っている TR2。 今回は銀のヘッドパーツを黒にするぞい。
元々のヘッドパーツは状態が悪い
使えなくはないけれど、ボールリテーナーの片方がサビサビだし、玉もポロポロ落ちてしまうから歪んでいる可能性あり。 しかも銀色だし。 という訳で倹約令を早速破って黒ヘッドパーツを買ってみた。 Aliexpress の Faithful Cycling Store にて ¥1,602 なり。
シールドベアリングだ!
玉押し調整が必要無いと言われるシールドベアリングの方が何かと楽だからね。 重量も元々のヘッドパーツの 130g と比べて 86.7g と軽量。 ふふ。
スタックハイトが!
ウキウキしながら届いた黒ヘッドパーツを眺めていたら、元々付いていた銀ヘッドパーツとスタックハイトが違う! スタックハイトが違うと使えないという知識はあったのに「アルミで軽いしシールドベアリングだヤッホーイ」ってな感じで高さを考えずに注文してしまった…。 こりゃアカン。
スタックハイトとは
この2箇所の高さの合計の事。 間違ってたらゴメンサイ。 で、このスタックハイトはフレームとフォークの組み合わせ毎に要求される値が細かく違っていて、合わないと一番上のロックナット (ヘッド上ナットとも) がフォークのネジ山に届かなかったり締めきれなかったりしてしまう。 スレッド式のいと複雑な事よ…。
それでも今回買った黒を使おう
ただし事前の計算だと上ナットはフォークに届かないので使わない。 カップアンドコーン式だと2つのナットを巧みに締める事で玉押し調整をしつつ緩まないように固定するけど、シールドベアリングは玉押し調整という概念が無いらしいので、簡単に緩まないくらい強めに締められる。 はず。 上ナットの防水パッキンが無くなるのは嫌だけど。
圧入開始
いつもの自作工具でクリクリとな↓
アジャスタブルレース装着
上玉押しとも呼ばれるようです。 しかしコレ専用工具じゃないからか掴み面積が狭過ぎて掴みにくい…。 それでもグリグリとそれなりに締め付け。 フォークの回転は重くなってないし何とかなったかな。 そしてギリギリねじ山が見えるね。 コレならイケる? と思って上ナットをクリクリしたけどネジ山には届かず…。 諦めよう。
アヘッドコンバーター装着
フォークコラム内が錆びていて分解時にスレッドステムを抜くのが固めだったので、コラム内の錆を軽くヤスリで削りつつ、次なる固着を回避するためにグリスも塗った。
ステム装着にて完成
上ナットを省いたぶんはステムを被せてカバー。 ステムを手で下に押し付けながらボルトを締めただけだから圧力はあまり掛かかってないだろうけど、少なくとも上玉押しがすっぽ抜ける事は無くなる。
重量は
-175.8g の軽量化と結構軽くなりました。
部位 | 旧 | 新 | 軽量化 |
---|---|---|---|
ヘッドパーツ | 銀 130g | 黒-上ナット 86.7-11.5=75.2g | 55.8g |
ステム | スレッドステム 359g | コンバーター+ステム 150+89=239g | 120g |
合計 | 175.8g |
今回気づいた事
カップアンドコーン式と比べてシールドベアリング式は構造上どうしてもスタックハイトが高くなる事。 そしてカップアンドコーン式はワンが直接ベアリング受けになるので頑丈な鉄製しか無く重量が嵩む事。
でした
ねじ切りスレッド式は、ボルトを1本緩めるだけでステムごとハンドルをスポッと引っこ抜けるのは魅力的なんだけど、スタックハイトが厄介だし、何よりフォークのコラム長がピッタリじゃないといけないのがツラいやねえ。 アヘッド式のコラムは長い分にはいくらでもオッケーだから。 ちなみに今回の上ナット省き手法は、自転車の世話を自分で出来るからやってるけど、素人さんは手を出さんほうがエエと思います。