後輪リムを XR-19W に交換2020-03

 今まで使っていた主力ホイールのリム KINLIN XR-22T はどんなタイヤでも嵌めが異様に硬くて辟易していたトコロ、ブレーキングでリムが削れて側壁厚が 1mm になったのでチャンスとばかりにリムを交換してみる事にしたぞい。 側壁厚は 0.7〜0.5mm で破断リスクがあるので 1mm 以下になったら要注意、との事らしいので。 詳しくはコチラにて。 ハブ・スポーク・ニップルはリムハイトの差が 1mm しかないので流用。

X-KEYMET XR-19W とは

 ワイドリム化前の昔のリムですな。 [外幅:19.6mm] [内幅:15mm] [高さ:21mm] [側壁厚:1.4〜1.5mmくらい] なり。 側壁厚は (外幅 - 内幅 - 2mm) ÷ 2 くらいに落ち着く感じっぽいね。 実測重量は 410g とカタログ値通りだった。 ERD は 595mm の XR-22T と同じスポークを使って丁度良かったので同じくらいでしょう。 穴数は 32H と 36H しか無いみたいだけど、パックスサイクルなら 20, 24, 28 も手に入る。 今回は 32H です。 摩耗限界インジケーターは無し。 あってほしかった。

まずは今まで使ってたやつをバラしましょう

 バラした XR-22T の重量は 445g と新品時の 456g から 11g 軽くなっていた。 側壁厚 1.5mm から 1.0mm と 0.5mm 削れた訳だから、0.1mm につき 2g チョイ軽くなる感じかな。

↑新生物ハブスパイダー。

組み上がり

 組み方はバラす前と同じ左右 6 本組み。 重量は ベロプラグ 込みで 805g。 無しだと 799g くらいかな。 今までのヤツは 847g + リムテープ 15g = 872g だったので 67g の軽量化やね。 外周部だけで。 テンションは NDS:75kgf くらいの DS:105kgf くらい。 テンション差が出にくい 10s アメクラリアハブだから差は 30% 程度に抑えられた。 が、2 本ほど 30kgf な超低テンションな箇所があって、でも振れは無い。 うーん気持ち悪いけど振れてないなら良しとしましょう。 いつぞやのヤツも平気だったし。 再利用したスポークで妙に曲がってるのがあったせいだろうか↓

ベロプラグは

 8.5mm の黄色でピッタリ。 スパナの柄でグイッと押し込むと角度が良ければ 1 回で嵌ってくれる程度の抵抗。 今までは何度もガンガン叩かないと嵌まらないリムばかりだったけど、今回の XR-19W はまるで黄ベロプラグの為に生まれてきたリムのようだ。

例の穴があったのでテープで塞ぐ

 今前輪に使っているリム アメリカンクラシック Sprint 350 と同じくリム接合部分に小さな穴が 2 つ。 テープで封殺。 コレらが作られた頃の流行りなんかな。

肝心のタイヤの嵌めやすさは

 タイヤは IRC JETTY PLUS。 バラしたリム XR-22T には何がどうあっても素手では嵌まらず タイヤキー を使ってもかなり苦労したけど、今回は素手で嵌められたぞー! 初回は大した抵抗もなくスルスル嵌まり、2 回目はそれなりにグリグリする必要があったけど素手でイケた。 ようやくタイヤが嵌めやすいリムを手に入れたー! 感激。

↑嵌まる直前。 実測幅は 26mm とカタログ値 25mm にそこまで違わない値になった。 19mm 内幅のリムに装着させた時の 27.8mm と比べると 15mm 内幅はやっぱり細くなりやすな。

走ってみよう

 スピードは例によって今まで通りですな。 踏み心地も変化無し。 リムを変えたくらいでその差に気付くと思うなよこの我がっ!

ブレーキが効くようになった

 今までと同じ感覚でブレーキを掛けたら予想より早くロックした。 劇的な差じゃないけどどうやら制動力が少し高まったっぽい。 よく見たらリムに薄っすら溝があるね↓

 これがエグザリットみたいに効いてるんかな。 それとも新品の新リムと中古の外したリムの比較だからかな。 まあ分からんけど効くようになった事は間違いない。 以前 Escape R3 付属ホイールから今回外したリム XR-22T にしたら 30% くらい制動力が高まって、新リムで更に 15% くらい高まった感じやね。 もしこの制動力アップが溝のお陰ならそのうち溝が削れて効きは弱まるとは思うけど。

 そういえば側壁厚さの 1.4〜1.5mm ってのはこの溝を含んだ厚さな訳だから、実際は 1.35mm とかそのくらいなのかもしれない。 なので耐用年数は少し短かめなリム? 知らんけど。

左右の穴振りを逆にしてしまった!

 ブレーキ面を見ていたら気付いた。 穴振り度合いが小さかったので気付かんかった…。 組み直すには ベロプラグ を外さにゃならず、外したら再利用が厳しくなるし、それ程激しい振りでもないし、何より面倒くさいので、このまま走りましょう。 刹那的に。

↑穴振り自体が僅かなので写真じゃ分からないかな。 真っ黒リムだけどアイレットが少しはデザイン的なアクセントになっているね。 無味乾燥はギリギリ避けられた。 ニップルカラーを変えるのが手っ取り早く地味さを消すには良いかもしれない。

アンチバイトガード紛失

 ホイール組み中にカランカランと何かが落ちる音がしたけど多分その時かな。 見つからない筈はない閉鎖環境、つまり室内で組んでいたから無くなるとは思えないんだけど、何処にも落ちてない。 どうにもならんのでこのまま走ったけど今の所問題ナシ。 アメクラハブのアンチバイトガードは前からポロポロ外れていたから警戒しておくべきだったね…。 無念。

 しかしこのハブ、買ってから 4 年使い倒したからか、踏み込みでギシギシ鳴るし、最近は強く踏み込むと「ガキガキガキンッ!」って鳴ってフリーが空転したりするし、ボチボチ買い替えたい。 でもいつもの AliExpress は新型コロナの影響でいつ届くか分からんし、国内で買うと高いし、悩ましいね…。

スポークプレップ使わず

 ソレを使っていたせいか、今まで使っていたバラしたホイールはブレーキシューのクリアランスを極限まで狭めたい自分でも 1 年に 1 回振れ取りをするくらいで済んでいたから効果はあるような気もしたけど、今回は使わず。 変化を試して見たくて。 さて。

でした

 価格は ¥5,000 前後と程々で、700c で 410g と重量もやや軽めで、タイヤも嵌めやすく、ブレーキも効き気味で、穴数は 20〜36 と豊富。 コレは現状においての自分的定番リムを見つけてしまったかもしれない! 左右の穴振りさえなければ完璧! です!

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