Tideace フィッシュボーンアルミハウジングケーブル2018-05
以前買った AICAN の超軽量ブレーキワイヤーが経年劣化でヨレてきたので新しいのを買ってみた。 それがタイトルのやつ。 AliExpress の lbdbikes Store にてクーポン使用で ¥1,730。
内容物は [アルミアウター+ライナー] [ライナー] [インナー 2 個] [アウターキャップ 10 個]。 何故かライナーが 2 個入ってる。 まあライナーは一旦カットしたら長さ変えられんし予備はあった方が良いやね。
重量は
アウター + ライナー が 1.81m で 58g。 手元のどこにでもあるようなアウター 0.67m の重量が 37g だったので、それを 1.8m に換算すると 99g となります。 Tideace のはソレの約 58.6% の軽さやね。
インナーは
Tideace の公式?っぽいページによるとテフロンコーティングってなってるけど、見た目はよくあるステンレスインナーと同じに見える。 手元にあるいつからあるのか覚えてない出所不明のケーブルと指でスリスリした触り心地を比べたところ、確かに少しスムーズな気はしなくもない。 悪くはなさそやね。 末端は片側がロード STI 用で反対側がフラットバーレバー用の汎用性が高い素敵なやつ。
早速アウターをバラそうとしたら
別途付属するライナーとは別にアウター内にもライナーが入ってて、しかも両端が広がってつっかえになっててアウターが外れない…。 だもんで広がってる端っこはカット。
AICAN との違いは
AICAN はピースとピースの間をゴム的なものでジョイントして連結させとるんやけど、このゴムが使い込むと折れしまうんよ。 何箇所か折れた状態で使っても実用上は特に問題無かったけど、何だか気持ち悪い。 対して Tideace はピースの両側が丸い出っ張りと丸いヘコみになっていて、つまりオスメスになっていて、そこが噛み合うことで連結 & 曲げに対処してる。 なので恐らくだけどこっちは半永久的に使い続けられそうな気がする。
↑上が Tideace で下が AICAN ね。
AICAN のゴム折れ
ゴム部分が折れてるとこんな感じでワイヤーをピンピンに張った状態でもアウター同士がちょっとズレてまう。 体感できる大きな問題は無いけど、何かしら問題はあるんやろな。
車体に取り付けてみた
丁度良い長さにカットしたライナーにインナーを通して、その上にピースを一つずつ通していく。 AICAN よりも曲がるのでルーティングの自由度は高そう。 見た目がストレートでスマートな AICAN に較べて Tideace はデコボコしてて自分好みじゃないのがタマにキズ。 インナーは交換しなかったよ。
ライナーは
カットしたら長さ変更できないライナーは、いくらでも長さ変更ができるこのアルミピースアウターの良さを消してしまうので使わずに取り付けようと思ってたけど、ライナー単品は ¥100 台で買えるものらしいので気兼ねなく使ってみた。 ちなみに AICAN のライナーはゴムジョイントに引っかかって中に通らず使ってなかったけど特に問題なかったから、多分コレもライナー無しでイケるとは思う。
ついでにブレーキレバーも変えた
ブレーキ本体は前がキャリパーで後ろが V なんやけど、今まではどっちも RL740 って V 用補助レバー (厳密には引き量 3 だから [V:4] と [新キャリパー:2.5 or 旧キャリパー:2] の中間くらいのやつ) で引いてたんよ。 でも今回を機に前レバーはちゃんとキャリパー用にした。 PACE に付いてた引き量 2 の補助ブレーキ。 これリターンスプリングが弱いんで引きが軽くて良いんよね。 で、それにより前ブレーキの効きは体感で 2 倍と一気に強化! 慣れるまでジャックナイフしないかヒヤヒヤやね。
効きの強化に関しては、アウター変更の効果もあるかもしれんけど同じアルミピースアウター同士でそんなに変わるとも思えんし、やっぱりレバーのワイヤー引き量は少なければ少ないほど効きが強くなるのは間違いなさそう。 引き量が少ないとシューの移動量が減ってリムを挟み
でした
折れやすいゴム連結の AICAN に較べて、凸凹形状なので添えるだけで勝手に噛み合う Tideace は使い勝手とは遥かに良い。 値段も 1/3。 ただデコボコしたデザインがちょっと好みちゃうんよね…。 なので評価は
それにしてもやっぱり Ali は安いやね。 出品ストアがアレでも Open Dispute してアレなことを主張すれば Ali の運営が返金してくれるし (過去 2 回の Open Dispute はどちらも全額返金)、日本じゃ見かけない怪しげな物も売ってるし。 こんな魅力的なお買物サイトがあると物流は