エアロアップハンドル2021-05

 自分アップハンドルにエアロバーを取り付けたカマハンエアロバーってのを使っております↓

 今は BMX ハンドルをベースにしているから BMX エアロバーだけど。 こんな感じね。 コレがひとまずの最適解ではあるものの、定期的に他の方法を模索したい欲求に駆られるので、今回はその欲求を満たすぞい。

先に完成写真を

 両脇をカットした BMX ハンドルがベースなのはそのままで、今まではエアロポジションとアップライトポジションの握りをエアロバーとバーエンドバーで賄っていたのを、両方ともエアロバーのエクステンションバーで賄う訳です。 ただエクステンションバーだけだと長さが足りないので別のバーで長さを延長する。

エクステンションバーは

 プロファイルデザイン T++ ってヤツと、同じくプロファイルデザインの Air Strike

Air Strike は短くカット

 コレをアップバーの握り部分にしますよ。 もう何年も使ってなかったから今後使う事も無いだろうしぶっ壊してもエエでっしゃろ。 グリップの長さはどれくらいが適切か分からないので 16.5cm と一番長く取った。

2つのバーの連結は

 昔買ったエアロバーのドレかに付いていた連結具で締め付ける。 最近のエアロバー連結具は片側が 31.8mm ばかりなのでこういう用途にはシムを 2 つ咬まさなアカンのがアレやけど、コレは 22.2mm と 25.4mm なので 22.2mm 側ならシム無しで、25.4mm でもシム 1 つで対応できて比較的スッキリ。

強く締めると割れるかもしれないので

 どっちのエクステンションバーも一般的なフラットバーと比べて肉薄だったので、外径 19mm のアルミパイプを差し込む事にした↓

 ただピッタリじゃないので 0.1mm 厚くらいのステンレスシートと思われる物を巻いて隙間を埋める↓

 4 つの差し込み箇所のうち 1 箇所だけゴムハンマーで叩き込む必要があるくらいピッタリでキツキツ。 残り 3 箇所は手で差し込めたけどそれなりにキツくて指でグニグニしてもガタは感じなかった。 問題無さそやね。

外れるリスクも除去しよう

 ドリルで開けた穴にスポークを通して外れないようにした。 長さはピッタリにカットして引っかかりも無いので外れないように何か手を打つべきか。 しかしガタは無いのに写真で見るとステンレスシートとエクステンションバーの間に隙間があるね。 ゴムハンマーで叩き込んだ箇所なのに。 真円じゃないって事? 叩き込んだから? (ふち)が削れているだけ?

コレで加工は終了したので組み上げて完成写真になる訳です。

大きな変更点はバーの高さ

 エアロバーの位置が大幅に高くなるので、相対的にステムの位置を下げられる。 コレにより今までよりコラムの短いフォークにも対応しやすくなった。 今回使ったフレーム Giant Defy 2016 500サイズのヘッドチューブ長 160mm だとステムを一番下まで下げても今までよりエアロバーの位置が少し高くなったので、もう少し下げる余地がある。

 あとアップバーの握り位置は少し下がった。 今までのヤツはエアロポジション時に前傾具合が行き過ぎないようにするとアップバーの位置が高くなりすぎてしまっていて、立ち漕ぎする時にアップバーを握ると肘が凄く窮屈だった。 それが少しマシになった。 少しだけ

脇を締めなくて良い

↑別の記事で使った画像なので今回のと少し形が違うのは容赦してもらうとして、画像右側のように腕を内側に入れなくて良くなったので快適度がアップしたです。 あと操舵性もアップ。 空気抵抗は少し増えるでしょう。

力を込めにくくなった?

 自分の考えるエアロバーの最大のメリットは肘置きに肘を置いてラクができる事だけど、二番目のメリットはバーを引いて肘を肘置きに押し付けると↓

踏み込み時の反力を抑えられるのでギア 1~2 枚分の出力アップが図れる事です。 で、今回の新エアロアップハンドルはその効果が少し減った。 脇が開いたから? 腕が少しハの字になったから?。 もしかしたら肘パッドの位置が少し前に出て腕も少しだけ前に突き出す感じになったからソレが原因かな。 バーを引いた時に今までより(たわ)むようになったのも一因でしょう。

個別の角度調整が出来なくなった

↑今までのはアップバーとエアロバーの角度を別々に調整できたけど、今回のはアップバーとエアロバーが連結してるので両方の角度が一緒になってしまう。 自由度が下がった。 ただ輪行時にハンドルを外してバーの角度を垂直にしてハンドルを平らにする時の手間は減る。

総合した走りの変化は

 劇的な変化は無しです。 脇が空いたので少しリラックス出来るようになりつつ、アップバーの位置が下がったので立ち漕ぎで腕が詰まりにくくなりつつ、エアロバーをグイグイ引くパワフル走行がやや弱体化しつつ、角度調整の柔軟性が下がった。 プラマイゼロですやね。

そしてまた別の形態に

 エアロバーはまた脇を締める感じに戻した。 そしたら予想通りエアロバーの引きによる反力潰し効果は改善。 同時に「こんな窮屈だったのか」と痛感。 やっぱり一長一短や。

でした

 特にしなくても良い改造だったけどしたかったのでやってみたです。 結果はアチラを立てればコチラが立たず、の典型例やった。 そうそう、このハンドルの名称を「カマハンエアロバー」から「エアロアップハンドル」と改名します。 そっちの方がより広い意味になるから。

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