Tern Link A7 細かくパーツ変更して組み終わり2021-02
完バラした Tern Link A7 をようやく再組み立てしたです。 その過程で色々とパーツを変えたので、ザッと変更部分を列挙しましょう。 基本的には乗り心地を軽視しての軽さ重視です。 元々付いていたパーツはコチラを参照の事。
ホイール・タイヤ・チューブ
ホイールはこないだ組んだやつね。 タイヤ・チューブはココに書いたパナレーサーミニッツライト S 20x1.25 と R'Air 20x1.0~1.25。 これで一気に 1.4kg くらいの軽量化。
フロントフォーク
AliExpress で買った 20 インチフルカーボンフォーク 352g ¥6,159。 コラムは 28.6mm のオーバーサイズでエンド幅は 74mm。 ブレーキは 451 のキャリパーブレーキ用だけど、最大アーチ長 75mm の BRS-202 という超ロングアーチキャリパーブレーキを使う事で 406 でも使えるようになった。 そしてここでも -1.2kg と一気に軽量化。
でもコレいずれ折りたたみ用の加工をせにゃアカン。 コラムカットして今まで通りのハンドルポストを付けると軽量化幅は多分 -0.5kg とかに減退するでしょう。 あと肩下が 290mm と Link 標準フォークから 2cm 下がったので、折りたたんだ時に車体が斜めに傾いてしまう筈。 さてソレはどうやって解決したものか。
ヘッドパーツ
AliExpress の litepro Official Store で ¥641 の 72g。 Link 標準から 30g 程の極僅かな軽量化とシールドベアリング化。
コラムスペーサー
こんな長いコラムに敷き詰めるだけのコラムスペーサーを持ち合わせていなかったので、いつぞやのシートクランプで根本だけ固定方で茶を濁す。 29cm 飛び出たコラムにステムスタックハイト 4cm を引いた 25cm ぶんのコラムスペーサーを敷き詰めると下手したら 100g になるっぽいので、ある意味コレも軽量化。
クランク
メインで使っている 700c 車に装着させていた FC-7950 [左:179g] [右:312g] [両方:490g] を移植。 BB は前回決死の覚悟でネジ込んだ BB-R9100 66g。 ここでは 0.5kg チョイの軽量化。
シートポスト
AliExpress の litepro Official Store で買ったカーボンシートポスト 308g ¥3,049。 カーボンだから滑りやすいと思って固定力を高めるためにシートクランプのレバーを六角レンチで締めるボルトに変えた↓
アルミでもずり落ちたからより滑りやすいカーボンは止めた方が良かったんだけど、ソレを知る前に注文してしまっていたのです。 アルミと比べてそこまで軽い訳でもないし失敗したかな…。 ボルト締め変更で問題が解決すると祈りましょう。
ハンドル
随分前に買ってずっと押入れ保管だったカーボンフラットバー 126g。 700mm と長いのでカットするからもう少し軽くなる予定。
ブレーキレバー
AliExpress の Outsport&AI Store で買った Litepro 超軽量 V ブレーキレバー 66g(左右ペア) ¥1,887。 驚く程軽いね。 前ブレーキはキャリパーブレーキだから使うのは左だけ。 リターンスプリングの戻りは弱めなので少ない力でレバーを引けそう。 レバー比 3.7↓
一般的な V ブレーキのレバー比 4 と比べて大きな差はないから問題無く動作するでしょう。 前輪の右レバーはドロップハンドル用の補助ブレーキレバーを使った。
ブレーキ本体
V ブレーキ本体は Ali の SL Cycling Store で買った LITEPRO Vブレーキ本体 [アーム片側:40g] [ボルト2本:6g] [リードパイプ:5g] ¥2,189。 変に赤色が入っているのが自分好みじゃないけど、Link はフレームが赤だからあまり違和感が出なくて助かった。
さあ重量計測です
まだ変更パーツはあるけど長くなるのでその紹介はココまで。 で、測定結果は、初期状態で 12.4~12.5kg だったのが…8.0~8.1kg! サドルとペダルは普通のだからソコを軽くするだけで、いやキックスタンドを外すだけで 7kg 台に突入するぞコレ。 まだグリップすら付けてない最低限走れるだけの状態での重量だけど、まさかこんなに軽くなるなんて思ってなかったよ…。 今回かかった費用約 4 万円で 4.4kg の軽量化は素敵な費用対効果。 安物買いの大成功。
とは言うものの、元々持っていた流用パーツの費用は未計上なので、特に DURA クランクはソレに近い軽さの物はどんなに安く調達しても最低でも 1 万円はかかるし、ホイールも自分で組めないと更に出費増だし、そのうちやるであろうハンドル折りたたみ加工で間違いなく増量するので、最初から軽い折りたたみ自転車を買う選択肢を完全に奪い去るモノでは無いかな。 労力も考えれば尚更。
走りは軽くなった?
バラしてから 1.5 ヶ月経っているので元の走りを明確に覚えてはいないし、近所を軽く流しただけだけど、加速は間違いなくギア 1 枚分は軽くなってると思う。 巡航速度はまだサイコンを付けてないので分からずです。
乗り心地は
タイヤが 1.75 インチの 47mm から 1.25 インチの 32mm (実測29mm) と一気に細くなったからか路面の細かい振動がハンドルに届くようになった。 大袈裟に言うとアスファルトのザラザラまで明確に伝わる感じ。 空気圧は 6bar にて。 1.75 インチの時は英式バルブだったので空気圧は分からないけど 3bar とかだったと思うので、流石に空気圧が違いすぎて乗り心地が全然違う。 段差での跳ねは、跳ねると言うか手が痛い! ガンガンくる。 総じて見ると乗り心地はかなりの悪化。 そのうち空気圧を下げて変化を見てみよう。
ハンドルのフラつきが
軽量化前はあまり感じなかった小径車特有のハンドルのフラつきが一気に噴出。 クイックで鋭敏でピーキーなハンドリング。 原因は細タイヤ? 軽量化? ヘッドパーツのベアリングが滑らかになった? 空気圧を下げたらマシになってくれるだろうか。 でも何故か手放し運転は出来た。
ブレーキは
前輪の [ドロップハンドル用補助ブレーキレバー] + [超ロングアーチキャリパーブレーキ ダイアコンペ BRS202] + [シマノ R55C4 シュー] の組み合わせの効きはかなり弱い。 もしかしたらママチャリ以下かもしれない。 似た組み合わせでもこの時はシングルレバーなら普通に効いたんだけどなあ。 何か対策を考えたい。
リアの超軽量 Litepro V ブレーキレバー & 本体のセットは、レバーの引きはかなり軽くて、効きはちょっと強過ぎる感じ。 MTB 油圧に肉薄するレベル。 もうチョイ効きを弱めたいかな。 あと握りの感触がグニャッとする。 レバーも本体も超軽量で剛性が低いんだろうか。
リムは Link 標準を流用したけど、以前感じたブレーキ効きのムラは無かった。 初期ホイールの組み方に問題があったのかも。 前輪の異様なセンターズレといい Tern 品質悪しの疑惑は更に強まる。
シートポストはずり落ちる?
落ちた。 シートクランプをクイックレバーから六角レンチ締めに変えたから強く締めれば落ちるのは遅くなったけど、カーボンだから締め過ぎて割れるリスクと背中合わせなので、完全に落ちなくなるレベルまで強く締める勇気は持てず。 コレも要対策だ。
ハンドルが低くなった
Link 標準ハンドルポストの一番低い状態と比べても 5cm は下がった。 首のヘルニア持ちで前傾姿勢嫌いの自分には低すぎる! サドルよりハンドルが低いのは自分的に限界突破状態なんよね。 ハンドルポストの折りたたみ加工をする時に高さ問題にも対処しよう。
キックスタンドが
改造前は短くて車体が寝過ぎてしまっていたけど、フォーク肩下低下とタイヤを細くした事で車高が下がったからか、今度は立ち過ぎてしまって停車中にハンドルがスタンドと逆側の右に切れただけで倒れてしまう。 ハンドルを左に切っておけば倒れないけど、地面が少しでも傾いていたら立てられないし、これもどうにか対処したい。 でもキックスタンドの末端のゴムは外せなさそう。 切り裂く? うーん…。
でした
いやはや本当にまさかココまで軽くなるとは…。 でも逆に言えばココらが限界でしょう。 Link の軽量化は 8kg 切りが限界で 7kg 切りは不可能と結論付けましょう。 知らんけど。 まあそんな感じでまだまだ山積する問題を解決する為、当分はコイツで遊ぶであります!