V ブレーキ用補助レバー RL7402014-06

 恐らく V ブレーキ用で唯一の補助ブレーキレバーである RL740。 キャリパーブレーキ用の補助レバーと比べて重量は左右ペアで 124g と僅かに重いものの、レバーが長くて握りやすく、ワイヤー受けが可動式になっているので窮屈なワイヤールーティングにも柔軟に対応できるという利点があるます。 しかしリターンスプリングがないので握ったレバーが最後まで戻りきらない問題がありもす。 だからそれを解決するのだ!

余ったチューブをリターンスプリング替わりに

 パンクして捨てるだけのチューブをハサミで切って紐状にし、それを RL740 に結びつけることでリターンスプリングの替わりにした。 チューブ紐を結ぶ位置は、レバーを完全に開いた状態で使うなら、レバーの開き具合を調節するネジの上にする必要あり。

使い心地は?

 実際に取り付けて走った訳ではなく手でニギニギした感じでしか無いけど、ちゃんとリターンスプリングが付いているものに比べるとちょっと戻りが弱いような気がする。 でも弱く感じるのはほんの少しだし、ゴムひもを太く長くして 2 重にも 3 重にも巻けば戻りは強くなるだろうから、これは実用可能かも! ニギニギだけだから確かなことは言えないけど!

 しかしリターンスプリング無しって「レバーを引く度に自分で元の位置に戻してね」ってことかい? 酷いぜメーカーさん!

※追記)

 その後実戦投入してみたらゴムひもリターンスプリングは全く問題なし! これは使える!

※追記 2 )

 ブレーキレバーのレバー比についての知識が身についたことによりちょっとおかしい箇所が見えてきた。 この RL740 はキャリパーブレーキに使ってもそれ程制動力が落ちないんよ。 なのでレバー比を測ってみたら…

 左から V レバーのシマノ DXR BL-MX70 が 38mm で、中央の RL740 が 29mm で、右の旧比率キャリパーレバーのテクトロ 275A が 19mm。 V 用補助レバーと言いながらレバー比はおよそ [4(V) : 3(RL740) : 2(C)] と V と旧比率キャリパーの中間だった! V に使うとシューの移動量が少ないからクリアランス調整が厳しくなり、キャリパーに使うとシューの移動量が大きすぎて制動力が弱まる、ってことだね…。 アームレングス 80〜85mm のミニ V ブレーキ用のレバーだコレ。 まあ実際にアームレングス 105mm の普通の V 本体に使っても何とかクリアランス調整は出来てるから普通の V 用として使えるけど。

 しかしアレだ、ワイヤー引き量が少なくても問題なく使えてるってことは、やっぱり新キャリパーとミニ V ブレーキは問題なく使えるってことだ。 ふう。

更新情報
自転車弄り
旅・ツーリング
データ的な
独り言
問い合わせ
スマホ表示
…通信中…
旧デザインに戻す